テント日誌1月17日
- 2020年 1月 19日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
電磁波の問題などを取り上げている、という話あり 1月10日(金)
今日はお天気も良く、気温もそれ程低くなさそうだ。
リーダーのSさんが都合によりお休みなので、女性陣で台車を押していく。
経産省前でセッティングをしていると、確認したつもりの3本のぼり旗のうち、2本のボールの筒の中に細い横棒が見当たらず、事務所に取りに行く。
風があまりないようなので、いつも通り横断幕2枚をつけた。
さっそく若い警官が来て、「今日は何時迄ですか?」と聞かれ、即座に「いつも通りです」と答えると、警官は笑顔ですぐ帰った。金曜日は抗議集会もあり、その返答で良かったのかな?と気になった。
座り込みメンバーのMさんが旦那さんと現れる。お世話になっている弁護士さんに新年のご挨拶を済ませてこられたとのこと。Mさんの住んでいるマンションでは、住民の声を聴かずにスマートメーターの一括取り付けに関して話が進み、それを危惧したMさん夫妻は昨年から弁護士さんに相談している。
”電気の見える化”で、電気の使用量が30分単位で把握できる為、使用量をコントロールし易く、検針員も電力メーターチェックの作業が必要なくなるそうだが、電磁波による健康被害や個人情報の問題は深刻だ。
知らないうちに勝手に取り付けられていたという事例も数多くあるようで、原発に限らない電力会社の’都合の悪いことは隠す’という底知れない悪質巧妙なやり方にはあきれるばかりである。でもあきれてばかりではいられない。あきれてもあきらめない! 気づいたお二人は行動に移されている。
暫くすると、レジェンドSさん、水曜日の座り込みメンバーのTさん、そしていつも金曜日に参加されている男性が来られた。また、二人の男性からカンパを頂いた。その内のお一人は毎週のようにカンパされ、お話もちょっとされていく背広姿の紳士である。いつも気にかけて頂いているのは、私達にとって何よりの励みになり、有難いことだと思う。(Y.M)
記念写真を撮られる人が結構多い 1月11日(土)
今日は金曜行動など「いろはネット」でご一緒だった方が来てくれた。1時間ほど座り込んでいただいた。とてもお元気そうでそれが一番嬉しかった。I弁護士やOGさんもお見えになって今日も賑やか、また記念写真が増えました。
外務省前の機動隊員に職質してきたとUさんが言った。以前から正午過ぎくらいに2,3人で何やら測定をしていたが普段の騒音を記録しているとのことだ。多分環境ではなく警備のためだと思う。想像するにやたら大音量をまき散らす車が外務省によく来るからかな。(O・O)
幟などを見てビックリしている若者 1月13日(祝)
今日の天候は予報通り晴天で雲ひとつなかった。温度計を見たら13度。昨日より暖かい。しかし肌身には風が冷たく感じられたー太陽光が当たっていて、尚且つ南風であったのにも拘わらず。日曜日の翌日という事もあって経産省前の人通りはさすがに少なかった。それでもお年寄りの人はこちらが挨拶すると会釈を返してくれていた。しかし若い人は理解できなかったのか幟などを見てビックリしていた。
今日のレジェンド・Sさん。何時もだったら到着してもいい頃なのに来ないのでどこまで来ているか確認するために電話したところ、電話会社からは切っているか電波の届かない所という返事。しばらく待っていたら上の方から歩いて来た。事情を聴いたら月曜日なので国会前で他の人を待っていたとのこと❗祝日なので中止。携帯をチェックしたらOFF。何かの時にOFFのボタンを長押ししてしまったようだ。今日の参加者は常連の3人に群馬からTaさんが来てくれましたーお菓子の差し入れを持って。(保)
暖かい日で絶好の座り込み日だった 1月14(木)
