「テント撤去の動きに反対。原発こそ撤去せよ」など-地震と原発事故情報
- 2013年 3月 17日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1777】
2013年3月17日(日)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.【テントからの緊急のお知らせ】
テント撤去の動きに反対。原発こそ撤去せよ
3・22(金) 大抗議集会 17時より
★2.3月15日(金)の金曜官邸前行動(46回)の記録
たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟の行動を中心に
柳田真(たんぽぽ舎)
★3.新聞・雑誌から2点
◆ 脱原発テントを提訴へ 経産相、立ち退き求め
「原発撤去すべき」市民団体反発 (東京新聞3月15日より)
◆ どんどん広がる 「トモダチ作戦」訴訟の輪
東電 巨額賠償で再び破綻リスク (3月14日 日刊ゲンダイより)
★4、 テント日誌 3/13日 経産省前テントひろば 550日目
日を重ねることの速さに驚きながら
原発保持方針が復興作業を妨げた.テントへ米国の放射能の現状報告届く
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┗■1.【テントからの緊急のお知らせ】
| テント撤去の動きに反対。原発こそ撤去せよ
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◆3・22(金) 大抗議集会 17時より(1時間ー1時間半) テントひろば
今回の仮処分決定によって、国によるテント撤去への動きが具体的に始まった。
そのことに対して強い抗議の意志を表すとともに、これからの闘い、なすべきこ
との提起、呼びかけをしたいと思います。
テントは、福島原発事故の責任を問い、脱原発を望む全ての人々の意志の表現
です。今、テントを支えるこの意志を目に見える形で示していくことが必要とな
っています。
是非、ご参集下さい。
◆ 今回の仮処分決定について 20130314(淵上記)
3月14日朝7時30分頃、ものものしい警戒態勢(執行官、経産省の警備、公安、
制服警官など総勢50名ほど)のもと、テントに仮処分決定の公示書を東京地裁執
行官らが持ってきた。テント側の「本人がいないのだから受け取れない」という
対応に対して、執行官側は、対象になっている両名には、同文書を自宅に郵送す
るということ、文書を手渡すのではなく公示するのだということ。予め経産省(?
)が用意した大仰な台をテント正面の真ん中付近に据えて公示書の掲示を行った。
今、記念すべき公示書が立派に立っている。この公示書によれば、これを損壊
したら、刑罰に処せられるとも書いてある.
※ なお、内容についての詳細は、長文のため、後日別途配信します。
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┗■2.3月15日(金)の金曜官邸前行動(46回)の記録
│ たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟の行動を中心に
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
○ 全体
首相官邸前(1000人~1500人)と、国会正門前(数百人)と、ファ
ミリーエリア(100人位)の3か所(プラスα)で抗議行動。
午後6:00-8:00の2時間。前段もあり。
全体人数3000人(反原連公表)(入れかわりの人数を含む)
官邸前は1分スピーチ、国会前は3分スピーチ、ファミリーエリアは数分、
全体として活気があった。
(先週と比べて)。関西生コン、柏崎刈羽から来た人(女)などが発言した。
○たんぽぽ舎関連
前段
B5版で4頁のビラづくり―原版、印刷、約半日がかり(1-46回)欠か
さず作成) テントの青空放送のビラ(テントとの連絡)の同封
当日
午後1:00-4:00 ビラ帳合いなどの作業、10人位、10人位で
たんぽぽ舎を出発、
5:00テント到着、勤務後の参加者と合流(25人)
参加者―1班~5班プラス文科省組、経産省正門前組、官邸裏行動組合計
30名強
ビラ配布―1800枚(訂正、47回と書いたのは3/10 (日)を入れた
