満州事変90周年・緊急集会 「戦争の歴史を隠蔽し、性懲りもなく中国敵視に走るのか」 ―米国の反中包囲網の手先となることは許されない― ――アジアとの友好・連帯を基軸に据えなければならない ――
- 2021年 8月 22日
- 催し物案内
- 藤田高景
今年9月18日は、中国・アジア諸国に対する15年戦争の発端となった「満州事変」(柳条湖事件)の90周年を迎える。15年戦争で中国を始めとするアジア各国は2000万人を越える膨大な犠牲者を出し、また日本も軍人・民間人を合わせた死者約310万人を出した。
日本国憲法は、侵略戦争への反省から「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」と宣言し、また「日中共同声明」は「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」と述べた。
周知のとおり今や日本の多数の企業が中国に進出している。日本の貿易や観光業は中国を最大の相手国にしている。文化芸術や学術研究の領域でも日中間の交流は深く浸透している。
しかるに、菅政権は日中関係の歴史的重みを忘れ、バイデン政権の対中国対決戦略にのめり込んでいる。
菅政権の反中暴走は、国交正常化を実現した1972年の日中共同声明の精神を踏みにじる意味においても、絶対に許されることがあってはならない。
このような状況を踏まえて、国際政治・アジア政治分析の第一人者である、浅井基文氏(元広島平和研究所所長・元外務省中国課長)が今日の日本と中国の関係・アジア情勢について、鋭い分析にもとづく、基調講演をされます。
また、来賓として、常日頃から、日本とアジア諸国とりわけ近隣諸国との友好・連帯の持論を展開されている森田実氏(政治評論家)と、日米の軍事情勢に詳しい前田哲男氏(軍事ジャーナリスト)が特別スピーチを展開されます。
これらの日本を代表する、知の巨人のお話は、興味深い講演になると思います。
多くの皆様方のご出席をお待ちしています。
記
日 時:2021年9月17日(金)15:00~(開場14:30)
会 場:衆議院第一議員会館・地下1階・大会議室
※必ず、事前申し込みが必要です。
●プログラム●
1.総合司会:吉池俊子(アジア・フォーラム横浜代表)
2.主催者代表挨拶:藤田高景(村山首相談話の会・理事長)
3.来賓のスピーチ
森田実(東日本国際大学名誉教授・政治評論家)
「アジアの平和と繁栄の肝は、日中の協調と友好にある」
前田哲男(軍事ジャーナリスト)
「南西諸島へのミサイル配備と対中戦争の危険性」
4. 連帯の挨拶
沖松信夫 日中友好8・15の会(日中元軍人の会)代表幹事
「柳条湖事件記念日に思うこと」
5.特別講演
浅井基文(元広島平和研究所所長)
「日中共同声明・日中関係のあるべき姿を考える」
5.質疑応答
6.閉会の挨拶:伊藤彰信(日中労働者交流協会会長)
※申し込み先:会場は300名定員ですが、諸般の情勢により、200名で申し込みを締め切りますので。恐縮ですが、なるべく早めに、以下のメールまで申し込みを、お願いいたします。 会場ではマスク着用をお願いします
E―mail:murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
連絡先(事務局)
090-9399-3941(松代)、090-8565-5407(小山)、090-8808-5000(藤田)
代表呼び掛け人
植野妙実子(中央大学名誉教授)、内田雅敏(弁護士)、大内秀明(東北大学名誉教授)、大槻義彦(早稲田大学名誉教授)、岡本厚(元「世界」編集長)、笠原十九司(都留文科大学名誉教授)、鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授)、鎌田慧(ルポライター)、香山りか(精神科医・立教大学教授)、纐纈厚(山口大学元副学長)、高嶋伸欣(琉球大学名誉教授)、髙野孟(インサイダー編集長)、田中宏(一橋大学名誉教授)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、日森文尋(朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会議長)、前田朗(東京造形大学名誉教授)、前田哲男(軍事ジャーナリスト)、山田朗(明治大学教授)、和田春樹(歴史学者)、藤田高景(村山首相談話の会・理事長)
呼び掛け人(順不同)
林郁(作家)、田代博之(重慶大爆撃訴訟弁護団長)、中山武敏(東京大空襲訴訟弁護団長)、児玉勇二(弁護士)、沖松信夫 日中友好8・15の会(日中元軍人の会)代表幹事、大口昭彦(ノーハプサ訴訟弁護団長)、一瀬敬一郎(弁護士)、粟遠奎(NPO法人都市無差別爆撃の原型・重慶大爆撃を語り継ぐ会代表理事)、王選(NPO法人731部隊・細菌戦資料センター代表理事)、伊香俊哉(NPO法人都市無差別爆撃の原型・重慶大爆撃を語り継ぐ会代表理事)、下山保(元パルシステム生協連合会理事長)、柳田真(タンポポ舍共同代表)、石河康国(労働者運動史研究家)、山中幸男(救援連絡センター・事務局長)、伊藤彰信(日中労働者交流協会会長)、長瀬隆(著述業)、長谷川和男(国連人権勧告の実現を!実行委員会)、近藤昭二(ジャーナリスト)、、村山和弘(不二越訴訟連絡会)、中川美由紀(不二越訴訟連絡会)、北川広和(日韓分析編集人)、李徹、水上宏(株・水上副会長)、高梨晃嘉(神奈川歴史教育を考える市民の会事務局長)、吉池俊子(アジア・フォーラム横浜代表)、根津公子(「日の丸・君が代」被処分者)、増田都子(東京都学校ユニオン委員長)、松代修平(村山首相談話の会・理事)、小川利靖(村山首相談話の会・理事)、小山俊(市民自治をめざす1000人の会・運営委員)、五井信治(731部隊細菌戦資料センター)、奥田和弘(日本軍「いあんふ」問題関西ネットワーク共同代表)、中野英幸(差別と排外主義に反対する連絡会)、渡辺好造(地球環境フォーラムJAPAN)、梶間恒夫(村山首相談話の会)、仲村正昭(不動産コンサルタント)、深澤善夫(村山首相談話の会・理事)、乾喜美子(経産省前テント広場)、橘優子(被ばく労働ネット)、石川美知子(日中友好21の会)、大島ふさ子(詩と朗読「たきび」の会)、細田加代子(救援連絡センター)、大場晴男(NHK放送と語る会)、和田千代子(ABC企画委員会・事務局長)、皆川義幸(村山首相談話の会・理事)、小菅きぬ江(群馬合同労組執行委員)、加藤弘吉(森友ごみ問題考える会世話人)、小泉恵美(森友ごみ問題考える会世話人)、河原崎道枝(村山首相談話の会)、朝倉真知子(菅政権による検察・行政の強権支配を糺す会)、坂本政美(千葉県市民連合一区運営委員)、大嶋眞之助(村山首相談話の会)、沖野章子(ABC企画運営委員)、渡辺洋介(ピースデポ・研究員)
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。