――八ヶ岳山麓から(286)―― 前回に続き、中村隆承(1934~83)の遺稿から彼のレーニン論を紹介したい。 (前回同様、中村隆承はL、( )内は注、——以下は阿部のメモ) 日本では、80年代になっても「レーニン主義と
本文を読むレーニンの執筆一覧
『レーニン伝』を読む
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(249)―― ロシア革命の指導者レーニンの伝記は数多くある。 最近刊行された一冊、ヴィクター・セベスチェン著(三浦元博・横山司訳)『レーニン 権力と愛』(白水社 2017)は、そのあまたある「レーニン
本文を読む評論 戦争と社会主義
著者: 宮内広利1914年7月、第一次世界大戦が始まったときレーニンを何よりも驚かせたのは、左翼政党と呼ばれていた第二インターナショナルの諸政党、特にドイツ社会民主党の指導者カウツキーをはじめロシアのメンシェヴィキも、自国の開始した戦
本文を読む書評 『国家と革命』レーニン著
著者: 宮内広利かつてわたしたちは、「プロレタリア独裁」という直截な歯切れの良さに心酔していた時期があった。当然のように言葉を包む暴力の予感も抑圧の危険さも知っていたはずなのだが、なぜか革命に対する片思いの時期を思い出しても、どのよう
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