――八ヶ岳山麓から(231)―― この秋の中国共産党19回大会の最大の見どころは、党規約が改定され、毛沢東以来の党主席制が復活して習近平がその座にすわれるかどうかである。 毛沢東の専制政治がいくたびもの悲劇を生んだ反省と
本文を読む習近平の執筆一覧
「習近平思想」ってなんだ? ―正念場の習近平 3
著者: 田畑光永新・管見中国(28) この秋の中国共産党全国大会(第19全大会)で自身を毛沢東、鄧小平に直接連なる、つまり江沢民、胡錦涛というつなぎの指導者の3人目ではない、終身的な指導者に位置づけようとする習近平の動きを、これまでイ
本文を読む異例づくめの閲兵から読み取れるもの―正念場の習近平 2
著者: 田畑光永新・管見中国(27) 8月1日は中国軍の、より正確には中国共産党軍の建軍記念日である。1927年のこの日の夜、江西省南昌で共産党員による最初の武力蜂起が起こった。それ以来、今年で90年である。その記念日を前に7月30日、
本文を読む「親しまれるより」より「畏れられたい」―正念場の習近平 1
著者: 田畑光永新・管見中国(26) しばらく中国のことを書く気がしなかった。なぜなら最近の中国は、何を書いても、かねてから「反中国」を売り物にしている某紙の論調と似たようなことになるものだから、自分で自分がいやになってしまうのだ。し
本文を読むシリアの影で無難に終わった米中首脳会談、じつは・・・
著者: 田畑光永新・管見中国(23) いやお恥ずかしい。今月4日の本欄で「こいつぁ見ものだ!」と触れ太鼓を叩いた6、7日の両日、米南部マイアミで開かれた米中首脳会談。初日の会談最中、現地時間(米東部時間)6日午後8時40分、トランプ米
本文を読むこいつぁ見ものだ! 6,7日のトランプ・習会談
著者: 田畑光永新・管見中国(21) トランプ政権が発足して最初の米中首脳会談が4月6,7の両日にわたって米南部のフロリダ州で開かれることになったと3月30日、両国政府が発表した。それを聞いた時の感想がこの一文のタイトルである。 米
本文を読む暗雲兆す?習近平の一人旅(4) ― 本物の罠はどれか
著者: 田畑光永新・管見中国9 このシリーズでは、まだはっきりとした姿は見えないものの、歴代の前任者以上に権力を集中しつつある習近平体制にも、ここへきてなにやら不穏なものが漂い始めたことを紹介し、習近平の独裁体制なるものがたんに毛沢東
本文を読む暗雲兆す?習近平の一人旅(3) ― 目の前に5つの罠
著者: 田畑光永新・管見中国8 前回は習近平が進めている独裁強化、個人崇拝と見える路線は、彼が自身を建国の父・毛沢東になぞらえているわけではなく、彼を取り巻く状況がその路線を進まざるを得なくしているのだ、という私見を書いた。では、その
本文を読む暗雲兆す?習近平の一人旅(2)―個人崇拝は毛沢東の真似か
著者: 田畑光永新・管見中国7 「両会」(全人代と政協会議)の季節が終わり、習近平はチェコ訪問に続いて核サミット出席で訪米と外交日程をこなして北京へ戻った。その間、「暗雲」のほうの動きはといえば、3月29日に「明鏡新聞網」系のブログに
本文を読む暗雲兆す?習近平の一人旅―ざわつき始めた北京・中南海(1)
著者: 田畑光永新・管見中国6 民進党が発足し、新年度予算が成立して、日本の政局もこれから7月の参院選(かなりの高確率で衆参同時選挙)へ向かって動きを速めようとしているが、中国でも多くの権限を一身に集中して独裁体制を固め、一人旅を闊歩
本文を読む山雨来たらんと欲して風楼に満つ ――習近平、更に上る一層楼
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(175)―― 中国の習近平国家主席は、2016年はじめから中国共産党の「核心」と称えられるようになった。天津市、北京市など省・市・自治区レベルの党書記が「習近平総書記という核心を断固擁護する」といいは
本文を読む米中の覇権争い本格化-双方とも戦争は避ける -TPPかRCEPの勝負-
著者: 伊藤力司昨年11月、米国でオバマ大統領が再選され、中国の最高首脳として習近平・共産党総書記が選出された。新体制下の米中、すなわち世界第1位と第2位の経済大国はいよいよ覇権争いを本格化することになる。その主戦場は太平洋である。地理
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