テント日誌8月19日版
- 2021年 8月 22日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
雨降りもまんざらではない 8月13日(金)
経産省前に着いてセッティングを始める頃また、雨が降ってきた。今日は1日中雨が降るとの予報だったので事務所を出るときからカッパを着てきたのは正解であった。雨のため、気温もやや下がっていた。暑くなくちょうどよかった。
セッティングをするとき、ペグがない。旗竿を立てたりするのに、ペグがあると大変重宝する。誰かペグの行方をご存じの方は教えていただきたい。雨降りが続いたのでポールを地面に刺したり、パラソルの支柱を地面に刺したりしたりするのに、地面が柔らかくて、作業がやりやすかった。雨降りも悪いことばかりではないようだ。
座り込みを開始してすぐにレジェンド斎藤さんが自分の傘を電車に忘れてきたと言う、斎藤さんはパラソルの中にいるが、膝が濡れてしまうので傘をさして濡れるのを防いでいるそうだ。代わりの傘を事務所に取りに行くことにした。事務所には置き傘が沢山あったが、どれを持っていけばいいのだろうと迷ったが、比較的大きめのものを選んで持って行った。
今日は久しぶりに後半のKさんがいつもより1時間も早くやって来た。どうしたのか聞くとズームで反原発の国際会議があるとのことで座り込みをしながら参加をしたいと言う。
先週来なかった、Hoさんが来たのでどうしたのか聞いてみた。すると39度もあったから休んだんだと言う。えーとびっくりしたが、39度は気温のことで体温ではなかった。そういえば体温よりも高い気温が何日か続いていたなと言う事を思い出した。まあ、悪い病気じゃなくて一安心だった。そんなやり取りで前半は何もなく穏やかに時間が過ぎて行った。 (S・S)
雨にもコロナにもひるまず脱原発を訴え続ける 8月13日(金)
経産省前に十人程が傘の下に座り込んでいる、通行人にはどう見えているのだろう。私はパソコンにしがみついて「反核日韓オンライン学習会」に参加、韓国の反核事情を聞き、日韓の反核運動の状況を話し合った。韓国では文在寅政権のもとでも、気候危機を口実に脱原発が冷え始めている様だ。
続いて、大きな雨粒が落ちる中で経産省への抗議行動。上記報告とともに、Taさんが老朽原発の中性子照射脆化問題、Yさんが命よりオリンピックを優先させた菅政権、Mさんがまともに説明せずに愚かな政策を続けながら責任もとらない菅政権、私から古賀茂明さんの著書「官邸の暴走」の脱原発アプローチ(耐震、民間保険、避難計画、核ごみ)紹介、Siさんから韓国サンケン労組支援における尾澤幸司さん不当逮捕糾弾、Asさんが菅政権と原発批判、Saさんがいつまで経産省は原発を続けるのか、……とアピールとコールを続けた。
第6次「エネルギー基本計画」の素案から本案がいつ発表されるのだろう。資源エネルギー庁は今も「意見箱」で意見募集している、まだまだ反原発意見を出しておきたい。私は百通目を今日提出した。 (K.M)
玉虫談義が盛り上がった 8月14日(土)
経産省に向かう途中、日土地ビルの前でサポーターのお二人が待っていた。経産省につくといつものエコライダーの方が愛車とともに既に到着していた。なんとSさんも早々に現れた。何だか皆気合が入っている。サポーターのお二人からケーキの差し入れを頂いた。いつもは最後まで座り込むのに今日は途中でお帰りに。それで差し入れを? お気遣いに感謝。自転車に乗ったアメリカ人がやってきて色々と質問をされた。日本でジャーナリストをしているという。友人の分もということでチラシを何枚か持ち帰ってくれた。
Iさんが経産省の敷地にアリの大群が捕食中も玉虫を見つけた。玉虫をみるのは実に久しぶり、長年自然豊かな郊外で暮らしてきたが滅多にお目にかかれない。暫し二人で玉虫談義。話が弾んで話題は鶯や尾長の話になり鶯も若い時は歌がぎこちないとか色々。
