*コロナをめぐる難しい事態はなお続いておりますが、会場が閉鎖されないかぎり十分に注意しながら講座を継続したいと思っております。教室は十分に広い会場を用意しております。 *昨年来「第二江戸思想史講義」として『中庸』首章の「
本文を読むスタディルームの執筆一覧
現在の財政・金融問題から
著者: 大上俊男一、財政ファイナンスまっしぐら(通貨増発歯止めなし)! 安倍政権(当時)は、日米の協調でのグローバル資本主義(多国籍資本中心)によるアジア太平洋圏支配―そのために、TPP推進と労働と全生活領域での社会的規制の撤廃、戦略特
本文を読む水を治むるもの其心亦必流水の如くを要せり――田中正造・第2部――(2)
著者: 野沢敏治1 政界から社会へ 年譜でも記したが、正造は治水問題に対処するにあたり、それまでとは運動の場所を変えている。議会での論戦や権力争いの政界から「社会」へと根拠地を移している。それとともに、次第に活動の質と思想を鍛えてい
本文を読む水を治むるもの其心亦必流水の如くを要せり ――田中正造・第2部――(1)
著者: 野沢敏治事の発端とその後 鉱毒問題に一つの転機がくる。1902年(明治35年)3月、桂太郎内閣に鉱毒調査委員会が設けられた。それは前年12月の正造の直訴事件が引き起こした世論の沸騰を受けた政府の対応であり、その後調査会は鉱毒の
本文を読む東北フォーラムホームページNo.4 井上元東北大総長の研究不正疑惑の解消を要望する会 新着情報No. 14
著者: 大村泉新着情報 No.14 2021年 6月18日 東北大学元総長の不正疑惑論文に関連して、東北大学名誉教授の齋藤文良氏(元多元研究所長)と矢野雅文氏(元通信研所長)は、同大学副学長で研究担当理事である小谷元子氏と2021年
本文を読む海峡両岸論 第127号 2021.06.09発行 - 「竹やり」で中国と戦争するつもりか 「台湾有事」 日本に求める軍事協力 -
著者: 岡田 充「台湾有事」が起きた場合、米国は日本にどんな軍事的役割を求めるのか― 日米首脳会談で台湾問題を半世紀ぶりに明記し、菅政権が「台湾有事」への日米防衛協力を約束して以来、リアリティのあるテーマになった。台湾防衛で日米が軍事
本文を読む「思想史講座」6月講座のご案内・鬼神論3
著者: 子安宣邦*コロナをめぐる難しい事態はなお続いておりますが、会場が閉鎖されないかぎり十分に注意しながら講座を継続したいと思っております。教室は十分に広い会場を用意しております。 *昨年来「第二江戸思想史講義」として『中庸』首章の「
本文を読む海峡両岸論 第126号 2021.05.10発行 - 虚構の「台湾有事」切迫論 武力行使は一党支配揺るがす -
著者: 岡田 充「専制主義が未来を勝ち取ることはない。勝つのは米国だ」。バイデン米政権の誕生から3か月。4月28日のバイデン議会演説は、世界のトップリーダ―からの転落を容認できず、外に敵(中国)を作ることによって国内を団結させようとす
本文を読む「鬼神に事えんことを問う」第二江戸思想史講義・鬼神論1
著者: 子安宣邦「鬼神に事えんことを問う」―『論語』における「鬼神論」的原型 「季路、鬼神に事えんことを問う。子曰く、未だ能く人に事うることあたわず、焉んぞ能く鬼に事えん。敢えて死を問う。曰く、未だ生を知らず、焉んぞ死を知
本文を読む海峡両岸論 第125号 2021.04.09発行 - 米中対立の「当事者」になった日本 岐路に差し掛かる日中関係 -
著者: 岡田 充来年(2022年)、国交正常化から半世紀を迎える日中関係が岐路に差し掛かっている。バイデン米政権誕生後初めて東京で開かれた日米外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)=写真 外務省HP=は、中国を初めて
本文を読む古代中国史を逍遥する(5)
著者: 合澤 清参照文献:『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』平勢隆郎著(講談社:中国の歴史02 005)/『黄河の水』鳥山喜一著(角川文庫1963)/『新十八史略』駒田・常石ほか著(河出文庫1,2 1993)…[上からそれぞれ、『シリ
本文を読む【模倣と経験――戦後精神史序説】(1) 塚本邦雄と“シュルモデルニスム”
著者: 大田一廣革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ ――塚本邦雄『水葬物語』 〈戦後短歌〉ということばが適切かどうかはわからない。だが、正岡子規以来の〈近代短歌〉がみづからの立つ瀬の根柢に画然たる裂け
本文を読む古代中国史を逍遥する(4)
著者: 合澤 清参照文献:『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』平勢隆郎著(講談社:中国の歴史02 005)/『黄河の水』鳥山喜一著(角川文庫1963)/『新十八史略』駒田・常石ほか著(河出文庫1,2 1993)…[上からそれぞれ、『シリ
本文を読む補論Ⅱ アドルノのヘーゲル論
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。今回のこの論文はもともと198
本文を読むテオドーア・W・アドルノ『ヴァーグナー試論』より「ファンタスマゴリー」
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集し、許可を得て掲載したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。 講義の総タ
本文を読む海峡両岸論 第124号 2021.03.17発行 - 中国包囲色薄めたQUADサミット インド参加で不安含みの同盟強化 -
