韓国通信748 世直し選挙だ
- 2024年 7月 2日
- 評論・紹介・意見
- 小原 紘
もう後がない日本。小手先のゴマカシは通用しなくなった。金と自己保身にうつつを抜かす政治家たちにまかせておけないで。マスメディアは選挙と自民党総裁の「予想屋」、世論調査の「分析家」に成り下がった。こうなったら本気になって選挙で世直しをするしかない。
<私の落選運動>
Ⅰ)ブルーリボンの政治家には投票しない
ブルーリボン組が異常繁殖している。拉致被害者救出運動をくさす気はないが、首相から党幹部、閣僚、官僚、野党議員、さらに鹿児島県警本部長まで着用しているのには驚いた。故安倍元首相が拉致問題を政治利用したのは有名だが、単なるバッジでも被害者救援活動に名を借りたタカ派集団のアイデンティテイィに見える。
(写真/バッジ姿の与野党大物議員)
Ⅱ)政倫審出席を拒否した44名の裏金議員には投票しない。
Ⅲ)与野党を問わず、国会議員3人に1人の世襲議員には投票しない。政治腐敗の原因の一つは、親や親族の地盤を引き継いだ 権力の継承に起因する。北朝鮮の権力世襲を笑えない。
Ⅳ)統一教会と関係のある議員。
Ⅴ)ポスター貼りと候補の名前を連呼する候補者
政党で選ばず、政治家個人の資質を見きわめたい。
『週刊金曜日』の編集委員、江戸文化研究者の田中優子さんが最新号6/21NO1477号で「政治家の選び方」について述べている。要旨をまとめた。
「江戸の大火で庶民生活を優先させた徳川家光の側用人保科正之、将軍綱吉を諌言し続けた柳沢吉保、国際的視野を持った新井白石らが政治家として重用されたのは、政治家としての資質が評価されたからだ。カネと出世と名声を追い追い続ける現代の政治家たちとはあまりにもかけはなれた姿だ」
嘘と利益誘導の政治家たちを選ばないという彼女の主張に説得力を感じた。
<国会議員はやめられない>
「政治には金がかかる。政治資金を何に使っても自由」と岸田首相は言う。
歳費(給料)は年間2173万円。さらに活動費が年間1980万円。交通費もすべてタダ、2人の秘書の人件費、議員事務所、議員宿舎もタダ。それでも足りないと恩着せがましく言うなら国会議員をやめたらいい。普通のサラリーマンが年間500万円で生活する時代に年収2173万円から500万円を差し引けば、そっくり貯金できる計算だ。「おいしい仕事」を続けるために自由に使える「政治資金」が必要と言わんがばかりだ。世のため人のために政治活動をする気がない議員。政治に対する資質と情熱のある人は世の中にいくらでもいる。
初出:「リベラル21」2024.07.02より許可を得て転載
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/〕
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