早朝不忍池の周りを散策。花の季節は去って、遅く開花したダイゴジジュズカケサクラも散りおわった。ハスの浮葉が水面をおおって、既に初夏の風景である。インバウンドの人影も少なく、穏やかな連休明け。今月(19年5月)はじめて、五
本文を読む天皇制の執筆一覧
サヨナラ 令和
著者: 澤藤統一郎令和という字は「命令に和せよ」と書くのね 「お上に従順に」という嫌みな言葉ね それが、今風の生き方かも知れないけれど とても使う気持ちにはなれないから 熨斗を付けてお返しするわ サヨナラ 令和 令和という字は「冷和」に似
本文を読む前天皇の家族は、憲法記念日に「あたらしい憲法のはなし」を熟読していた?
著者: 澤藤統一郎5月3日の東京新聞22面(第2社会面)に、こんな見出しの記事が掲載されていた。 「美智子様の言葉」「『憲法のはなし』毎年家族で熟読」「復刻本発行者・田中さんが感銘」 「美智子様」とは生前退位した前天皇の妻(旧姓・正田)の
本文を読む憲法集会に参集の人々と、一般参賀に列を作る人々と。
著者: 澤藤統一郎このところの「天皇交代報道」の異常さに、半ばは呆れ、半ばは空恐ろしさを感じてきた。戦前、神権天皇制の煽動に、理性を失った民草たちが、あのようにいとも易々と操られたことが理解し難かった。しかし、今は実感としてよく分かる。こ
本文を読む新天皇就任の発言を逐語的に点検する。
著者: 澤藤統一郎天皇の地位は、「主権の存する国民の総意に基づく」とされる。国民は、天皇の在り方について、忌憚なく意見を言わねばならない。国民一人ひとりの意見なくして、主権者国民の「総意」は見えてこないのだから。 また、天皇は、憲法99条
本文を読む5月1日はやっぱりメーデー、天皇制民主主義と国際連帯を考える時!
著者: 加藤哲郎2019.5.1 二つの理由から、今回更新は、前回のマイナーチェンジにとどめます。一つは、世界史上の5月1日=メーデーを考え、日本でのみ仕切られた「新元号」の狂騒曲と、安倍首相と日本会議演出による神話復活の神道儀式に乗ら
本文を読む第90回メーデーの日に新天皇即位。私は祝わない ― 祝意の押しつけはごめんだ。
著者: 澤藤統一郎5月1日。労働者の祭典メーデーである。 代々木公園・中央メーデー会場の足場はぬかるんでいたが、空は明るく晴れわたって初夏の陽射しがまぶしかった。風のさわやかな気持ちのよいメーデー日和。その後、天候は崩れて夕刻には雨となっ
本文を読む本日退位する天皇夫妻が客観的に果たした役割とは
著者: 澤藤統一郎本日(4月30日)をもって天皇(明仁)が退位する。明治につくられた制度を伝統という保守派からみれば、明らかに伝統に背いての退位である。憲法尊重派からみれば、国政に関する権能を一切有しないはずの天皇が、自らの意思で皇室典範
本文を読む天皇の権威に恐れ入らない「反権威の精神」を
著者: 澤藤統一郎本日(4月29日)は「昭和の日」である。昭和天皇と諡(おくりな)された裕仁の誕生日。この人1900年4月29日の生まれで、1926年に現御神(あきつみかみ)となった。つまり、天皇教の祭神でもあり教祖でもある地位に就いた。
本文を読む本日(4月28日)沖縄『屈辱の日』に、国家・国民・天皇を考える。
著者: 澤藤統一郎一国の国民は、栄光と屈辱、歓喜と無念、慶事と凶事を共有する。それであればこその国民国家であり、国民である。もちろん、これはタテマエであって現実ではない。しかし、統治をする側がこのタテマエを壊しては、国民国家はなり立たない
本文を読む「元号さよなら声明」に、ご賛同のネット署名を。