著者: 岡田 充米中関係は、破天荒なトランプ前大統領が「大立回り」を演じてきたイメージから、米同盟・友好国が「束」になって中国に対抗する構図に変わった。中国とはそれほど、我々の存在を脅かす「邪悪な覇権国家」なのだろうか。バイデン米大統
本文を読む今あらためてマルクスを問い直すことの意味
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集し、許可を得て掲載したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。(編集部)
本文を読む西サハラの世界史的位置を考える――トランプの置土産を眺めつつ
著者: 板垣雄三*これは板垣雄三先生がオンラインセミナーで行われた講演のレジュメです。ここに先生のご許可を頂き掲載するものです。レジュメと、実際の講演ではずい分違っているかと思いますが、アラブ問題理解のために、皆様方のご参考に供したいと
本文を読む古代中国史を逍遥する(3)
著者: 合澤 清参照文献:『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』平勢隆郎著(講談社:中国の歴史02 2005)/『黄河の水』鳥山喜一著(角川文庫1963)/『新十八史略』駒田・常石ほか著(河出文庫1,2 1993)・・・[上からそれぞれ、
本文を読む古代の中国史を逍遥する(2)
著者: 合澤 清参照文献:『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』平勢隆郎著(講談社:中国の歴史02 2005)/『黄河の水』鳥山喜一著(角川文庫1963)/『新十八史略』駒田・常石ほか著(河出文庫1,2 1993)・・・[上からそれぞれ、
本文を読む海峡両岸論 第123号 2021.02.15発行 - 海警法で「尖閣奪われる」は曲解 「ダブスタ」で中国をみる曇った目 -
著者: 岡田 充中国は、我々の鏡だ。香港問題、新疆ウイグル族への「民族浄化」に海警法制定など、「隣の覇権国の横暴」を非難する時、すっぽり抜け落ちている視点がある。トランプ支持者が米連邦議事堂に乱入した時、「民主主義の死」と非難したメデ
本文を読む最高の哲学的配慮者を失ったー旧友宇波彰を悼む
著者: 子安宣邦コロナ禍に加えて旧友宇波彰の死を知らされた今年の正月は鈍色の度をいっそう強くするものとなった。多くのフランス現代思想の翻訳と自ら開拓し形成していった記号論的哲学をもって現代日本に新たな思想的地平を拓いていった宇波彰はこの
本文を読む古代の中国史を逍遥する(1)
著者: 合澤 清参照文献:『都市国家から中華へ 殷周春秋戦国』平勢隆郎著(講談社:中国の歴史02 2005)/『黄河の水』鳥山喜一著(角川文庫1963)/『新十八史略』駒田・常石ほか著(河出文庫1,2 1993) はじめに 新型コロナの
本文を読む呉叡人『台湾、あるいは孤立無援の島の思想』を読む
著者: 子安宣邦2014年4月2日の午後、私は台北の松山空港に着いた。私を迎えてくれた友人は説明することもなく車で太陽花(ひまわり)運動の学生たちが占拠する立法院に連れていった。そこに待っていたのは呉叡人氏であった。呉氏は即座に学生たち
本文を読む部落差別の原因―国家による「天候支配」
著者: 川元祥一はじめに 部落差別の原因、それはこの国で古代から近世まで続いた神仏習合政治に基づく、その初期的情況としての古代政権の「天候支配」の願望と、それを実現するための「誤認」と一方的「強権」から始まっている。その端緒は神仏習合
本文を読む異議ありウポポイ 禍根のこす 権利の視点欠く日本型先住民族”管理”
著者: 松元保昭https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2021/01/5c4538cce3a969e7b7debbd57cf07f9e.pdf 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座h
本文を読む海峡両岸論 第122号 2021.01.06発行 - バイデン政権下の米中関係の展望 「同盟強化」から「不安な平和」まで -
著者: 岡田 充2021年1月20日に誕生する米バイデン新政権の外交・安保・通商政策を担う主要布陣が固まった。国際政治の基調になる米中関係(写真 副大統領時代のバイデンと習近平・副主席 多維新聞HP)については、まだ断片的な発言や情報
本文を読む第二江戸思想史講義 徂徠「制作」論の成立とその射程―荻生徂徠『中庸解』を読む
著者: 子安宣邦「老氏の徒、動もすれば天を言い性を言う。而して聖人の道を譏りて偽りと為す。故に子思性に本づけ天に本づけ、以て聖人の道の偽りに非ざることを明かす。性とは性質なり。人の性質は上天の畀うる所、故に天の命ずる之を性と謂う。聖人は
本文を読む海峡両岸論 第121号 2020.12.09発行 - 王毅外相の「正体不明船」を報じないわけ 「対中弱腰」批判恐れるメディア -
著者: 岡田 充中国の王毅外相が2020年11月24,25日の両日、日本を公式訪問した。茂木敏充外相との共同記者会見(24日 写真 外務省HP)で尖閣諸島(中国名 釣魚島)をめぐり「正体不明の日本漁船が敏感な海域に侵入している」と、中
本文を読む書評:宇佐見りん著『かか』
著者: 野島直子今回とりあげる書物は、2019年に文藝賞、2020年には三島由紀夫賞を受賞した、宇佐見りん著『かか』である。文藝賞は20歳という若さで受賞し、三島由紀夫賞も最年少の受賞となって注目を浴びたが、若さゆえの新生さと、若さに
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