1月の入院に続いて3月末、再び誤嚥性肺炎を起こし入院・治療生活に戻ってしまった。今回の入院で初めて「下の世話」になった。孫のような若い女性看護師からおむつを替えてもらい、排せつの処理をしてもらうのは想像するだに「恥辱」だ
本文を読む医療の執筆一覧
受任の医療過誤事件が結審した。
著者: 澤藤統一郎(2022年10月3日) 私と、澤藤大河とで担当している医療過誤損害賠償請求事件が、本日結審となった。東京地裁医療集中部の一つに係属している術後脳梗塞発症事案である。この手術の執刀者は、「神の手」とメディアからもてはや
本文を読むその後のハンガリー「コロナ事情」と体制転換が医療にもたらしたもの
著者: 盛田常夫現在の「コロナ事情」 ヨーロッパのコロナ状況は第3波に入ったと言われている。ハンガリーでも、一時期の低減傾向から再び感染者の上昇が始まっている。幸い、死者の数に大きな変動はないが、感染者の数がここに来て急激に増えている
本文を読むコロナ下ハンガリーでの入院体験記(下)
著者: 盛田常夫貧しい病院食 もう一つ、ハンガリーの入院患者が直面する問題がある。それは病院食である。この問題も、社会主義時代からほとんど変わっていない。しかも、ほとんどの旧社会主義国でも状況は同じである。 朝食はパン1-2個に小さ
本文を読むコロナ下ハンガリーでの入院体験記(上)
著者: 盛田常夫息苦しさが続いたので、緊急の心肺検査を受けるために、ブダペストの拠点病院の一つに入院検査することになった。検査後に帰宅するつもりで、午後10時に病院へ入ったのだが、そこから10日間も病院に滞在することになった。検査は心
本文を読む有罪認定に合理的疑いの余地が残れば、無罪としなければならない。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月24日) 話題の、民医連柳原病院・乳腺外科医師「冤罪」事件。一審判決は予想のとおりに無罪だったが、控訴審で意外の逆転有罪となった。しかも、執行猶予のない実刑。愕然とせざるを得ない。 7月13日、東京高裁第
本文を読む新型コロナウイルス対策のための特措法改正に反対する緊急声明
著者: 澤藤統一郎お集まりの記者の皆様に、二つのことを申しあげます。 一つは、原理的な問題。いったい今、憲法原則に関わるどのような問題が起きようとしているのかということ。そしてもう一つは、ほかならぬ安倍内閣が手がけようとしているからこその
本文を読む「ヒポクラテスの誓い」と、「養生訓」と。
著者: 澤藤統一郎日課となった早朝の散歩では、東大の医学図書館の前をほぼ毎日通る。ここに、「ヒポクラテスの木」と呼ばれるスズカケの木(プラタナス)がある。今、小さなスズが成りはじめたところ。 むかし、ギリシャのコス島に西洋医学の祖と言われ
本文を読む先天性心疾患(総肺静脈還流異常症)で亡くなったSちゃんの願い
著者: 澤藤統一郎今、取り組んでいる医療過誤訴訟を紹介したい。 Sちゃんは、生後46日で短い命を落した。そのことに、どうしても納得できないお父さんとお母さんが原告となって、診療を担当した病院に対して、損害賠償請求の訴訟を提起した。提訴の動
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