*この小論は、ある研究会での報告のために準備したレジュメを基にしたものです。レジュメそのものではあまりに味気ないと思い、多少資料などを引用して肉付けしました。今回の研究会で私に与えられた時間の制限もあり、ここではヘーゲル
本文を読むヘーゲルの執筆一覧
ヘーゲル「法(権利)の哲学」研究会から(1)
著者: 野上俊明今月で24回目を迎える「ヘーゲル研究会」は、毎月一回、月の最終土曜日の午後行われてきた。「法(権利)の哲学」研究の泰斗である滝口清栄先生にチューターをお願いして、輪読会形式で行なわれている。ドイツ古典哲学のなかでも難解
本文を読む【9月28日(土)】第19回 ヘーゲル研究会のお知らせ
著者: 野上俊明前回の研究会では、滝口先生は、ヘーゲル「法(権利)の哲学」(1820年)の出版に対し、同時代の識者たちが行なった様々な批評を通観することによって、ヘーゲル社会哲学の射程の大きさを逆照射されました。もとより保守派からリベ
本文を読むバンベルク新聞編集長ヘーゲル(1807/08年) ―― 激動の中に身をおいて
著者: 滝口清榮ヘーゲルについてというと、その哲学思想が話題になるのがつねであるが、ここではあまりスポットをあてられることがない、ヘーゲルのイェーナ時代の終盤からバンベルクでの編集長時代について、とりあげてみる。そこに、ゆれうごく時代状
本文を読むヘーゲル「精神現象学」序論を読む(2)
著者: 野上俊明<対象化の論理>をめぐるヘーゲルとマルクス かつて60年代から70年代初めにかけて、ヘーゲルとマルクスの継承関係について、構造主義の流行を背景としつつ、疎外論か物象化論かをめぐり、特に主体概念をどう捉えるのかを中心に様
本文を読むヘーゲル「精神現象学」序論を読む(1)
著者: 野上俊明以下の文章は、自主サークル「ヘーゲル研究会」の三月例会で報告者(筆者)が提出したレジュメに若干手を入れたものである。テキストに中央公論社版「世界の名著」シリーズ「ヘーゲル・序論」を用いて、若きマルクスが「ヘーゲル哲学の
本文を読む補論Ⅱ アドルノのヘーゲル論
著者: 高橋順一*これは早稲田大学教授・高橋順一氏の3月10日の最終講義を編集したものです。そのために準備された論文『転回点―「三・一一以後」の世界と<市民社会の弁証法>の行方 ―』が下敷きになっています。今回のこの論文はもともと198
本文を読むヘーゲル『法哲学』読書会
著者: ヘーゲル読書会日時:9月17日(火)午後1:00~5:00 場所:本郷会館 東京都文京区2-21-7 電話 03-3817-6618 http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=10
本文を読む舩山信一の人間学的唯物論―2―
著者: やすい・ゆたか( 2 ) マルクス対フォイエルバッハ 「フォイエルバッハとマルクス及びへーゲル」は、一九八三年の早稲田大学の「疎外論の現代的意義」のシンポジウムでの報告をもとにしたもので、舩山の人間学的唯物論とフォイエルバッハ・マル
本文を読む6月30日 シンポジム「ヘーゲルとオリエント」
著者: 石塚正英ヘーゲルが参照した多大なオリエント関係の資料―ヘーゲル自身がテキストクリィティークを行なった版を含む本邦初訳の資料群―を座右に、<オリエントに無理解なヘーゲル>俗説を根本から書きかえる決定的なシンポジウム! ヘーゲル
本文を読む神山伸弘ほか著『ヘーゲルとオリエント』(跡見学園女子大学・神山伸弘、2012.03)紹介
著者: 石塚正英B5判で754ページというボリュームで刊行された本書は、当代のヘーゲル哲学(研究)者 の看板をなしている執筆陣を擁している。本書は哲学専門書であり、市販本でなく非売品(科学研究費による研究成果報告書)であり広く江湖に行き
本文を読む国家の破綻をどう克服するか―大学講義のあいまに(4)
著者: やすい・ゆたか教職哲学のコメントに次のように応答しておきました。 問 ヘーゲルの国家論に関連してですが、国家が調整しても、貧困が増大しているという問題がありますが、これはどうとらえればいいのでしょうか? 答 20世紀後半は福祉国家がか
本文を読むのぶりんとマルクスとの対話シリーズ 第2弾
著者: 渡部信倫前回に引き続き、再びマルクスさんとのぶりんの対話 「ここで更につっこんで考えたいのは“価値”そのものの問題、すなわち価値論なんですね。マルクスさんは価値論について厳密に定義をしたわけではないでしょう?」 「私が語ったのは
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(3)
著者: 二本柳隆著・石塚正英編2.フランス革命後のドイツの知識人の反応 こういう情況のもとで、1789年フランスで起こった革命のドイツへの影響は、とりわけ知識人への欲求、新しい時代を渇望する青年知識人には、殊の外、大きかったといえよう。ここに一つの報
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