著者: 澤藤統一郎本日(4月27日)、「元号さよなら声明」への賛同署名運動を開始しました。 署名は、下記のURLから。 http://chng.it/7DNFn7sCfz 目標は10000人。是非とも、拡散のご協力をお願いいたします。 *
本文を読む国民に元号使用の義務はない。官公署への協力の義務もない。
著者: 澤藤統一郎仲間内の雑談で、元号が話題となった。私の親しい友人たちは、元号拒否派が圧倒的だ。裁判所に提出の書類でも西暦を使用しているという。 私の場合、最初から西暦使用に徹していたわけではない。はじめは無自覚に元号を使用していたが、
本文を読む主権者として、天皇制と対峙する姿勢を ~ 天皇の交替に際して
著者: 澤藤統一郎天皇の代替わりをテーマに、何度か小さな学習会の講師をお引き受けした。その都度、自分なりにレジメを作り直している。4月29日に予定されている学習会のレジメの一部をご紹介する。これを骨格に報告することになるが、ほぼ趣旨はご理
本文を読む私は、新天皇の即位を祝わない。祝意の強制は、まっぴら御免だ。
著者: 澤藤統一郎天皇の交代が近くなると、いろんなことが起きてくる。とりわけ、今回は天皇の生前退位である。象徴天皇制となってから、はじめてのことだ。政権の祝意ムード強調の意図が透けて見える。そのことから、象徴天皇制の政権にとっての利用価値
本文を読む「期待される人間像」に、象徴天皇制歪曲利用の原型を見る。
著者: 澤藤統一郎拝島に法律事務所を構え、基地問題をライフワークとしている盛岡暉道さんは、私と同期の弁護士である。出身は、盛岡ではなく福知山だと聞いている。司法修習の時代から活動を共にした仲だが、同輩という感じではない。先輩として、一目置
本文を読む嗚呼 天皇礼賛一色 ― 権力とメデイアと学者の”Ugly Harmony”
著者: 澤藤統一郎私は、毎日新聞の長年の愛読者である。そのクォリティと読み易さの工夫に敬意を払いつつ、50年以上も付き合ってきた。その私が、昨今の皇室記事は、気恥ずかしくて読むに堪えない。記者諸君に問いたい。君たちはこんなおべんちゃら記事
本文を読む「もう使わない、使わされない! 元号さよなら声明」にご賛同を
著者: 澤藤統一郎元号不使用声明への参加を呼びかけます。 新元号に切り替わりの今をチャンスとして、どんな理由でも、この日常生活に不便で、民主主義に有害な元号の押しつけはごめんだという趣旨で、「元号にさよなら」の声明へ賛同をお願いいたします
本文を読む中西進さん、「令和」批判への反論・弁明は、お見苦しい。
著者: 澤藤統一郎「世の中は三日見ぬまの桜かな」(寥太)という句がある。 作者の眼前には、満開の桜があるのだろうか。花はすっかり散った葉桜なのだろうか。三日見ぬ間に、花は咲いたのか、散ったのか。どちらとも解することが可能だ。 得意の人生を
本文を読む「憲法日記」連続更新2200回を通過 ― 元号不使用のお勧め
著者: 澤藤統一郎当ブログは、毎日更新を宣言してその実行を続けている。一昨日(4月10日)が、連続更新2200回の節目だった。2013年4月1日を始点に連載を始めて、先月末で6周年。昨日が2201回目、本日(4月12日)は2202回目とな
本文を読む天皇交替の儀式は、滑稽な喜劇ではありません。日本の民主主義の未成熟を物語る深刻な悲劇にほかなりません。
著者: 澤藤統一郎ご近所のみなさま、ご通行中の皆さま。 私は、本郷5丁目に在住する弁護士です。日本国憲法とその理念をこよなく大切なものと考え、憲法の改悪を阻止し、憲法の理念を政治や社会に活かすことがとても大切という思いから、志を同じくする
本文を読む上野恩賜公園の「恩賜」の二文字なかりせば 春の心はのどけからまし
