「たかだか汚染水も防げない原発-鎌田さとしさん演説」など-地震と原発事故情報
- 2013年 4月 15日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1806】
2013年4月15日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.たかだか汚染水も防げない原発-鎌田さとしさん演説
原発は【反命】、生命の声で訴える-1人でラッパを吹いている人
4月12日官邸前抗議行動(第50回)の報告
(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア 金子やよい)
★2.明治公園での逮捕(3月9日)-私の経験について「今後のため」報告
します 脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・・(連載その2)
多辺田 政弘
★3.園良太さんへの弾圧裁判、4月18日15時~ついに判決!
18時半~報告集会! 無罪へぜひ結集を
★4.メールマガジン読者からのご案内(問合せは主催者へ)
◆4/18「東電東葛支社前アクション 第9弾」
★5.新聞・雑誌より
◆「汚染水漏れたら直ちにタンクへ」
東電、貯水槽計画時に説明 福島第一原発
(4月13日朝日新聞より抜粋)
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┗■1.たかだか汚染水も防げない原発-鎌田さとしさん演説
| 原発は【反命】、生命の声で訴える-1人でラッパを吹いている人
| 4月12日官邸前抗議行動(第50回)の報告
└──── (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア 金子やよい)
○ 午後5時ぐみ坂から見る空は未だ明るく、微かに赤みを帯びた日がビルに差
している。4月に入り日がのびた。風もひんやりと心地よい。午後6時、官邸前
でコールが始る「原発反対」「再稼働反対」「子供を守れ」、なかでも「海を守
れ」の声が高く聞こえたのは、私だけでは無いだろう。だが、破綻を来した福島
第一原発の高濃度汚染水の問題は、原発事故収束がいかに困難であるかを示す一
端でしかない。
今日のスピーチの最初は、鎌田慧さん「たかだか水も防げない、使用済み核燃
料はどうするんですか」「安部首相早く脱原発を宣言して国民を安心させて下さ
い」淡々とした中に決意と意志に満ちた言葉に私は勇気づけられる。
○ 抗議行動中盤、国会議事堂正門に行こうと歩いていると、一人、並木の下ラ
ッパを吹いている人がいる。黄色いブブゼラだ、サッカーの応援で大勢が吹いて
いるのを見た事は有るが、たった一人が吹き鳴らす音色は、力強い中にすこし哀
しい色が混ざっているように感じる。北区の職場から毎週ここにいらしているこ
の男性は「原発は理論的に無理だ早いうちに無くなるだろうと思っていた、それ
がこんなに続くとは思っていなかった。24、5年前水戸で働いていた時、原電の
社員と仕事で会う事があった、その度になんて暗い顔してるんだろう、彼らはど
んな悪いことをしているのかと思った。
事故の時高校生だった息子は、俺は死ぬのかと思ったとあの時を振り返り言っ
た。今、松戸の自宅も線量が高い、でもまだ住み続けている、それを思うと、避
難の難しさに福島の事が思いやられる。抗議行動には去年4月から来ている、ブ
ブゼラは7月から、音が大きいのでコールやスピーチの邪魔にならないようにこ
こで吹いている。ブブゼラは牛の声、牛は自分達にも重なる。食用にされる牛で
も無駄に殺されていいはずがない。原発は【反命】そんな想いで吹いている」と
語られた。
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┗■2.明治公園での逮捕(3月9日)-私の経験について「今後のため」報告
| します 脱原発運動の今後に少しでも役立てば・・(連載その2)
└──── 多辺田 政弘
二、四谷警察署での取り調べ
四谷警察署に警察の車で護送されてからの流れは、ほぼマニュアル通りだった
と思われますので、細かいことは省きます。とにかく、手錠と腰縄に拘束され、
「人間扱い」はしないというシステムで貫かれていました。
まず、所内の部屋の一部を仕切っただけの粗末な取調室に入れられ、持ち物を
押収され、身体検査を受けた。それから、取り調べ担当官=警部補(自ら「奥迫