〇ランブル
インストルメンタル、演奏のみで歌詞がない1958年にリリースされたこの曲は少年犯罪を助長するという理由で放送禁止になった。「ランブル」は喧嘩、轟音、見抜く、見出すなど様々な意味がある。ショーニー族のリンク・レイのこの曲がなければロックは生まれなかったと言われている。コロナ禍で明白になったように日本では大企業の金儲け以外では軽視される音楽、芸術、文化は凄い力を持っている。武器もないのにね。
https://rumblethemovie-japan.com/
https://rumblethemovie-japan.com/
〇諦めたほうが良いこともある
東京電力ホールディングスが柏崎刈羽原発(新潟県)について、2021年度中の稼働を断念し、22年度以降の再稼働を目指す。
柏崎刈羽原発、本年度の稼働断念 東電の新再建計画、7月にも公表 (msn.com)
今夜は酒が旨い! (O・O)
鳥の餌の件は難しいことだ 8月15日(日)
ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: 経産省前テントひろば(365日座り込み) 雨時々大雨ところにより豪雨 入れ替わりありで8人 鳥に餌をやるのは反社会的行動だと言ってT久さんお休み。聞く耳持たず餌をやり続けるS本さん。困り果てるF原さん。野鳥(雀含む)に冬1-2月に餌をやるのと、春-秋に(ましてドバトに)やるのは意味が違うと思うが。 https://t.co/D6Rwq4P2Mk https://twitter.com/keroppu8649/status/1426774018523234304?s=20
鳥の餌の件は実際難しい問題です。(はしゆき)
「餌をやるな」派も「餌をやって何が悪い」派も、どちらも、単なる好き嫌いを超えて、正義感で主張し始めているので。
テントの文化として、何を決議しても、絶対に守らなきゃならないわけじゃないので、お互い好きなように行動するわけですけれど、でも意見表明はしておきましょう。私は、両派の中間地点で言わせてください。
1)雀はこの頃数が減ってきている野鳥です。多少は餌をやっても構わないと思います。ただし、人間の食べ物は砂糖や塩が入っていて、鳥の体には悪いと思います。パンやお煎餅をやるのはやめましょう。食パンはかなりの塩分・糖分を含みます。
2)それと、春から夏は、雀は昆虫を食べるのが正常な食生活なのです。例え玄米、粟や稗などでも、穀物で満腹させてしまえば青虫芋虫を食べてくれないので自然界に悪影響を与えます。本人(鳥)の体にも大変悪いです。鳥好きの方も、そこはわかってやって、我慢していただきたいと思います。
3)秋に実る木の実・草の実や果物(柿やみかん)がなくなってしまった後、1月中旬から、3月初旬の啓蟄を過ぎ冬籠りしていた昆虫が這い出してくるまでの2ヶ月間、雀たちが餓死しないように人間が補助してやるのは、少しも悪いことじゃないのですが。
4)ただし、テント前で育った雀とその子孫は、座り込みの人間から貰う餌になれ過ぎていて、芋虫の取り方も知らないかもしれません。夏でも、いきなり餌やりをやめたら死んでしまうかもしれません。
私たちも永久に座り込みできるわけではなく、いつかは終了する日が来るわけですから、テント前で育った雀がちゃんと自分で狩りをできるようになるよう、少しずつ餌を減らしながら、彼らを野生に戻すことを、責任持って考えていかなければいけないと思います。
5)その他の野鳥(ヒヨドリ、カラスなど時々来ますね)も真冬限定なら、多少餌をやるくらいはいいと思います。
