私の猫たちは 日がな一日歌って止まない天までとどけ 高らかにグルグルと喉を鳴らす食べる時も 眠る時も 庭の小鳥の愛らしさには全身全霊で喉を鳴らすこうして 私は日がな一日絵を描く ”Cat Spring Outing” 3
本文を読む猫の執筆一覧
「青い猫」
著者: 出町 千鶴子凍てつく夜空にピシピシと響く音 遅い朝を待ちくたびれた鳥たちが 梅の小枝やブドウの木の皮を齧る音 蒼い窓に張り付いた月の光が溶け始めたら さあ お天道さまの御出座しだ シャン シャン シャン
本文を読む「春の陽」
著者: 出町 千鶴子今、世界がひとつになって取り組むべき未来からの課題がふたつ。連動する「地球温暖化防止」と「新型コロナウィルス・パンデミックの収束」である。 人類の罪(気候危機)を反省し、世界中の言語・人種・文化・宗教・政治の全ての違
本文を読むこねこねこねこ
著者: 出町 千鶴子ねる子は育つ すくすく育つ おかあさんの鼓動は カナリアさんも歌うゆりかごのうた おかあさんのおなかはふかふかのおっぱいの匂ひ 万福満天の夢をみる (タイトルの「こねこねこねこ」は後ろから読んでも「こねこねこねこ」)です
本文を読む地球の上で「眠る猫」
著者: 出町 千鶴子未来の子どもたちの地球が いつでも何処においても 猫がのんびりと昼寝の出来る 戦争のない平和な世界でありますように 祈りをこめて 昨年6月、この絵(愛猫タイガーを描いた「眠る猫」)を植民地歴史博物館(在・韓国ソウル)に
本文を読む「猫に学べ」
著者: 出町 千鶴子私は猫である。 猫舌なので、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ことはない。 鼻も目も耳もよく利くので、フェイクな寝床やかつお節、 啼き声巧みな魔物に騙されることもない。 平和な明日を迎えるために 身も心も清く正しく美しく。 今
本文を読む「寧静致遠の猫」は憂える
著者: 出町 千鶴子お相撲は、日本の伝統文化として国技とされている。 「貴乃花」は、横綱の亀鑑ともいうべき人物である。この偉大なる存在を、 公益財団法人日本相撲協会は、いとも容易く呆気なく積極的に手放した。 憂えるばかりである。 初出:「リ
本文を読むゲッティンゲンの猫たち
著者: 合澤清ゲッティンゲンの宿には猫が2匹飼われている。それ以外にウサギもいる。ときどきペトラ(宿の女主人)はウサギも籠から出して放し飼いにしている。聞くと、猫とウサギは時々は喧嘩もするらしいのだが、僕が見ている限りでは相互不干渉の
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