=オクサコ」と名乗っていました)がやって来て、マニュアルの流れに沿って、
まず、弁護士を付ける権利のあることを述べた。しかし、初めから捕まることを
想定して弁護士を決めてデモに参加する人はそうおりません。ふと頭に浮かんだ
のは逮捕時の混乱の中に駆けつけてくれた女性の弁護士さんの顔だったのですが、
名前も所属も分らないので、「まだ決まっていない」と記録された。
それから、「自分に不利になることや話したくないことはその旨を言えば良い」
と、これもマニュアル通りに伝えられた。私は、意図的に「公務執行妨害」をし
た訳ではなかったので、反抗的な態度を取らなければ不起訴になることは間違い
ないだろうと思っていましたので、「完黙」などという方法は取らずに、(関連
して他人に迷惑を掛るようにならないことは慎重に心掛けましたが)、自分のこ
とについての質問には素直に簡潔に応えました。―とにかく、このような過剰な
逮捕は絶対「不起訴」にしなければ、と心に決めていましたから。
取り調べは、身上(経歴)や「逮捕時の状況と自分の弁明」などが時系列的に
淡々と尋問されました。取り調べをしながら調書をパソコン(ワープロ)で作成
し、途中何度も打ち上がった部分をプリントアウトして被疑者(私)に記載事項
を見せて確認する、という作業を繰り返しました。始まったのは午後4時過ぎか
らで、途中、《病院への往復(診察と常薬を取りに)=後述》、と《夕食》、を
挟んで、夜の十一時過ぎまで続けられた。この間、トイレと水を何度も要求しま
した。これには素直に応じてくれました。因みに、この取り調べ官は、四十代後
半ぐらいで、私の受けた印象では、普通に気さくな感じで、「意地の悪い人」
(悪意のある人)には見えなかった。
取り調べを始める前に、病気や薬のことを聞かれた。三年前の心臓のバイパス
の手術後から投与さしているワーファリン(毎朝食事)と、二十年近く続けてい
る糖尿病のインシュリン注射(朝・夕二回)があることを告げた。共に東京女子
医大に通院していることを告げると、取り調べを中断して、夕食前に署の車で東
京女子医大病院の緊急外来の病棟に連れて行き、簡単な診察と薬を貰うという措
置が取られました。事前に警察のほうから電話で予約をしていたらしく、スムー
ズに手続きは進んだ。診察は時間外だったので、別病棟(「緊急外来」)から入
り、若い宿直医が対応していた。土曜日の緊急対応だったせいで、薬は二日分し
か処方されなかった。もし、月曜日に地検から起訴が申し渡された場合には、拘
留が長引くので、もう一度月曜日に病院に行く必要があった。この間の往復、病
院内での行動も含めて、公衆の面前でも、すべて手錠・腰紐を付けられたままで
あった。しかし、手荒い扱いと言う訳でもなかった。
「取り調べ」に対して、私は三つの簡単な心得を自分なりに作りました。そし
てそれを守りました。一つは、事実の記録を曲げさせないこと。二つ目は、論争
をしないこと。例えば、「不当逮捕」であるなどの価値判断(主張)の分かれる
言葉を使わないこと。三つ目は、自分のドジも率直に認めること。―逮捕されて
しまった以上は、「不起訴」が目標(焦点)であると考えたからであります。な
ぜなら、《この程度では「公務執行妨害罪」は成立しない》という結果をちゃん
と残すことこそが、この時点での「私の闘い」であると考えたからです。
取り調べ官やまわりの世話係の警官に無駄に突っかかったりせず、紳士的に対
応するようにした。相手も感情を持った人間であるのだから、不快感は判断を左
右させることもあるだろうから。調書の内容の確認は納得のいくものにする。自
分が述べた部分の記述のところで納得のいかない表現がある時には、「そうは言
わなかったと思います」と率直に納得できる形に訂正してもらう。また、「そこ
まで細かく聞く必要はありますか」と微細な質問には疑問を投げかけ簡潔にして
もらう。若いエネルギーの有り余っているときと違って、「年寄りの半病人」
(私のことです)には、「完全黙秘」をしたり、無駄なエネルギーを浪費して
「論争」を楽しむ余裕は残念ながら残って無かったのです。それに、自分で蒔い
た種は自分で刈り取るほかはない。隔離された警察署の中では「たった一人の反
乱」なのだから。(続く)
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┗■3.園良太さんへの弾圧裁判、4月18日15時~ついに判決!
