HOWS講座: 朝鮮半島問題と日本の朝鮮植民地支配責任
- 2019年 2月 17日
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HOWS講座〈朝鮮半島問題と日本の朝鮮植民地支配責任〉のご案内です。
ご参加いただければ幸甚です。
3月2日? 13時~16時30分
朝鮮半島問題と日本の朝鮮植民地支配責任
?講 師=纐纈 厚(明治大学特任教授)
?会 場:本郷文化フォーラムホール
?参加費:1,500円(学生1,000円)
HOWSの住所/電話/FAX
〒113-0033 東京都文京区本郷3-29-10
飯島ビル1階 小川町企画内
TEL.03(5804)1656 FAX.03(5804)1609
URL=http://www.hows.jpn.org/
安倍首相は、先月の国会施政方針演説において、日韓関係については全くと言っていいほど言及がありませんでした。昨年来の元徴用工らへの損害賠償を認めた韓国大法院(最高裁)判決や、海上自衛隊哨戒機への火器レーダー照射問題などによる日韓関係の悪化が背景にあります。つい最近では、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が慰安婦問題で首相か、「戦争犯罪の主犯の息子」である天皇の直接謝罪を求めたのにたいし、安倍は国会答弁において「無礼な発言」として謝罪と撤回を要求する始末です。
敗戦後、わたしたちが、日本帝国主義による侵略戦争や台湾・朝鮮半島への植民地支配責任を不充分にしか追求してこれなかった問題が諸悪の根源にあると思います。いま第2回米朝首脳会談が準備され、北東アジアをめぐる情勢が画期的な展開をみせているなかで、安倍外交の偏狭なナショナリズムが際立っています。問題の本質を見極め、克服すべき課題はなにか探る論議にご参加いただければ幸いです。
<講師の纐纈厚氏からのひと言>
以下、三点を中心に述べてみたい。 第一には、朝鮮分断と日本の植民地支配の問題です。分断の歴史にも少し触れつつ、日本はいまだに朝鮮を植民地支配したことに、謝罪や補償などの責任をもった対応ができていないこと、日本人総体の歴史認識の不在性の背景にあるものを指摘していきます。 第二には、急変する朝鮮半島情勢について、多様の評価が飛び交う中で、私の見解を述べてみます。
第三には、アメリカと日本の対朝鮮政策の本質と問題性について触れ、最後に私たちが歩むべき道は、何処にあるのかについて考えてみたいと思います。 特に強調したいのは、戦前期日本の植民地支配と戦後アメリカの朝鮮軍事支配とは、表裏一体の関係にあることを明らかにし、植民地統治支配責任と天皇制の相関関係を捉えて行くことの重要さです。 未決の植民地支配責任を放置する限り、戦後平和主義や民主主義が、如何に空虚なものであるかを検証していきたいと思います。
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