著者: 澤藤統一郎「花の雲鐘は上野か浅草か」の句に誘われて、上野寛永寺の境内に満開の桜を見んとて、不忍池を過ぎて五條神社に迷い入りにけり。苔の細道踏み分けて、心細く住みなしたる庵もあり、閼伽棚に桜の花びら折り散らしたる、さすがに住む人の風
本文を読む私が「令和」を使わないわけ。
著者: 澤藤統一郎4月1日、私は当ブログで下記のとおり、「令和不使用宣言」をした。 「私は、けっして『令和』を使わない。令和不使用を宣言する。」 http://article9.jp/wordpress/?p=12341 この宣言は、政府
本文を読む私は、けっして「令和」を使わない。令和不使用を宣言する。
著者: 澤藤統一郎本日(4月1日)、内閣が天皇の交替に伴う新元号(予定)を「令和」と公表した。私はこの内閣の公表に対抗して「令和不使用宣言」を公表する。主権者の一人として、厳粛にこの元号を徹底して無視し、使用しないことの決意を明確にする
本文を読むもうよそう、「集団イジメ」と「元号使用」。
著者: 澤藤統一郎イジメはいけません。誰にも尊重されるべき人格がありプライドもあります。その人格やプライドを踏みにじるようなことを言ってはなりません。してはいけません。一人の人を標的に、仲間はずれにしたり、みんなで悪口を言ったり。自分がさ
本文を読む「時はだれのものなのか」 ― 朝日「改元社説」を評価する
著者: 澤藤統一郎当ブログでは、元号・改元問題をたびたび取りあげてきた。既に20回を超えているだろう。いずれも、元号の存在自体を批判し、その使用強制をあってはならないとする内容のもの。元号を、天皇制による民衆の精神生活支配の小道具ととらえ
本文を読む天皇への迎合は、日本国憲法体系の理念をないがしろにすることである。
著者: 澤藤統一郎昨日(3月19日)の毎日新聞。一面左肩に「象徴天皇としての役割『果たされている』87%」という世論調査記事。二面にも関連の解説記事。いったいなんだ、これは。 この世論調査、質問事項はわずか2項目のシンプルなもの。シンプル
本文を読む元号はいらない、「平成生れ」が「大正生れ」 の悲劇を繰り返さないように!
著者: 加藤哲郎2019.3.15 1 月の運転免許書き換えに続いて、今日締切の確定申告で、またまた憂鬱な体験。マイナンバーカードなど持ち合わせていないのですが、ナンバーのコピーを付けないと受理されないとのことです。ほとんど使ったこと
本文を読む「王侯将相いずくんぞ種あらんや」「生きとし生けるもの、万世一系にあらざるはなし」
著者: 澤藤統一郎いつの時代の、どこでのことかは定かでない。こんな会話が聞こえてきた…ような気がする。 ボクの主人は人でなしさ。朝から晩まで人をこき使ってさ。人の汗で、肥え太って、いばりくさっている。 私のご主人様は、ちょっと格が違う
本文を読む裁判官にも、私生活の場では表現の自由がある。
著者: 澤藤統一郎産経の記事を引用しなければならない。昨日(3月13日)の、「判事が『反天皇制』活動 集会参加、裁判所法抵触も」との見出しの報道。ある裁判官の行為が「積極的政治活動に当たる可能性がある」とする内容である。 名古屋家裁の男
本文を読む改憲と天皇代替わりー「(明文)改憲」も「(解釈)壊憲」も許さない
著者: 澤藤統一郎天皇代替わりの直前の時期に、改憲問題との関わりでお話しをさせていただきます。 憲法上、天皇は何の権限も権能も持ってはいません。内閣の助言と承認のもと、言われたとおりの国事行為をすることだけが職務。けっしてひとり歩きを
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