たんぽぽ舎から TMM:No3893
- 2020年 3月 28日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎反原発
2020年3月27日(金)地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.お知らせ-4月1日(水)2つの抗議行動(日本原電本店、
東電本店)の実施にあたり主催団体の討議経過の報告
「新型コロナウイルス」対策をしつつ実施します
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★2.【感染症は不平等のリトマス試験紙】
感染症の被害は社会的・経済的弱者ほど深刻に作用
国民にマスクも提供できない国が
戦闘機やミサイルを爆買いしてどうするのか
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★3.19万人の避難先は宮城県内 女川原発30km圏内避難計画…ほか
メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.北海道・有珠山の警戒レベル改定
学問的な解明ができない「噴火予知」
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その340
島村英紀(地球物理学者)
☆ 脱原発川柳 乱 鬼龍(転載歓迎)
【原発に若い知性は寄りつかず】
【原発コロナもう世直しの他はなし】
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※3/31(火)学習会にご参加を!
「幻想の新型原子炉」〔超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉〕
講 師:後藤政志さん (元東芝原発技術者)
日 時:3月31日(火)18時より21時 〔講師のお話は19時より〕
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 新ちょぼゼミ
※「新型コロナウイルス」対策として、手指消毒用ボトルを用意、
机も消毒します。
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※4/1(水)2つの抗議行動にご参加を!
1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!
日本原電本店抗議行動
日 時:4月1日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前
(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
2.「第79回東電本店合同抗議」
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:4月1日(水)18:30より19:30
場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など137団体
※「新型コロナウイルス」が心配されますが、
手指消毒用ボトルを用意します。
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※4/4(土)山崎ゼミ【延期】のお知らせ
4月4日(土)の山崎ゼミ「女川原発再稼働の問題点」は
「新型コロナウイルス」の影響を考慮して【延期】と
させていただきます。
改めて、日程をご案内致します。ご了承ください。
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┗■1.お知らせ-4月1日(水)2つの抗議行動(日本原電本店、
| 東電本店)の実施にあたり主催団体の討議経過の報告
| 「新型コロナウイルス」対策をしつつ実施します
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
4月1日(水)2つの抗議行動について、主催3団体がそれぞれ
定例会議で話し合った結果、できるだけ「新型コロナウイルス」対策を
しつつ実施することに決まりました。
(東海第二原発の再稼働工事が始まっている等の重要な時期なので)
3つの会議の結果
イ.「東電本店合同抗議実行委員会」
3月24日(火)定例会で「4月1日東電本店合同抗議行動」を
実施する。
ロ.「再稼働阻止全国ネットワーク」
3月25日(水)定例会で「4月1日、日本原電本店抗議行動と
東電本店合同抗議行動に参加する」
ハ.「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
3月26日(木)定例会で「4月1日実施する。日本原電に
『東海第二原発の再稼働工事の中止を求める』署名を提出する。
※3つの会議では、
◇「新型コロナウイルス」対策を我々ができる限りおこなう。
◇参加者の自主判断を尊重する。
◇東海第二原発の再稼働工事が東海村内で始まっている中での
日本原電への申し入れ・署名提出行動の重要性が提起されました。
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┗■2.【感染症は不平等のリトマス試験紙】
| 感染症の被害は社会的・経済的弱者ほど深刻に作用
| 国民にマスクも提供できない国が
| 戦闘機やミサイルを爆買いしてどうするのか
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
◎ 米国の学者ジョン・ゼルナー氏は「感染症は不平等のリトマス
試験紙」と述べている。(※1)
感染症の被害は社会的・経済的弱者ほど深刻に作用するからだ。
極端な例はホームレスの人々だが、低所得者は混み合った環境で
暮らし、休めない仕事に就いている人が多い。ゼルナー氏は「家の中に
こもるにしても食料品店には行かなければなりません。では、食料品店
で働いているのは誰でしょうか。必要なものをネットで注文すれば、
外出せずに済むでしょう。しかし、誰がその荷物を運ぶのでしょうか」
と指摘している。
日本はいちおう国民皆保険なので、所得格差が命の格差に直結する
米国よりはましかもしれないが、セーフティネットから漏れている人も
いる。
新型コロナでは「自宅待機」が求められる場合があるが、そもそも
「自宅」がない人はどうするのか。昨今のような厳しい状況でも、
路上生活者や生活困窮者に炊き出しの活動を続けている人たちが
いる。(※2)
この人たちこそ英雄だろう。
