3.11から10年、何が変わり、何が残されたのか? (その2)
- 2021年 3月 31日
- 時代をみる
- 731部隊加藤哲郎新型コロナウィルス
2021.3.20 日本政府の緊急事態宣言は、飲食店の夜の人出を減らしただけで、感染を劇的に減らすことはできず、重症者の医療受入状況を多少改善しただけで、自粛強制効果を失い、実りなき解除です。変異株によるリバウンドは、避けられません。この日本の感染対策の無為無策の背後に、関東軍防疫給水部(731部隊)と軍馬防疫廠(100部隊)の亡霊が作用している影について、3月13日、NPO法人731部隊・細菌戦資料センタ第10回総会で、「日本のコロナ対応にみる731部隊・100部隊の影」と題する記念講演を行いました。「3つの影」を、(1)世界の感染症対策を「人間の安全保障」から「国家安全保障」の生物兵器・バイオハザード・バイオテロ問題にした、日本の戦時細菌戦・人体実験とオウム真理教、(2)国立感染症研究所・東大医科研などコロナ対策専門委員会に受け継がれた731部隊・100部隊のデータ独占・秘密主義の伝統、(3)731部隊・100部隊関係者の生き残り策としての占領期ワクチン製造と「ワクチン村」への流れ、と論じています。12月のyou tube に入っている「ゾルゲ事件」「スパイの妻」講演のyou tube映像と共に、ご覧ください。
「ゾルゲ事件」https://www.youtube.com/watch?v=EAclpuJ8E9I
「731部隊の影」https://www.youtube.com/watch?v=CwHTZOL2IOo
20日夕に、また大きな宮城県沖地震・津波注意報がありました。弁護士の深草徹さんから、学術論文データベ ースに、「学術会議任命拒否ーー憲法の視座から見る」の寄稿がありました。河内謙策著『東大闘争の天王山ーー「確認書」をめぐる攻防』(花伝社2020)への『図書新聞』2月27日号に書いた私の書評と共に、アップします。
初出:加藤哲郎の「ネチズン・カレッジ』より許可を得て転載 http://netizen.html.xdomain.jp/home.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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