我孫子から沖縄へ
- 2020年 7月 7日
- 評論・紹介・意見
- 小原 紘我孫子沖縄辺野古
韓国通信NO643
我孫子市議会の意見書提出が沖縄タイムスで紹介された。
今回の請願には新基地建設反対はもちろん、①多くの人が参加できる運動として ②署名をとおして沖縄県民の気持ちに寄り添いたいという思いがあった。
請願の署名には日米安保条約賛成の人、基地賛成の人もいた。この請願でなければ署名しなかった人たちだ。だから市議会では保守系の議員を含めて多数が賛成した。市議会の賛成75%は沖縄県民の辺野古反対の7割に匹敵する。
6月23日の沖縄慰霊の日、式典に招待されなかった安倍首相はビデオメッセ―ジで、「永きにわたる米軍基地の集中による大きな負担は到底是認できない。『できることはすべて行う』との方針のもと、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしたい」と述べた。
なんと空々しい言葉か。言うこととやってることがまるで違う、テレビの前で唖然とした。怒りをとおりこして無性に悲しかった。
首相の「真摯に受け止めたい」は常套句だが、請願署名のタイトルにも「真摯」という言葉が使われている。真摯な話し合いには、対等性と相手に対する敬意がなければならないと請願者代表は委員会で陳述した。沖縄を応援する市民たちが地元自治体を動かし「何が何でも辺野古」という政府に再考を促す運動は始まったばかり。巨額な税金の無駄遣い、十数年かけても役に立つかわからない辺野古基地への疑問の声は日増しに高まっている。
初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/
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〔opinion9911:200707〕
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