第29回党大会で決定した党勢拡大方針はいまや「風前の灯火」となり、事態を打開する方向も見つからないまま、百年一日の如く「党勢拡大=強い党づくり」が呼びかけられている。この方針は(1)第30回党大会(2年後)までに、第2
本文を読む日本共産党の執筆一覧
自民の後退が共産の前進に繋がらない地方選挙の動向、党派選挙と野党共闘の狭間で、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その27)
著者: 広原盛明RDD方式(コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかける方式)で世論調査が行われる中で、個別面接方式で有権者の意向を尋ねる時事通信調査はコストもかかるが精度が高いとされている。調査
本文を読む習近平報告と左翼政党の政治感覚
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(398)―― 中国共産党の最重要会議、第20回党大会が10月16日北京で開幕。習近平総書記(国家主席)は、世界第2位の経済大国になったことを強調し、欧米主導の世界秩序に挑戦する意気込みを明らかにし、
本文を読む日本の左翼は中国をどう見ているか
著者: 阿部治平マルクス経済学雑誌「経済」(9月号 新日本出版社)の特集「中国と日本」にはおおいに関心を持った。私は、自分をリベラル左翼だと思い込んでいるが、他の左翼の人々が中国をどう見ているか、できるだけ広く知りたかったからである。
本文を読む遠ざかった夢、左翼衰弱の理由
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(316)―― いま日本の学生の多くは、自分のことに精一杯のためか、韓国や台湾の学生に比べて社会の動きに関心がうすいように思う。だが、第二次大戦敗戦後からおよそ30年間は、学生たちは政治の反動と軍国主
本文を読む文学渉猟:啄木と北一輝/市川正一の不屈神話を暴く
著者: 合澤清*書評:下里正樹著『京子浪淘』(五月書房 1995)2060円 実に興味深い小説である。まずこの本の作者のキャリアからして興味をそそる。下里正樹は日本共産党の機関紙「赤旗」の敏腕記者だった。ところが、彼が青森県弘前市の文
本文を読む政治と研究
著者: 岩田昌征社会主義理論学会と慶応大学東アジア研究所が開催した日中社会主義フォーラム(平成25年12月21-22日)で引退共産党幹部Q氏に会った。帰路、Q氏から日本共産党とユーゴスラヴィア共産主義者同盟の党交回復に関する裏話をうかが
本文を読む六0年安保の闘いを引きずって 生涯を中小労働運動に
著者: 由井 格労働者の共済生協に就職 1958年秋の警察官職務執行法(警職法)の改訂反対闘争は、助走段階なしでのいきなりの展開となったが、「オイコラ警官の復活反対」という国民感情を背景に一気に盛り上がり、10.4のゼネストでとどめをさ
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