真冬とは思えないほど、暖かい日であり風も微風そのせいか今日の座り込みに参加は延べ12名であった。経産省前に到着すると、イロハネットのwさんが来月2月20日(木)「函館市大間原発建設差し止め裁判」
第22回口頭弁論が、東京地裁103号法廷で行われるチラシを受け取るために待っていて、セッティングまで手伝ってくれました。
その後に「袴田巌さんは無実だ」の訴えを、毎月定例的に実施しているyさんが見えられ、その行動が終えられた後にテントに来られました(一緒に来た人はカンパをして下さった)12時半頃にテント最長老のSさんも来られて、1時間位相変わらずの読書をしながらの座り込でした。16時頃よりレジェンドSさんが、経産省に向かって日本のような地震列島に54基もの原発建設を推進した、国・経産省の政策をトラメガにて強烈に批判していました。
このアピールをする頃に、テント美術館長の早川さんが見えられて、イギリスで反原発運動をしている知人に送るためと、英文のテントリーフレットやテントニュース等のチラシを受け取りにきて最後まで座り込みに参加、撤収作業までしていただきました。(Y・R)
祈祷団のパフォーマンスは素晴らしかった 1月15日(水)
今週の水曜日も天気予報に翻弄された。予報では雨は午前中でやみ、午後からは青空になり気温も13度くらいになるはずだったが、雨があがったのは2時過ぎてからで、寒かった。ご夫婦がこちらを見ながら通りすぎるので、「原発反対です」といったら、夫人が戻ってきてカンパをしてくださり、「寒いから風邪をひかないよう」言ってくださった。また、タクシーの運転手さんが小銭入れを逆さにしてカンパをしてくださった。
今日は3時から4時半過ぎまでJKS=日本祈祷団47士の月例パフォーマンスの日で2時30分を過ぎたころからその人たちが集まって来られ、3時過ぎから祈祷会が始まる。テントのある時からやっていて、原発反対、安倍政治反対のパフォーマンスを展開する。3時過ぎに来られた倉田さんは、今日は演説する時がなかった。
祈祷団は日蓮宗系の坊さんや信徒の人たちで、祈祷団のパフォーマンスは素晴らしかった。道行く人達には何時もと違う経産省前になり、パフォーマンスにより耳目を引くことができて良かったと思う。祈祷団の人たちからもカンパを受けた。(T・I)
カンパをしてくれた通りがかりの夫妻 1月16日(木)
薄曇りで寒かった。
12時に経産省前に着くとYさんとヨーカンさんですっかり準備が終わっていた。少しするとシュプレヒコールの声が農水省の方から聞こえてきたので見に行く。成田空港の市東さんの農地取り上げ第2回控訴審に向けたアピールデモだった。「東京高裁は審理を尽くせ。空港会社に肩入れするな!成田空港会社は農地を取り上げるな!」の声が響いた。
しばらくして勝爺がやって来た。彼もデモに参加してきたそうだ。
その後御大のSさんが来て2時間ほど本を読みながら座ってくれた。
今日は防寒対策をしていた様だった。
中年の男女が通りがかり横断幕を見ていたので「原発反対で座っています」と声をかけたらカンパしてくれた。
すぐにテントのチラシをお渡しした。
気に留めてくれる人がいるのは嬉しく座っている意義を感じる。
2時半少し前、遅番の人が現れたので私とヨーカンさんは帰路についた。(I・K)
伊方原発3号機運転禁止の報道が飛び込んできた1月17日(金)
今日は夕方から雨か雪になると聞いてきたので、しっかり厚着をしてなおかつホカロンを4枚貼って経産省前に出かけた。強い風も吹かず、幟旗3本とバナーを2本セットして座り込む。いつものイロハネットの女性陣とYさん7名で座り込み開始。お昼時は陽が差して寒いどころか気持ちの良い陽気であった。少し微睡でしまった。
やがてレジェンドSさんが加わり用意した椅子は満杯になった。そのうちにスマホを見ているとニュースが飛び込んできた。四国電力伊方3号機の運転禁止を求めて50キロ圏内に住む山口県東部の3つの島の住人が申し立てていた仮処分の即時抗告審で広島高裁は運転を止める決定をしたという。伊方原発3号機では、運転を禁じる司法判断は、2017年の広島高裁仮処分決定以来2回目である。