ため、これは別計算。故に46回が正確)
ビラ代カンパ―5210円(1班)
テントを守ろうハガキ135組、400枚程普及+カンパもあり。
○ 特長―・九州福岡の方(女性)が(メルマガをとおして)本日参加。ビラま
きも協力
・反原発自治体議員・市民連盟は2人、参加と発言(杉並区議、結柴さん、
新庄さん)
○ 芝工大OBの山田さんが『テントを守ろう』と国会前でアピール
○ 警察が『マイク規制」でうるさかった。6:00-8:00の2Hのみ、そ
の前(5:30)と後
(8:05頃)にうるさく言ってきた。こんなのは初めて。
○ たんぽぽ舎行動参加者の中で、年輩の女性がいつも応援参加してくれている
が、今回はその人も行動規制を受けていた。
○ 総じて14日の経産省・裁判所のテント撤去せよ攻撃に合わせて、警察も官
邸前行動に対して「キビシク対応」してきたあらわれか。
○ TPP反対集会があり、たんぽぽ舎の何人かも途中からそちらに参加。
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┗■3.新聞・雑誌から
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◆ 脱原発テントを提訴へ 経産相、立ち退き求め
「原発撤去すべき」市民団体反発
脱原発を訴える市民団体のメンバーらが東京・霞が関の経済産業省の敷地に設
置している
テントについて、茂木敏充経産相は15日の閣議後の記者会見で「民事訴訟によ
る解決が必要と判断した」と述べ、今後立ち退きを求めて提訴する方針を示した。
茂木経産相は「自主的な退去を勧告したが、拒否されてきた。国有財産が長期
間不法占拠されている状況は本来許されない」と説明した。
テントは東京電力福島第一原発事故から半年後の2011年9月に設置。脱原
発を訴える運動のシンボル的存在になっている。
脱原発を訴え、東京・霞が関の経済産業省敷地内にテントを張る市民団体は茂
木産業省の示した提訴方針に対し強く反発した。
テント広場の呼び掛け人代表の正清太一さん(75)は撤去すべきはわれわれ
でなく原発だ。弁護士と相談して今後のことを近く発表する」と怒りの表情で闘
う姿勢をみせた。
メンバーの谷園子さん(62)は「この場所を通じて脱原発を願う全国の人た
ちとつながっている。これからもテントでの行動を続ける」と通行人に訴えのビ
ラを配り続けた。
連なったテント周辺に「原発安倍政権NO」「再稼働反対」などの看板やのぼり
が立ち並び、夜も男性メンバーが泊まり込みで守っている。テント前は「国有地
立入禁止」と書かれた経産省の看板が設置されている。
(東京新聞 3月15日夕刊より)
◆ どんどん広がる 「トモダチ作戦」訴訟の輪
東電 巨額賠償で再び破綻リスク
「トモダチ作戦に関わったことを誇りに思っている」-東日本大震災から2年
を迎えた11日、米海軍のグリナート作戦部長はワシントンの駐米日本大使公邸で
こう挨拶していたが、これは米軍の「本音」じゃない。というのも、作戦に参加
した米兵が「ウソの情報で被爆した」として、東京電力を訴える損害賠償訴訟の
原告にどんどん加わっているのである。
「トモダチ作戦」をめぐっては、昨年12月、米空母ロナルド・レーガン乗組員
ら9人が東電に対し、被曝によって将来的にがんになるリスクが高まったーと主
張。賠償金や将来の医療基金など総額96億円(当時)を求める訴えを米連邦地裁
に起こした。この裁判について、原告の弁護士は11日、現時点で原告数が115人
を超えたことを明かし、さらに増える見通しを示唆したという。
「原告が増えるほど、陪審員が『日本で被害に遭った米兵はこんなに多いのか』
と同情を寄せ、原告に有利な判決を出す可能性が高まる。賠償金も飛躍的かつ比
例的に膨れ上がるでしょう」(国際弁護士・湯浅誠氏) (中略)
「日本政府が東電に賠償費用として3兆2000億円も投じていることからも分か
るように、米国の原告は日本政府が東電を潰す気がないことを見抜いている。だ
から、東電=日本政府に請求という感覚なのです」(司法ジャーナリスト)
(中略)
トモダチの輪が広がるほど、東電は再び破綻の危険性が高まり、日本国民の負
担が増えるリスクが高まる。 やはり東電は、1度法的整理しておくべきだっ
た。 (3月14日 日刊ゲンダイより抜粋)