6)土鳩は伝書鳩が野良化したもので、野生とは言えない鳥です。元々が飼鳥ですから人間から餌を貰うのを当たり前と思っています。懐こいので可愛いですが、無制限に食べますから、餌やりはお勧めできません。
あなたが100gの餌をやれば、どこかで100gの糞をします。一年間52週、毎週たった100g餌をやっただけで、一年間に5.2kgの糞を、誰かの家のベランダで落とすかもしれません。それは恨みを買いますから、かなりまずいです。
(これは単純に批判ではなく、自分にも返ってくることなので、書くのは辛いですが。うちで餌をやっている野良猫も、誰かの家の庭で糞をして、怒りを買っています。) しかし鳩の場合、誰も、捕まえて不妊手術とかしませんから、むやみに増えていきます。そこは違います。
7)鳥はとても可愛いですが、自然界のことや地域全体のこと、また鳥自身の体のこと、将来のことも考えて、むやみやたらに甘やかすのではなく、きちんと共存して行く道を模索し、責任ある行動をすべきだと思います。
ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしました: すぐそばでセミを2匹拾った。1匹はミンミン、1匹はアブラゼミだった。アブラゼミはまだ生きていたので肩にとめておいた。 雀はテント前で育った個体らしく人懐こい。カバンの上にとまってこちらを見ている。子どもは時々まだヒナのような身振りで親に甘える。 https://t.co/zX7kudLqPN https://twitter.com/keroppu8649/status/1426782358850576387?s=20
脱原発のCDを流しているのは月の恒例 8月16日(月)
仕事の関係で担当者のKさんが来られなくなったのでバナーの取り付けに時間がかかってしまった。Kさんは、仕事の無い日には来てくれるそうなので楽しみにしていましょう。先週は月曜日を休まれ水曜日に来られてびっくりしたが、こういうことだったのかと納得がいきました。
セットが終わると直ぐに相棒のSさんは何時ものように前日遅くまで検討してきたレジュメを参考にしながら「全ての原発の再稼働に反対!」「東海第二原発の再稼働に反対!」「全ての原発を廃炉にしよう!」と昼食を食べに出て来た人々にアピールした。
きょうの齋藤美智子さん。12時を過ぎても現れない齋藤さんを川崎のMさんが心配し始めた。電車を乗り越したのか、はたまた、いつもはスルーしているが―腰が痛くて2か所は参加できない―雨も降っていないので、国会前で座り込みをしているお仲間のところに寄っているのかも等々アレコレ議論していると遠くの交差点に斎藤さんが現れた。早速Mさんが迎えに行かれた。話を聞いてみると、腰があまりにも痛いので途中、休み休みして来たので遅くなってしまったとのこと。「そういう時は家で横になって体を休めなくてはダメ!だと言ってみたがダメであった。
午後1時を過ぎたら人通りが極端に少なくなって、しとしと雨も降りだしたので反原発CDなどを掛けた。きょうOさんが持ってきてくれたCDは面白かった。先日亡くなった寺内タケシがクラシック音楽をジャズ風にアレンジしたもので「運命」「白鳥の湖」など有名なものばかりだったので楽しく聞き入った。録音して我が家でも聞きたいぐらいであった。
きょうは寒かった。気温は23℃、昨日と変わらないのだが小雨が吹き込んで濡れた分、体が冷えたのか寒く感じたので慌てて長袖のレインコートを着た。今週後半から又夏日になるそうなので体に気をつけて座り込みを続けて行かねば!と思いました。(保)
斎藤さんの誕生祝いは日曜(22日)に 8月17日(火)
多少の雨は降りましたが、撤収時間には上がり比較的楽な座り込みでありました。この時期に1週間も続いた雨と低温、明日からは夏日になるとの天気予報、菅政権のデタラメ政策と同じように、ぐちゃぐちゃだ!
