【ご案内】憲法映画祭2021(私も講演します)
- 2021年 4月 7日
- 催し物案内
- 杉原浩司
https://kosugihara.exblog.jp/240916697/
充実した映画祭です。私も「シャドー・ディール 武器ビジネスの闇」の
上映後にお話しします。感染予防対策をとって開催されます。ぜひ、ご鑑
賞ください。
【憲法映画祭2021】
http://kenpou-eiga.com/?p=2585
と き:4月17日(土) 10:30~18:00
ところ:武蔵野公会堂ホール(吉祥寺駅南口2分)
http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/koukaido/access.html
10:00 開場 10:30 開会
10:40 アニメーション映画「戦争のつくりかた」(8分)
10:50 映画「戦争をしない国 日本」(短縮版=38分)
12:00 食事休憩
13:00 映画「シャドー・ディール 武器ビジネスの闇」(90分)
14:30 お話 杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
15:30 休憩
15:50 映画「1987 ある闘いの真実」(129分)
18:00 閉会予定
参加費:1日券 2500円(学生 1500円)1回券:1000円(学生 500円)
※事前予約は不要です。当日、受付で1日券か1回券かをお申し出ください。
テーマ:自衛隊が日本軍になるということ
第二次安倍政権が、あらたに「改憲」を言い出した2013年4月、私たち
は「憲法を考える映画の会」を始めました。
「このまま改憲させてはいけない、『戦争をする国』になってしまう」
という危機感をもったからです。
そして、この安倍政権の7年あまりの間に、明文改憲こそできませんで
したが、憲法第9条をないがしろにする「戦争をする国」を準備する法律
が次々と作られました。「特定秘密保護法」「安保法制(戦争法)」「共
謀罪法」などが強行採決され、辺野古、高江をはじめとする米軍と自衛隊
の基地建設、日米軍事同盟の強化が着々と進められています。
そしていま、「敵基地攻撃能力」「南西諸島へのミサイル配備」などが
菅政権に引き継がれ、さまざまな反対を押し切ってさらに進められようと
しています。「改憲」が、また政治の場に持ち出されてくるのも必至です。
自衛隊を戦場に行かせ、アメリカ軍の肩代わりをさせるアメリカのねらい
は、何も変わっていないのですから。
安倍改憲が唱えている「憲法に自衛隊を明記するだけだ」は、とりもな
おさず「自衛隊が日本軍になる」ということです。自衛隊は侵略軍になり、
日本はアメリカと共に再び加害国になっていくといえます。
そうした策動を止めるにはどうしたらよいでしょうか。憲法と戦争、戦
争をつくり出すものは何かについて考える3つの作品を選びました。軍拡
や武器取引に反対する市民運動を行っている杉原浩司さんのお話を聞きま
す。さらに韓国の民主化運動の立ち上がりを描いた劇映画から、自分たち
の闘いについて考えることにしましょう。
<問合せ> 憲法を考える映画の会
TEL:042-406-0502 E-mail hanasaki33@me.com
ホームページ http://kenpou-eiga.com/
Facebook 憲法を考える映画の会
10:40~
◆アニメーション映画「戦争のつくりかた」(8分/2015年/日本)
2004年、この国が戦争へ近づいていくのではないかと気づいた人たちによ
って創られた絵本をもとに2015年、新たに戦争の悲しみと不条理を繰り返
してはならないと多くのアニメーション作家がリレー形式で制作。憲法で
戦争を放棄すると決めた国、日本。大きな犠牲のもとに築かれたこの「非
戦の70年」という遺産を、次の世代にきちんと手渡しできるかは、私たち
一人一人が一歩を踏み出せるかどうかにゆだねられている。
10:50~
◆ドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本』(短縮版38分/2008年/日本)
戦争の悲惨な経験と反省から戦争放棄をうたった日本国憲法ができたもの
の、朝鮮戦争をめぐるアメリカの政策の中で歪められ、自衛隊が作られた。
その後、安保闘争や基地をめぐる市民の闘いによって憲法はなんとか護ら
れてきたが、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争などを通して、今や
「戦争できる国」になろうとしている。戦前から戦中、戦後にわたる歴史
的な映像によって、憲法、自衛隊、日米安保を検証する。
13:00~
◆ドキュメンタリー映画「シャドー・ディール 武器ビジネスの闇」
(90分/2016年/アメリカ・ベルギー・デンマーク)
“人を殺すための道具”である武器。戦争が続く限り需要が無限に生まれ
る。莫大な利益を生む国際武器取引、巨額マネーが動くもう一つの世界。
何が戦争をつくり出していくのか、兵器産業、武器取引の側面から描いた
衝撃のドキュメンタリー。金と権力と個人の野望が、国家の安全保障や世
界平和、人権や開発よりも優先される国際武器取引の実態を描く。
14:30~
◆お話「軍産共同体が九条をこわす」
杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
武器取引に反対する市民運動を展開する杉原さんに、日本が直面する危機
の本質について話していただく。「兵器爆買い」「敵地攻撃能力」「南西
諸島へのミサイル配備」「新イージス艦の建造」は何を意図しているのか。
「他国での殺傷能力の保有は、再び日本が戦争加害国になるということ」。
くい止めるために私達は何をしたらよいのか?
15:50~
◆劇映画「1987 ある闘いの真実」(129分・2017年・韓国)
1987年1月、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国。南営洞警察で、行き
過ぎた取り調べによってソウル大学の学生が死亡してしまう。それを隠蔽
しようとする警察。違和感を抱いた検事はそれが拷問致死だったことを明
らかに。さらに新聞記者が、刑務所看守が、真実を公表するべく奔走する。
殺された大学生の仲間も立ち上がり、事態は韓国全土を巻き込む民主化闘
争へと展開していく。
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