イランの執筆一覧

イラン大統領選、過去最低の投票率でライシ師 米欧との核合意は近いか

著者: 坂井定雄

 18日に投票が行われた、イラン大統領選挙は、予想通り保守強硬派のイスラム法学者、イブラヒム・ライシ師(60)が得票率62%の約1、792万票を得て当選した。イラン全体の投票率は48.3%、過去最低(1993年)の50.

本文を読む

ペルシャ湾の大国イラン、世界にとっても重要な月末の日々 ウイーンでの米・イラン核交渉がまとまるか

著者: 坂井定雄

 本欄で5月6日、14日に書かせていただいた「ペルシャ湾に大きな変化、イラン核合意の復活へ」「サウジ皇太子、初めてイランに和解を呼びかけ」が、あらたな展開をしつつある。6月末のイランに注目する。  イランでは18日、任期

本文を読む

バイデン政権下、ペルシャ湾に大きな変化(2) サウジ皇太子、初めてイランに和解を呼びかけ

著者: 坂井定雄

 サウジアラビアとイラン。厳しい対立を続けてきた、ペルシャ湾の2大国サウジアラビアとイランの関係に、画期的な変化が起き始めた。サウジアラビアがイランに対して初めて、和解と良好な関係を呼びかけたのだ。  サウジアラビア政府

本文を読む

バイデン米政権下、ペルシャ湾に大きな変化(1) イラン核合意の復活へ。サウジは初めてイランに和解をよびかけ

著者: 坂井定雄

 バイデン米大統領の政権発足から3か月半。トランプ前政権下の米国とイスラエルがイランを敵視して、危なさが拡まっていた世界の石油の宝庫ペルシャ湾に、はやくも緊張緩和の兆しが見えてきた。4月上旬、春を待っていたかのように、バ

本文を読む

トランプの任期切れまであと1年(2)  ―なぜこれほどイランへの憎悪、嫌悪が強いのか

著者: 坂井定雄

トランプ米大統領の命令によって米国は2018年5月、オバマ前政権の尽力で実現したイランと主要6ヵ国(米、ロシア、中国、英国、フランス、ドイツ)との核合意(2015年10月発効)から一方的に脱退し、イランに対する厳しい経済

本文を読む

トランプの任期切れまであと1年(1) ― イラン国民が崇拝する司令官殺害で幕開け

著者: 坂井定雄

トランプ米大統領の任期はあと1年。もちろんトランプは11月の大統領選挙での再選を目指しているが、少なくとも第2次大戦後、これほど世界に損害を与えた米国の最高指導者はいなかった。トランプを再選させてはならない。決して他人、

本文を読む

最大限の交渉だけがイランとの戦争を防げる (2019年7月8日付けニューヨーク・タイムズ掲載の署名寄稿)

著者: 坂井定雄

 米国内でも、トランプ政権によるイランとの戦争を避けるために、多くの人々が発言、努力を続けている。ここでは7月8日付けニューヨーク・タイムズ掲載の、ノーベル平和賞受賞女性二人の共同署名寄稿を全文紹介しますー ノーベル平和

本文を読む

イラン攻撃をしたいトランプ - 空母、B52、地上兵力5千人の臨戦態勢 -

著者: 坂井定雄

トランプ大統領の密命によって5月上旬、初期的な米軍のイラン攻撃態勢ができあがった。B52戦略爆撃機部隊(機数不明)がペルシャ湾のカタールにも移駐、地中海から空母エイブラハム・リンカーン以下の空母打撃軍がスエズ運河を通って

本文を読む

ガソリン代値上げはトランプのイラン制裁の余波 - 問われる日本の対イラン外交 -

著者: 伊藤力司

経済産業省資源エネルギー庁が12日発表した9月10日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、3日時点の前回調査と比べて1円ちょうど高い153円10銭となった。値上がりは2週連続で、2014年12月8

本文を読む

ペルシャ湾戦争とりあえず回避 -なお強気なネタニヤフ・イスラエル首相-

著者: 伊藤力司

ニューヨーク原油先物市場の価格はまだ1バレル100ドルを超えているが、3月9日の108ドル台をピークにここ数日は上げ止まっている。イランの核施設に先制爆撃をかけることを辞さないとしているネタニヤフ・イスラエル首相が、オバ

本文を読む

インド、イランの決済不履行を理由にイランへの米輸出停止に動く。欧米による金融取引制裁が影響

著者: 浅川 修史

 イランを代表するごちそうといえば、チェロケバブである。サフランで黄色く色づけしたチェロ(お米=長粒米)を羊、鶏肉の焼肉(ケバブ)とともに食べる。とても美味である。日本人なら、これに冷たいビールがあれば最高と思うところだ

本文を読む

イランとアメリカに怨念の歴史 -ペルシャ湾緊張の原因-

著者: 伊藤力司

欧州共同体(EU)外相理事会は1月23日、米国の対イラン制裁に呼応して加盟27カ国が7月1日からイラン産原油の輸入をやめることを決定した。イラン側はこの決定を非難し、対抗措置として石油輸送の大動脈、ペルシャ湾のホルムズ海

本文を読む

ペルシャ湾に波高し-戦争は避けられないか -核疑惑めぐりイランと米欧のチキンレース-

著者: 伊藤力司

新年早々「世界の石油庫」ペルシャ湾の波が高い。イランの核開発計画は核兵器に通じるとしてウラン濃縮の停止を迫る米欧は、イランの原油輸出ストップという制裁エスカレートに踏み切った。対抗するイランが湾岸産原油輸送の大動脈である

本文を読む