カルチャーの執筆一覧

世界のノンフィクション秀作を読む(50) 『アインシュタイン』(下)

著者: 横田 喬

D・ブライアンの『アインシュタイン』(三田出版会刊、鈴木主税:訳) ――天才が歩んだ愛すべき人生(下)    ◇ノーベル賞と不確定原理  1922年10月、アインシュタイン夫妻は外遊に出た。日本では、夫妻は贅を

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世界のノンフィクション秀作を読む(48) マリー・キュリー(1867~1934)の『自伝』(下)

著者: 横田 喬

マリー・キュリー(1867~1934)の『自伝』(筑摩書房刊、木村彰一:訳) ――ノーベル賞を二つ受けた世界で唯一人の女性科学者の独白(下)    夫の死は、彼の行なった発見の意義がようやく社会的に認知されるよ

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江東自転車エコライフ通信216号/楽しく自転車で走る会(24.1.28)日本橋七福神 + 貨幣博物館+日比谷公園

著者: 中瀬勝義

※ちきゅう座より 以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 http

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世界のノンフィクション秀作を読む(47) マリー・キュリー(1867~1934)の『自伝』(上)

著者: 横田 喬

マリー・キュリー(1867~1934)の『自伝』(筑摩書房刊、木村彰一:訳) ――ノーベル賞を二つ受けた世界で唯一人の女性科学者の独白(上)    本編の主人公「キュリー夫人」は十九世紀後半、帝政ロシアの過酷な

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世界のノンフィクション秀作を読む(46) Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(下)

著者: 横田 喬

Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(筑摩書房刊、マックリーヴェ阿矢子:訳)――専門知識を持たぬ一主婦による犀の孤児の世にも稀な育成記(下)    ▽成長と変化  ルーファスにとって、

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世界のノンフィクション秀作を読む(45) Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(上)

著者: 横田 喬

Y・カーニー(生・没年不詳)の『私のルーファス――犀を育てる』(筑摩書房刊、マックリーヴェ阿矢子:訳)――専門知識を持たぬ一主婦による犀の孤児の世にも稀な育成記    イギリス系白人の筆者は二十世紀前半と思しき

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お江戸舟遊び瓦版1015号/最近人気の神社詣で+ヒルズ巡り(虎ノ門、麻布台)

著者: 中瀬勝義

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世界のノンフィクション秀作を読む(44) R・ステフォフ(サイエンス・ライター、生・没年不詳)の『ダーウィン』(大月書店:刊)――世界を揺るがした進化の革命(下)

著者: 横田 喬

◇第四章 理論の誕生   <種とは何か>種は、生物分類学の基本単位だ。近代分類学の基礎を築いたスウェーデンのC・リンネはあらゆる生き物を植物界と動物界とに二分した(現代の生物学者は、植物界・動物界・菌界・他に微小な単細胞

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世界のノンフィクション秀作を読む(43) R・ステフォフ(サイエンス・ライター、生・没年不詳)の『ダーウィン』(大月書店:刊)――世界を揺るがした進化の革命(上)

著者: 横田 喬

 十九世紀イギリスの哲学者H・スペンサーはチャールズ・ダーウィン(1809~1882)の進化論を支持し、「適者生存」という概念を産み出した。これが極端化すると、人種差別主義者の正当化に利用され、ナチスのユダヤ人迫害に利用

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江東自転車エコライフ通信215号/ 楽しく自転車で走る会(23.12.23)東京スカイツリー

著者: 中瀬勝義

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ささや句会   第99回   2023年12月20日 水曜日

著者: 公子

味噌蔵に豆熟れてゆく冬銀河                  丑山孝枝   冬夕焼つぶやくやうに反戦歌                  新海あぐり 乗り換への長き地下道去年今年                 丑山霞外

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「私たちはガザの人々と連帯する!」:空襲警報を鳴り響かせて爆撃に抗議するスペイン・ゲルニカの市民たち

著者: グローガー理恵

その背景:空爆を受けたゲルニカ ゲルニカはスペインのバスク地方にある小都市。 スペイン戦争の真っ只中だった1937年4月26日、ゲルニカはドイツとイタリアの戦闘機による大規模な爆撃を受けた。 1936年から続いていたスペ

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世界のノンフィクション秀作を読む(歳末番外編) 市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』(下)

著者: 横田 喬

市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』<紀行文集『欧米の隅々』(素粒社刊)から抜粋> 希代の文章家の自由闊達で躍動感あふれる才筆(下)  (ピラミッドの)下りは十二三分もあれば足りる。下へ

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世界のノンフィクション秀作を読む(歳末番外編) 市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』(上)

著者: 横田 喬

市河晴子(1896~1943)の『エジプトの驚異――ピラミッドに登る』<紀行文集『欧米の隅々』(素粒社刊)から抜粋> ――稀代の文章家の自由闊達で躍動感あふれる才筆(上)    筆者、市河晴子は英語学者・市河三

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菅沼正子さんの「今も輝くスター55」(8)(9)が届いてます

著者: 内野光子

 今回は、ジェニファー・ジョーンズとジャン・ギャバン。二人とも忘れられない名優でしたね。ともに語れる友人が少なくなってしまい、それに、断片的なシーンは思い出せても、残念ながらストーリーは忘れてしまっている。菅沼さんはさす

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世界のノンフィクション秀作を読む(42) 浜忠雄(1943~:北海学園大学名誉教授)の『ハイチ革命の世界史――奴隷たちがきりひらいた近代』(岩波新書)――未完の脱植民地化を問い直す論考(下)

著者: 横田 喬

 ◇第三章 先駆性ゆえの苦難――革命以後の大西洋世界(続)   <ハイチ革命と大西洋世界>奴隷制度下で虐げられている者にとって、ハイチは「解放のシンボル」だった。奴隷主は奴隷たちが以前よりも「無礼」で「反抗的」になったと

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世界のノンフィクション秀作を読む(41) 浜忠雄(1943~:北海学園大名誉教授)の『ハイチ革命の世界史――奴隷たちがきりひらいた近代』(岩波新書)――未完の脱植民地化を問い直す論考(上)

著者: 横田 喬

 一八世紀末、カリブ海の島で黒人たちが立ち上がり、自身の手で史上初の奴隷解放を達成した。反植民地主義を掲げるこの革命と、苦難に満ちた長いその後。フランス革命やアメリカ独立革命にも匹敵する、その先駆性を誠実な学究が真摯に説

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江東屋上菜園瓦版202号/区長辞任に伴う江東区長選挙が始まる!

著者: 中瀬勝義

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世界のノンフィクション秀作を読む(40) リール・ワーテンベーカーの『愛は死を見つめて』(筑摩書房刊。高橋正雄:訳)――癌との闘いの高い人間性の品位と尊厳の記録(下)

著者: 横田 喬

◇祖国との別れ  11月5日(金)、私たちは旅客船の三等船室に潜り込み、海路ニューヨークを離れた。夫の体を蝕もうとする徴候が船上で姿を現した。夫の下腹がそれと判る位に膨れ、触ると熱を持っていた。一方の睾丸が大きく膨れ、華

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世界のノンフィクション秀作を読む(39) リール・ワーテンベイカーの『愛は死を見つめて』(筑摩書房刊。高橋正雄:訳)――癌との闘いの高い人間性の品位と尊厳の記録(上)

著者: 横田 喬

 筆者(1908~没年不詳)は雑誌社の元記者で文筆家。職場で上司のチャールズ・ワーテンベイカーと知り合って恋に落ち、結ばれる。夫は42歳で、妻は34歳。両人とも三度目の結婚だった。夫は癌に侵され、55年初頭に亡くなるが、

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