4/11シンポ「地球温暖化・生物多様性・地域循環型の町づくり――女川原発再稼働に反対する!」
- 2020年 3月 3日
- 催し物案内
- 海棠
《連続シンポジウム第18回》
【主催:福島原発事故緊急会議 協力:脱成長ミーティング】
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地球温暖化・生物多様性・地域循環型の町づくり
――女川原発再稼働に反対する!
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◆日時 4月11(土) 午後5時15分開場 5時30分開始
◆会場 スペースたんぽぽ
https://www.tanpoposya.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9/
東京都千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL: 03-3238-9035
≪発言≫
◎半田正樹さん(『原発のない女川へ―― 地域循環型の町づくり』 編著者)
◎湯浅一郎さん(ピース・デポ)
台風15号による千葉の大停電。9月12日の『日本経済新聞』は、上陸した台風で「過去最強クラス」の被害をこう伝えている。「……千葉県南部を中心に最大93万軒が停電となった。東日本大震災以降で東電では最大規模だ。千葉県沼津市では高さ40メートル以上ある送電線の鉄塔2基も倒壊した。これが約10万軒の停電につながり……。/送電設備だけでなく今回の台風では姉崎火力発電所(千葉県市原市)など3カ所の火力発電も停止した。大雨でボイラーが故障し、今も60万キロワット分が足りず……」
この記事は、東電の災害対策の見込みの甘さの原因について、こうハッキリと語っている。
「東電は送電や配電設備に1991年には約9千億円を投じていたが、2015年には約2千億円にとどまっている。耐久性があると判断した電柱への投資を先のばししてやりくりした結果だ」。
各電力会社が独占支配している送発電体制への金をかけることをけちった結果なのだ。再稼働へ向けての巨額の金(去年8月11日の『朝日新聞』は、電力11社再稼働のための「原発安全対策費5兆円超」と一面トップで報じている)。住民の本当の安全対策には金を削り、放射能垂れ流しの再稼働には金を湯水のごとく投入する。この国の電力会社(そして政府)は正気なのだろうか。
次なる再稼働される原発として〈3.11〉被災地宮城県下女川原発が、東北電力・原子力規制委員会・政府によって準備され、ゴーサインが出されようとしている。その女川の地から地域循環型の町づくりをめざす反原発運動を呼びかける著作が刊行された。
この強権的政府・資本に抗する地域のトータル・ビジョンを具体的に対置しているその本の編者の一人、半田正樹さんと、地球温暖化を止め、生物多様性絶滅を強いられる生物(生態系)保護のための反原発を主張してきた、ピース・デポの湯浅一郎さんの二人を問題提起者に、私たちは連続講座の第18回目を開催する。
この地球環境大変動の時代の反原発運動は、どういう対抗的ビジョンを持つべきかをめぐって積極的に討論したい。ぜひご参加を!
◆連絡先:福島原発事故緊急会議
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F ピープルズ・プラン研究所気付
Tel:080-9031-4611(国富) fax: 03-6424-5749
e-mail 2011shinsai.office@gmail.com http://2011shinsai.net
郵便振替口座 00110-3-433390 「福島原発事故緊急会議(淡路町事務所)」
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