本日もレジェンド斉藤さんのサポートをしてくださるKさんが来られましたが、当人は腰の具合が思わしくないのか?珍しくお休みでした。皆さんが心配をしているので、たまには休養をしていただけるとホット致します。今月の29日(日)には93歳の誕生日を迎えられます、この日13時から行われる
「脱原発青空川柳句会」で、ささやかな誕生日お祝いを企画されているようですので、ご都合の良い人は参加をお願いいたします。
撤収後はテント運営会議に参加致しました、この会議では特にテント設置日より丸10年大集会のチラシ配布を、精力的に行うことを確認しました。皆さんのご協力をお願い致します。(Y・R)
時折ふる雨に悩ませながらの一日 8月18日(水)
天気はよく、蒸し暑い。経産省前には既に高級自転車のYさんが到着していて、すぐに3人でセッティング。バナーはきれいに張り終え、お昼を食べはじめたら、保っちゃんがスマホで霞が関付近の雨情報を見て、まもなく雨が降り出すぞと言う。すぐに大粒の雨が降りだした。すぐ雨は上がり、太陽がギラギラとなった。Obさんがきた。続いて、規制庁から倉田さんが来た。倉田さんは六本木でスコールにあったといわれた。するとまた、保っちゃんが「また降るよ」言い、実際、大粒の雨がひとしきり降った。スマホ情報ではもう一回降る予報だったが、3度目は降らず。
久しぶりにHaさんが登場。昼時間に法務省への抗議行動に参加したそうだ。スリランカ人ウィシュマさんが入管に殺された件で、開示された報告書がほとんど黒塗りだったことが今朝の新聞やネットニュースに報道されていたが、それに対する抗議行動。
斉藤美智子さんが2時を過ぎても登場せず、皆心配。美智子さんをサポートしているKさんも、美智子さんが月、火と来なかったので心配して待つ。2時半過ぎに来られた。Kさんは新しいリュックと手提げを持ってきていて、美智子さんの持ち物を入れ替えた。座り込み者は10人になる。Haさんは2時過ぎからミャンマー人の外務省抗議行動に行く。(T・I)
残暑厳しく氷水は不可欠だ 8月19日(木)
今日も、残暑が厳しかったのに迷った挙句氷水を用意しなかったのは、失敗だった。レジェンド斉藤さんが、空になったペットボトルを持ってテーブルに行ったのを見てつくづくそう思った。
セッティング終了後直ぐに八王子のKさんが、またも例の諦めないお煎餅2袋と今日は、梅ジュースとその梅を大きなタッパ、一杯にして持参して来ました。
何と皆が持ち帰れるようにと、封印出来るビニールの袋まで用意して下さり皆で、小分けにして頂きました(細かい心づかいにも感謝です)
霞が関の官庁街はテレワークが厳しくなったのか、昼休み時間でも通行人はパラパラでしたが、こちら座り込みの方は前半が5名、後半は10個用意している椅子が満杯となった。夜は毎月恒例の19日国会議員会館前行動に参加して9月11日(土)行われる丸10年「脱原発テントひろば」大集会のチラシ300枚を配布した、主催者発表では300名と言っていたが、国会図書館の方まで一杯そしてチラシの配布状況からして(参加者全員が受け取ってはいない)400名近くいたと思われた。(Y・R)
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8月27日(金)月例祈祷会「死者の裁き」15時から
場所:経産省前テントひろば 主催:日本祈祷団47士
8月27日(金) 経産省前抗議行動(毎週)
17時~18時経産省前 主催:テントひろば
8月29日(日) 青空脱原発川柳句会 12時~
選者;乱鬼龍
9月1日(水)東海第二原発20年延長・再稼働反対日本原電本店前抗議行動 17時~18時
9月1日(水)第96回東電本店合同抗議
18時45分~19時45分 たんぽぽ舎他139団体
9月3日(金) 「安倍―菅政治を許さない」ポスター日
13時:国会正門前でもあります
丸10年「脱原発テントひろば」大集会 9月11日(土)
~フクシマは終わってない、今の福島を伝える~
福島からの報告を武藤類子さんと黒田節子さんのお話をメインで行います。ゲストの発言も多数あります。鎌田慧さん、落合恵子さん、神田香織さん他です。
15時から~18時まで 経産省前テントひろばにて
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。