株価が下がれば富裕層が困るだけだからかまわないという意見も
みかけるが、富裕層は資産が目減りしても当面の生活には困らない。
それどころか、いち早く資産を現金化して余裕資金を持っている
富裕層は、下がりきったところで買いを入れれば大もうけのチャンスに
なる。
日銀が市場に資金を提供すれば、やがてそれは富裕層や大企業に
行ってしまう。
一方で最も深刻な被害を受けるのは、日々の収入で生活を維持
している人たちだ。コロナ便乗解雇などの対象になるのもそうした
人たちだ。
◎ 当面、経済対策として現金を配るのは緊急対策としては
やむをえない。
しかし格差を放置したままでは本質的な解決にはならない。国民に
マスクも提供できない国が、戦闘機やミサイルを爆買いして
どうするのか。
昔の自民党は、野党が言いそうなことを先取りして政策化し、
あるていどセーフティネットを整備してきた。
しかし現在の自民党は、過去の蓄積を取り崩しているばかりだ。
政権交代こそ本質的な感染症対策だろう。
(※1)河合薫「新型コロナが浮き彫りにした格差社会の危険な先行き」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00118/00067/?P=1
(※2)『東京新聞』2020年3月19日
「炊き出し継続へ奮闘 路上生活者らに パック詰め、弁当で工夫」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202003/CK2020031902000123.html
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┗■3.19万人の避難先は宮城県内 女川原発30km圏内避難計画…ほか
| メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.19万人の避難先は宮城県内 女川原発30km圏内避難計画
3/26(木)9:37配信「河北新報」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200326-00000002-khks-pol
2.権力者は国民に危機を煽り恐怖心を植え付けて権力を強化する
恐怖心で冷静な判断を奪われた国民が命を守るために起こすのが戦争
ウイルスとの戦争もウイルスから自分の命を守るために
ウイルスにかかっていない者の命を奪う可能性がある
3/26(木)20:16田中良紹ジャーナリスト(有料記事)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200326-00169843/
3.命を奪うのは感染症だけではない
新型コロナ、他国に出遅れる安倍政権が抱える巨大リスク
「感染リスクと経済リスク」両方が政治の責任
3/26(木)18:52配信「ハフポスト日本版」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200326-00010010-huffpost-soci
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┗■4.北海道・有珠山の警戒レベル改定
| 学問的な解明ができない「噴火予知」
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その340
└──── 島村英紀(地球物理学者)
札幌管区気象台は2月から北海道・有珠(うす)山の警戒レベルを
改定した。有感地震が発生したら5段階のレベル3(入山規制)を
飛ばして、レベル4(避難準備)に引き上げる運用にした。
「レベルを順次格上げするのは非現実的で、有感地震が群発し
はじめたら、すぐに避難を開始しなければ」と火山学者が主張して
きたことが、ようやくいれられたのだ。
有珠山は360年前から7回の噴火の記録がある。噴火を繰り返してきて
周期が長くはなく、間隔も比較的一定だった。噴火の前に有感地震が
起きてから1~3日で必ず噴火したことが知られている。
有珠山はもっとも予知しやすい火山である。有感地震による経験的な
予知がこの火山では可能だったからだ。だが、他の火山ではそうは
いかない。
現在の学問では噴火の一般的な予知はほとんど不可能だ。
噴火予知は、できた例でもせいぜい一日から数日前で、いちばん
最近の2000年の有珠山噴火の場合にも3~4日前だった。
それは噴火予知にとって肝心な、地下でなにが起きているのかが
分かっていなくて、マグマがどう動いて、どう噴火に至るのかという
それぞれの段階での学問的な解明がまだできていないからなのである。
有珠山以外でも、いくつかの前兆が噴火の前にあったことは少なく
ない。しかし、その前兆、たとえば火山性地震の増加が、ほかの火山
では前兆にはならなかったり、またほかの火山では別の前兆しか
なかったりした例がほとんどなのである。
福島・磐梯(ばんだい)山の例がある。磐梯山の1888年の噴火は19世紀
日本最大の噴火だった。大規模な山体崩壊が起きて形が大きく変わった
だけではなく、五色沼が作られた。犠牲者は500人近かった。
ここでは2000年に火山性地震が急増して一日400回を超えた。40年前に
地震計が置かれて以来、最も多い地震だった。
やがて山頂直下で起きる低周波地震や火山性微動もたびたび観測
されるようになった。火山性微動とは地震計が捉える連続的に続く
振動で、地下のマグマの動きと直接関連するものだと思われている。
これも40年来初めてのことだった。
当時は「噴火警戒レベル」がまだ導入されていなかったが、これらの
「前兆」のために磐梯山は登山禁止になった。
だが、間もなく噴火するのではと考えられていたのに、噴火しない
まま、火山性地震はおさまってしまったのだ。
登山禁止は気象庁ではなくて地元自治体が決める。
このため、気象庁が渋い顔をしているのに、夏の観光シーズンを
迎えた地元自治体は登山禁止を解除してしまった。
そのときに地元福島県は全国の地震・火山学者にアンケートの
メールを送って、見通しを聞いた。私も聞かれた。
アンケート後、県からお礼のメールは来たが、肝心の集計した
結果や、そもそも何人に聞いて何人から返事が来たのかについては、
ついになにも教えてもらえなかった。
アリバイづくりに使われたのにちがいない。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より3月20日の記事)
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