伊方原発3号機といえば今月14日に使用済みのプルトニュウム・ウラン混合化合物(MOX)燃料がとりだされたばかりである。通常の使用済み核燃料であるウラン燃料は15年ほど水で冷やせば運び出せるがこのMOX燃料は放射線が強く発熱量が大きく、ウラン燃料と同じレベルまで貯蔵プールで冷却するには100年以上かかるそうだ。MOX燃料を燃やすプルサーマル発電はこのようにおおきなリスクを抱えながら運転をしてきたのであるが、今回の決定で伊方原発3号機の再稼働は当分ないだろうが、それにとどまらず、今後の原子力政策の方向を変えさせる力になればよいのだが。
4時からは何人かで文科省前まで移動して朝鮮学校への無償化適用を!!の抗議集会に参加した。今日からは朝鮮大学生も参加し、文科省前は大変賑やかになった。しかも、朝鮮大学への交流のため来日していたアメリカの大学生も20名ほど参加して抗議行動を一緒にしていた。70年以上も前から日本の政府の弾圧と身をもって闘い守り育ててきた在日1世2世の宝であるウリハッキョ、世界の宝だと言うアメリカの大学生の発言。国際的に評価されている学校に対して日本人の私たちがこれに応えるべきだと思う。(S・S)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その131
年末にこそこそと東電福島第一原発「中長期ロードマップ」を改訂(5回目)
~イチエフ廃炉・汚染水問題を隠して原発推進・オリンピック開催!~
2020年1月18日 木村雅英(経産省前テントひろば)
安倍政権は、年末が押し詰まった12月27日(月)に「東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策の関係閣僚会議」を開催して廃炉工程表「中長期ロードマップ」の改訂を決定した。2011年末に策定したロードマップの5回目の改訂で、東京オリンピック前年の年末にこそこそとイチエフ廃炉工程延期を決めたのだ。
当初の大枠では工程は次のとおり。
第1期 使用済み燃料取り出し開始(2013年11月)
第2期 燃料デブリ取り出し開始(2021年12月)
第3期 廃止措置終了まで(30~40年後)
今回の改訂でもこの大枠は維持したと説明しているが、次のように、燃料取り出し延期とともに新たに多くの目標工程を新設したことが工程引き伸ばしを示している。
(汚染水対策)汚染水発生量を100㎥/日に抑制(2025年内)
原子炉建屋滞留水を2020年末の半分程度に低減(2022~24年度)
(燃料取り出し)1~6号機燃料取り出しの完了(2031年内)
1号機大型カバーの設置完了(2023年度頃)
1号機燃料取り出し開始の延期(2023年度目処=>2027~28年度)
2号機燃料取り出し開始の延期(2023年度目処=>2024~26年度)
(廃棄物対策)ガレキ等の屋外一時保管解消(2028年度内)
燃料取り出しが延期され、2031年までに1~6号機全基のプール燃料計4740体の搬出完了を目指すとしているが、誰が信用しようか。また、取り出した燃料をどこに持って行ってどうするのかも不明だ。
一方で、東電は、地下水流入を防ぐ為の凍土壁(全長1.6キロ)で冷却液(推定1600リットル)の漏れを1月に発表し、これから配管を点検して原因を特定し補修するそうだ。
今年に入って他に次の報道があった。
9日:東京電力が中通り52人集団賠償訴訟で福島地裁の和解案「拒否」
14日:伊方3号炉の行き場ない使用済みMOX燃料をプールに危険な長期保管
16日:再稼働や廃炉に電力11社が13兆円に上る
17日:広島高裁が「地震、火山の評価不十分」と伊方3号炉の運転再び認めず東電を存続させイチエフ被害を小さく見せて原発推進する経産省の政策が完全に破綻していることが良く分かる。直ちに総ての原発の再稼働を止めるべきだ。
