2月1日公開シンポ『ポスト68年の思想と政治─〈階級闘争〉から〈社会運動〉へ?』
- 2014年 1月 25日
- 催し物案内
- 京都大学人文科学研究所
2月1日公開シンポ『ポスト68年の思想と政治─〈階級闘争〉から〈社会運動〉へ?』
●日 時 : 2月1日(土) 13:00~18:00
●会 場 :京都大学人文科学研究所本館 共通1講義室
●講 演 : 長崎 浩「68年は「若者たちの叛乱」か」
絓 秀実「村上一郎と市民社会派マルクス主義」
廣瀬 純「マルクス主義政治哲学のためにアントニオ・ネグリとその同時代人」
ギャヴィン・ウオーカー「ポスト68年の状況:構造から政治へ」
司 会 : 長原 豊・市田良彦
●主 催 :京都大学人文科学研究所・同研究所共同研究班「ヨーロッパ現代思想と政治」
●参加費 :無料・予約不要
●お問合せ:京都大学人文科学研究所 総務掛
Tel.075-753-6902 http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp
メールアドレス:z-academy@zinbun.kyoto-u.ac.jp
「68年」は「政治」を議会から解放した。それとともに、議会外の「政治」は、〈階級闘争〉から様々な〈社会運動〉に脱皮した…日本でも欧米でもこうしたストーリーがくりかえし語られてきました。このストーリーはいったいどこまで「正しい」のでしょうか。「経済」を包括的に左右する力はもはや議会政治にしかないのか。マルクス主義を「のりこえた」はずの〈社会運動〉は、「経済」とどうかかわりうるのか。新しいタイプの貧困が日々厳しさを増すなか、マルクス主義が再生していないとすると、いったいなにが問題なのか。ポスト68年の変化の背景にある産業資本主義の衰退やそれにともなう労働の変容は、そこにどんな影を落としているのか。『ヨーロッパ現代思想と政治』研究班では、「政治」と「経済」、「政治」と「思想」の関係を捉え直すために、こうした問い四人の講演者に投げかけてみました。その応答に耳を傾け、ともに議論することを求める多くの参加者のご来場をお待ちしています。
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