ナショナリズムの執筆一覧

えっ、LGBT容認は万世一系の皇統を危うくする「朝敵」ですって。ふーむ、なるほどね。

著者: 澤藤統一郎

(2023年6月9日)  本日、現職の天皇(徳仁)の結婚30年だとかで、各紙の朝刊に宮内庁提供の最近の家族写真が掲載されている。「結婚30年」、当事者や身内には感慨あっても、とりたてての慶事ではない。もちろん、まったく騒

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「人がみな 同じ方角に向いて行く」 ー WBC過熱を憂うる。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月23日)  連日のメディアにおけるWBCの扱い方が異常である。過剰なナショナリズムに不気味さを感じざるをえない。本日の報道の中に、「列島歓喜」という見出しを打ったスポーツ紙があった。「列島」は歓喜しない。

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「國體の本義」も「臣民の道」も、天皇カルトのマインドコントロール本である。

著者: 澤藤統一郎  ナショナリズム, 天皇制, 教育, 統一教会

(2023年3月20日)  書庫の整理をしていたら、「國體の本義 文部省」「文部科学省編纂 臣民の道」「陸軍省兵務課編纂 教練教科書 學科之部」の抜粋が出てきた。40年も前に、岩手靖国違憲訴訟の甲号証として提出したもの。

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朝に「プーチンに逮捕状」と聞き、夕に「トランプの逮捕」を耳にする。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月19日) 昨日(3月18日)は奇妙な日だった。早朝のニュースで「プーチンに逮捕状」と聞き、深夜就寝前のニュースが「来週火曜日にトランプ逮捕」と言った。いずれも寝床でのラジオが語ったこと。東と西のゴロツキが

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元号には致命的な欠陥がある。にもかかわらずその使用を「強制」するのは、天皇制の権威主義を国民に刷り込もうという邪悪な思惑があるからだ。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月10日)  「西暦表記を求める会」です。国民の社会生活に西暦表記を普及させたい。とりわけ官公庁による国民への事実上の強制があってはならないという立場での市民運動団体です。  この度は、取材いただきありがと

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国歌とは本来内発的に歌われるもので、法で強制されて歌うべきものではない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月5日)  中国国歌「義勇軍行進曲」は、抗日戦争のさなかに作られ、侵略者である皇軍との闘いの中で唱われたものである。それが、中華人民共和国成立後に国歌となった。刑事罰をもって国民に国歌の尊重を強制する国歌

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愚民とてパンのみにて生くるものに非ず。サーカスとナショナリズムを与えておかねばならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月4日)  私はSNSというものとは無縁である。そのうえ、サッカーにもワールドカップにも何の興味もない。どこの国が勝とうが負けようがどうでもよいこと。だから、日本共産党の中野区議・羽鳥大輔のツィッターが「

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プーチンに読ませたい、小川未明の「野ばら」

著者: 澤藤統一郎

(2022年6月6日)  本日、関東甲信地方に梅雨入りの宣言。陰鬱で肌寒い日である。雨風ともに強い。ウクライナの戦況は膠着して停戦の希望は見えてこない。被害の報がいたましい。国内では戦争便乗派の平和憲法攻撃と、防衛費倍増

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ウクライナ問題 ナショナリズムのバカバカしさ(前編)

著者: 柏木 勉

■ 日本社会のボロボロ劣化が露呈した  現在、日本のほとんどのマスコミ、政府・自治体、政党、国民の大多数が「ウクライナがんばれ、ウクライナかわいそう、ロシア憎し」で一色に染まっている。何か大きなことがおこると思考停止。一

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軍事侵攻に踏み切ったプーチンに、最大限の国際世論の非難を。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月24日)  大袈裟ではなく、仰天動地の事態である。膝が震えるような衝撃。「まさか」が、現実になった。ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻が始まった。  1941年12月8日の多くの心ある人々の衝撃もこうであっ

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そこかしこ同じ穴のムジナがうようよ ー 石原慎太郎の毀誉褒貶