女川2号炉の再稼働審査などを問う!院内ヒアリング集会
~被災原発を動かす必要はない、特重・バックフィット・新検査制度はどうなる?~~
私たちは、既存原発を稼働させる為にイチエフ事故の検証もせずに策定した「新規制基準」と緩やかに過ぎ合理性を欠く審査をし続ける原子力規制委員会に対して、ずっと再稼働を推進するな!と訴えてきた。ところが、規制委はイチエフ事故を起こした東電の柏﨑刈羽6,7号機の設置変更許可を認めたばかりか、40年超えの老朽原発(美浜3、高浜1・2、東海第二)の運転期間延長をも認めて「例外中の例外」を「当たり前」にしようとしている。
さらに規制委は被災原発でありイチエフと同じ沸騰水型である女川2号炉の設置変更許可を認めようとしている。東北沖アウターライズ地震を始め地震再来が心配され、石巻市や仙台市に近い原発で、審査は混迷を極め原子力規制庁との審査会合を780回も開催した。提出したパブコメ意見への回答を含めて規制委の女川2号炉の設置変更許可適合性審査の妥当性を確認する。あわせて、各電力会社が建設中の特定重大事故等対処施設の状況、新知見によるバックフィット対応、本年4月から施行予定の新検査制度についても規制委にヒアリングする。
日時:1月24日(金)13時45分~16時30分
場所:衆議院第1議員会館1会議室
東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩
出席:原子力規制庁(14時半~16時半)【依頼中】
紹介:衆議院 大河原まさこ議員
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
質問者:(首都圏)山崎久隆(たんぽぽ舎)、木村雅英ほか
(女川原発現地)笹氣詳子(みやぎ脱原発・風の会等)ほか
質問概要
Ⅰ 女川原発2号炉の適合性審査について
Ⅱ 原発の稼働状況と今後
1 稼働状況、審査状況
2 特定重大事故対処施設の審査と設置予定
3 バックフィットの検討状況
4 新検査制度の導入
集会次第案(14時~17時)
13時40分~ 通行証配布開始
13時45分~14時00分 事前確認打合せ
14時00分~16時00分 規制庁ヒアリング
16時00分~16時30分 事後意見交換会
1月19日(日)中近東への自衛艦派遣反対
14時 衆院第二議員会館前 総がかり行動
1月20日(月)中近東への自衛艦派遣反対
12時 衆院議員会館前 総がかり行動
「桜を見る会」糾弾 官邸前緊急抗議行動(第5回)
~安倍政治の嘘とごまかし許さない!~
日時 2020年1月20日(月)18時~19時
場所:首相官邸前
主催:安倍政治に物申す会(片岡・木村・乾)
問合せ:木村(080-5062-4196、kimura-m@ba2.so-net.ne.jp)
「桜を見る会」の国政、税金の私物化、公選法違反を許さない。
12月9日、16日、23日(月)、本年1月6日の抗議行動と、
1月7日の内閣府への申入れ(5人で内閣府で40分間申入れ)
に続きに首相官邸前で抗議行動をします。
今行動するのは大人の責任。未来を担う人々のために動く時。
嘘とごまかしの腐った政治をストップさせるために声を上げ続けよう。
安倍官邸へ多くの市民の怒りを表明しましょう。
プラカードや鳴り物などの持参を歓迎します。多くの方々の短いアピールを歓迎します。
多くの市民、市民団体の共同行動を歓迎します。
なお、2月は10日(月)、17日(月)を計画しています。
1月24日(金) 経産省前抗議集会 17時~
官邸前向後講堂は18時30分~【反原連】
脱原発青空川柳句会 1月26日(日)12時~
選者:乱鬼龍 経産省前テントひろば 12時~3時
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