| 18時半~報告集会! 無罪へぜひ結集を
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3.11直後から東電本店前での抗議行動を始め、その後も様々な反原発デモ
や経産省前テントに関わってきた園良太さんに対し、何度も不当逮捕がしかけら
れてきました。しかも昨年2月の江東区の竪川河川敷公園の野宿者強制排除問題
では起訴・4ヶ月も勾留され、「懲役1年」が求刑されています。
また、関西でも反原発運動でも昨秋から11人不当逮捕、6人起訴、4人が未
だに勾留中という異常事態が続いています。
http://ameblo.jp/kansai-tokyo-kyuen/
これは明らかに政府が今後原発の再稼働を狙う際に、邪魔者となる人々をつぶ
していくための動きでもあります。
また東西ともに、行政への抗議行動を「威力業務妨害」に仕立て上げての起訴で
した。れを許せば今後全国各地の電力会社前、経産省前、首相官邸前の抗議行動
に広がることも確実です。
園さんは判決を前に新たな弾圧をかけられる厳しい状態に追い込まれています。
ぜひ4月18日15時~判決、18時半~報告集会へのご参加と、無罪要求声明
への賛同をお願いいたします。
「2/9竪川弾圧」判決:4月18日(木)15時~東京地裁429号法廷
(12時日比谷公園霞門集合・12時15分出発でデモ、
その後地裁前アピール、14時半~整理券配布。
14時半までには必ずお越しください。)
報告集会:4月18日18時時半~判決報告集会
亀戸文化センター(カメリアプラザ)2階大研修室
(東京都江東区亀戸2-19-1 JR亀戸駅北口を出て左へすぐ)
http://www.kcf.or.jp/kameido/index.html
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┗■4.メールマガジン読者からのご案内(問合せは主催者へ)
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◆4/18「東電東葛支社前アクション 第9弾」を行います。平日の昼間ですが、
しつこくやり続けたいと考えています。今回はデモ行進はやりません。
日時:4月18日(木)午後2時30分から1時間ていど
場所:新柏・東電東葛支社前に直接おいで下さい。 http://p.tl/2yWv
東武野田線「新柏」駅から数分です。
東電に対する抗議の声・プラカードなどによるアピール。プラカードなどは各
自持参してください。
なお、18日正午から、JR「柏」駅東口ダブルデッキ上で、スピーカーによる
アピールとちらし撒きを行います。こちらだけの参加も歓迎です。
主 催:郷土教育全国協議会東葛支部原発止めよう! 東葛の会
連絡先:原発止めよう! 東葛の会
http://blogs.yahoo.co.jp/genpatsutomeyou_tokatsunokai/MYBLOG/yblog.html
連絡担当:日下部信雄 kusakabe-nobuo@nifty.com
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┗■5.新聞・雑誌より
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◆「汚染水漏れたら直ちにタンクへ」
東電、貯水槽計画時に説明 福島第一原発
東京電力福島第一原発の放射能汚染水漏れ事故で、東電は、昨年夏に開かれた
国の専門家会合で地下貯水槽の建設計画を示した際、漏れたら「直ちにすべての
汚染水をタンクに移す」と説明していたことが分かった。実際は発覚後にタンク
の手配を検討し、いまだ汚染水の移送を始められていない。
旧原子力安全・保安院は昨年8月、福島第一原発の安全性をチェックするため
専門家による意見聴取会を開いた。この場で、委員から地下貯水槽の遮水シート
が破れた場合の対応を問われ、東電の担当者は「実は空のタンクを用意しておい
て、検知した瞬間に、すべてそちらに移送するという計画」と説明。保安院は計
画を了承していた。(中略)
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は12日の会見で「空のタンクはその
時点で水の受け入れが可能な場所という意味。ほかの地下貯水槽も含まれる」と
釈明。原子力規制庁の森本英香次長は同日の会見で「東電が意図したのか、ミス
だったのか事実関係をしっかり詰めていく必要がある」と話した。
(4月13日朝日新聞より抜粋)
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