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┗■4.テント日誌 3/13日
| 経産省前テントひろば 550日目 日を重ねることの速さに驚きながら
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原発保持方針が復興作業を妨げた.テントへ米国の放射能の現状報告届く
○3月9日・10日・11日・12日と『3・11』の2周年を迎えての集会
や行動が各地であった。3月9日には明治公園での集会とデモがあった。東京では
3月10日は日比谷野外音楽堂での集会から霞ヶ関一帯や国会に向けたデモが途
中から寒さを増した中で行われていた。3月11日にはテント前ひろばのキャン
ドルナイト、東電前行動などがあった。3月12日には国会正門前の集会があった。
久々に行動に参加した人も多かったと思われる。それぞれにいろいろの感想を持
ったと思われるが、私は東日本大震災から早二年となること、その時間の速さに
は驚くばかりだった。復興はなかなか進まず、まして原発事故は収束の見通しも
立ってはいない。メディアは特集記事を組んでいた。それなりに胸に迫る記事も
あったが、復興のビジョンとか構想は遠のいていくだけのようにも思えた。多分、
その一つに原発事故《原発震災》があることが考えられる。今度の東日本大震災
がこれまでの震災や自然災害と大きく違うのはやはり原発事故がそこに介在して
いることである。そして、政府や官僚、あるいは電力業界が原発再稼働→原発保
持にあることが復興作業の妨げになっているのではないか。これは機会あるごと
に指摘してきたことだが、これが見えないところで復興作業を遅らせているのだ
と思う。既得権益にしがみつく面々との奥深いところでの闘いが続いているので
ある。
○この間、テント前ひろばは「福島月間」を提起してきたが、あらためて思う
ことが私たちにも福島の現状がどうなっているのかあまり分かっていないのでは
いうことだ。被曝と闘う人たちのことが何よりも優先課題と誰もがいうけれど、
それが具体的にどうあるのかこちらからは見えていないところがあるのではない
か。それだけ福島の現状が困難なところにあるという事だと思うが、私はそこの
ところで自己に向けた問いに答の出ぬまま状態である。テントに泊りながら朝ま
で話し込だが実感したのもそのことだ。メディアの報道にはヒントになることも
あるが教えられることもあるが、私たちは福島の現状に対して独自のアンテナを
延す作業を続けるべきであろう。この間の「福島月間」の提起をこの期間後も継
続すべきと思う。3月23日(土)、24日(日)に福島で開かれる集会にテン
ト前ひろばはバスで出掛ける。福島の現状を知り、学ぶということは強調し過ぎ
ることのないことでありこれを胸に刻んで今後も何らかの形で「福島月間」のよ
うなものを継続して欲しい。
○テントにはいろいろものが送られてくる。果物やお菓子と食べ物から暖房器
具まであり感謝している。なかなかお礼を申し上げる機会もないのが残念だ。ま
た、手紙類もテントには届いている。アメリカでのピース・ウォークに参加した
女性からアメリカでの放射能汚染の現状についての報告が届いていた。アメリカ
の中部地方のウラン採掘場での放射能汚染の現状、それを全米に訴えている原住
民の活動などだが、飛行機の待ち時間に書いたとあった。アメリカでも政府筋や
権力側はこうした情報を隠して表に出ることを防いでいるとあったがいずこも同
じであると思った。中部地方の荒れ地に追い込められていた原住民の居住地がウ
ラン採掘場の近くにあり、そこでの放射能汚染が放置されたままであり、政府は
その危険性を原住民に伝えてはいない。多くの国民も知らされていない。3月1
1日にアメリカ政府の原子力規制委員会(NRC)がメリーランドに建設予定の
原発の建設許可申請を却下したというニュースをネットで知っていたので驚きだ
った。原発の被害や放射能汚染を隠したがるのは政府や権力に共通することなの
だろうが、調査し知ることの大事さを実感する。テントも送られてくる情報など
もなるべく伝えたいが情報を寄せてくれることをお願いしたい。(M/O)
追記 裁判所が3月14日の早朝に経産省前テントの譲渡を禁ずる仮処分の通
告にきたとある。今後の動きを注目していて欲しい。
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