地震大国日本に原発はあってはならない!
- 2011年 3月 13日
- 時代をみる
- たんぽぽ舎原発地震大国
地震と原発情報 その(4)
地震大国日本に原発はあってはならない!
福島第一、第二原発震災に対する東京電力、原子力安全・保安院の
責任を問う行動の報告
「東電は事業者責任としてリアルタイムに情報公開せよ!」という
要請行動が、たんぽぽ舎の緊急呼びかけにより、3月12日午後1時から
東電本社前で行われた。報道関係(東京新聞、朝日新聞、日本テレビ、
レーバーネット)を含め16人が駆け付けた。
東電側は「いろいろな対応に追われ、市民の質問に答える体制がない」
とのことで、後日交渉の場を設定することになっていたので、当日は
広報部担当者へ要望書の読み上げ・手渡しと口頭申し入れのみ行った。
要請内容は、
(1)原発は大地震に耐えられない、人の力で制御できるシステムではない
という私たちのかねてからの指摘どおり、東電は今回の大震災にあっ
て無能をさらした以上、即刻、原発からの撤退を求める。
(2)相変わらずの隠ぺい体質で、事業者としての情報公開、説明責任
を果たしていない。リアルタイムの一次情報の公開を求める。
(3)運転40年の老朽原発を動かし続けたことによる事故でもあり、
その責任を問う。
次に午後2時から経産省別館前で「原発やめろ」行動が、「プルトニウ
ムなんていらないよ」「福島老朽原発を考える会」の呼びかけで行われ、
私たちも合流した。福島第一原発1号機の炉心溶融が起きている可能性が
高いとの保安院発表の直後であり、参加者は最悪の事態を想定して緊迫
した抗議行動となった。
福島原発現地では、放射能のうずの中で、今まさに死の労働を強いられ、
すでに死者、負傷者も出ているという過酷な状況がインターネットで伝え
られていた。
原発を推進し、このような事態を招いたことの責任、住民への避難指示
のタイミングの不適切などについて保安院を批判し、原子力政策の誤りを
認めるよう強く求めた。
また、東日本の巨大地震に連動して東海・東南海・南海地震が起きる
可能性や他の直下型地震が誘発される可能性も高まっているので、全国の
原発の停止、特に東海震源域の真上に建つ浜岡原発の即時停止を強く訴えた。
(文責 中村泰子)
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