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月9日)  石原慎太郎の死去が2月1日だった。「棺を蓋いて事定まった」はずなのだが、この人の場合、生前にもまして毀誉褒貶のブレが大きい。石原の同類や同類へのへつらいが、こんな人物を褒めたり、懐かしがったり、

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「国を愛する心を養うべき日」に、「国を愛する心」心の危険を訴える。

著者: 澤藤統一郎

(2021年2月11日) 光の春のううらかな日和。ときおり吹く風にも冷たさはない。空は青く、梅が開き、寒桜も目にこころよい。ところが、えっ交番に「日の丸」? 警察署にも消防署にも「日の丸」である。あの、右翼や暴力団とお似

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大坂なおみが示した「日本人離れ」の、さわやかな個性

著者: 澤藤統一郎

(2020年8月31日) ナショナリズムとは、「内」と「外」とを分けるドグマ(教条)である。このドグマが教えるところは、単に「内」は味方で「外」は敵ということにとどまらない。内は優れて外は劣る。内は正しく外は不正義という

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5/30 オンラインシンポジウム「2020年のナショナリズム」:安保関連法に反対する学者の会 × Choose Life Project コラボ企画YouTube配信

著者: 石川愛子

「日本が…、というより安倍首相が「世界の中心で輝く」はずだった2020年東京オリンピックは、新型コロナウイルス禍の世界的広がりで雲散しようとしています。ウイルス禍はグローバル経済のネックを襲いました。だからこそ、社会基盤

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嗚呼、『屈辱の日』に「テンノーヘイカバンザイ」とは。

著者: 澤藤統一郎

68年前の今日1952年4月28日は、敗戦によって占領下にあった日本が「独立」したとされる日。右翼勢力の策動に乗る形で、第2次安倍政権は閣議決定でこの日を「主権回復の日」とした。右翼ナショナリズムにとって、対外的国家主権

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「2020東京オリパラ」と「東京都ヘイト規制条例」

著者: 澤藤統一郎

日朝協会の機関誌「日本と朝鮮」の2月1日号が届いた。全国版と東京版の両者。どちらもなかなかの充実した内容である。政府間の関係が不正常である今日、市民団体の親韓国・親朝鮮の運動の役割が重要なのだ。機関誌はこれに応える内容と

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嫌いな言葉は「愛国心」。「真の愛国者」はなおさらいけない。

著者: 澤藤統一郎

嫌いな言葉は山ほどある。なかでも、「愛国」「愛国者」「愛国心」はその最たるもの。憂国・国士・祖国・殉国・忠義・忠勇など、類語のすべてに虫酸が走る。「真の愛国者」は、なおいけない。生理的に受け付けない。 パトリオティズムや

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大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』への抗議署名に賛同を

著者: 澤藤統一郎

複数の友人から、教えられた。《子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会》が、ネットで次の訴えをしている。 憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文に賛同をお願いします!

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「これからは、2度と日章旗の下では走るまい」- 孫基禎、金メダルを得ての思い

著者: 澤藤藤一郎

昨日(5月25日)、ちきゅう座総会に参加した際に、社会評論社の松田健二さんから「評伝 孫基禎」(寺島善一著)をいただいて、興味深く読んだ。著者の立場は公平である。オリンピックやスポーツだけを切りとるのではなく、日本の朝鮮

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「時はだれのものなのか」 ― 朝日「改元社説」を評価する

著者: 澤藤統一郎

当ブログでは、元号・改元問題をたびたび取りあげてきた。既に20回を超えているだろう。いずれも、元号の存在自体を批判し、その使用強制をあってはならないとする内容のもの。元号を、天皇制による民衆の精神生活支配の小道具ととらえ

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海峡両岸論 第74号 2017.01.17発行 脅威論が生む排外主義 「日本ボメ」現象再論

著者: 岡田 充

   排外主義的ナショナリズムが世界で広がっている。イスラム教やヒスパニックを敵視しアメリカ優先を掲げる米トランプ政権、移民排斥を主張する極右が台頭する欧州。米国が推し進めてきた新自由主義グローバリズムが、経済

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