2月16日、欧州司法裁判所はハンガリーとポーランドから提訴されていた訴えを却下する判断を下した。これは欧州委員会がコロナ禍からの経済復興のために設定した構造化補助金支出と「法治制(rule of law)」遵守を結び付
本文を読むポーランドの執筆一覧
北京天安門8964とワルシャワ8964――明治大学における亡命中国知識人と矢吹晋の議論を論ず――
著者: 岩田昌征天安門事件30周年 令和元年・2019年6月4日は、北京天安門事件30周年である。 その悲劇の歴史的意味を考える研究会が、駿河台の明治大学で二つ催された。明治大学現代中国研究所主催の「六四・天安門事件を考える」がその
本文を読むワレサとツィブラ神父の謎――稚児愛とスパイ――
著者: 岩田昌征ポーランド最有力日刊紙『選挙新聞』(Gazeta Wyborcza、2019年5月13日)に まことに意味深の署名記事が出た。「ワレサの聴罪司祭ツィブラはSB(公安)の協力者だ」がそれである。 日本でもそれなりに報道され
本文を読むテルアビブのポーランド大使館にカギ十字の落書き ―ユダヤ人虐殺の告発を処罰する新法
著者: 坂井定雄「BBC電子版が報道した、テルアビブのポーランド大使館の門に落書きされたカギ十字」 イスラエルのテルアビブにあるポーランド大使館の門と掲示板に2月18日、ナチのカギ十字と「殺人者」と書いた、マジック・ペンの落書きが発見さ
本文を読む労働者大統領ワレンサの名義貸しの下で断行されたウルトラ反労働者政策―ポーランド1990-94年
著者: 岩田昌征ワルシャワのオフィス・レディ三人のワレンサ観 8月3日の夕、ワルシャワの旧市街で三人のポーランド人と話し合った。1976年以来間歇的に交流のあった女性達だ。彼女等は党社会主義ポーランドの交通省附属の2年制経済学校を相前後
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