江口千春のメール通信 Let’s Join Hands 8月6日/浪江町民の今 ヒロシマとフクシマ
- 2021年 8月 7日
- 評論・紹介・意見
- 江口千春
◎浪江町民の今 その思いに触れてください 映画「ひとと原発 失われたふるさと」紹介させていただきます。
「復興五輪」と言いながら、私たちの関心も福島から遠ざかりがちな今、浪江町の方々14人の素朴な思いが語られているCDをいただきました。
◎「サイレント福島」小寺さんから
8月6日、オリンピック開催中ですが、IOCは8時15分に黙とうを呼びかけることさえ拒否しました。コロナ禍にあって、オリンピックの洪水に流されずにヒロシマとフクシマに思いをはせるために、2つの動画を紹介させていただきます。ぜひご都合の良い時にご覧ください。
「Silent Fukushima」50分
日本生まれ・スイス在住の映画監督 アヤ・ドメーニグ (Aya Domenig) さんの最新作。東京オリンピック開会式の夜、スイス国営テレビのドイツ語放送で放映されたドキュメンタリー。日本語版が8日まで無料上映中。ぜひご覧ください。
https://www.ayadomenig.ch/?fbclid=IwAR2WzGsNrSts0DmGpraqfrzFmQAXumJF3OJ10KBHw-f7fYHkvuD7BbXDLvE
登場人物 おしどりマコ、おしどりケン、中筋純、アーサー・ビナード、土井敏邦
原発事故から10年が経ち、日本では福島のことを話題にする人々がとても少なくなりました。東京では夏季オリンピックが予定されており、日本政府は世界に向けて優れた、そして安全な日本を見せることに一生懸命のように見えます。しかし、多くの場所で放射線量は依然として懸念されるレベルのままで、崩壊した原子炉の解体をめぐる問題は未解決のままであり、多くの避難者は未だに汚染された家に戻ることができていません。 《サイレント福島》では、スイス・日本人監督のアヤ・ドメーニグが、政府の原発事故軽視政策を批判し、忘却と闘う5人の日本人アーティストを描いています。この映画は、市民と国家の関係、芸術と政治の関係、そして未来の世代に対する私たちの責任について問いかけます。
「広島から今日、そして未来へ~核の時代に考える命と芸術」90分
丸木夫妻が「原爆の図」を描く理由となった広島の経験からはじまり、その後の旅(日本・世界巡回展と作品を制作する模索の旅)をたどるプログラム。
作品を取り上げなかがら、丸木夫妻が伝えたかったこと、核を取り巻く広島後の世界、そして未来を考えます。
ナビゲーター:畠山澄子(ピースボート/ペンシルベニア大学)
出演:ジャン・ユンカーマン(映画監督)、岡村幸宣(丸木美術館学芸員)
原爆の図丸木美術館では、恒例の6日のひろしま忌の催しはコロナ禍により行いません。そこで8月6日(金)午後2時~3時30分(約90分)オンラインでこの映像を紹介します。この時間以降、丸木美術館Youtubeでいつでもご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCIBTWTHjtmOyRNm6bWjyJLw
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion11179:210807〕
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