テント日誌8月26日版
- 2021年 8月 30日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1808後
また、夏が戻ってきた、しばらく暑い日が続くそうだ 8月20日(金)
電車を乗り過ごしてしまい、事務所に遅刻しての到着。台車にはすでに椅子や幟旗が積み込まれていて、出発を待っている。今日はYaさんが体調を崩してお休み。大事に至らなければいいなだが… 今日は私、Sさん、Maさん、Miさん、Wさん、Yoさんで座り込み開始。暫く涼しかったのだが、また夏が戻ってきた様だ。まだこれから、暫くは暑い日が続くそうだ。パラソルの下で強い日差しを防いでいる。レジェンド斎藤さんも座り込み開始と同時位に到着し、元気にスタート。
今日は、夕方から、月1回の原発いらない金曜官邸前行動がある。そのせいか、人の出が早いような気がする。9.11のビラを大量に撒くチャンスだ。イロハの女性が中心にビラ撒きをするそうだ。イロハの方々の行動力にはいつも頭が下がる。
4時から文科省抗議が行われる。コロナ禍のため、マイクアピールなしでサイレントスタンデイングの30分間行動である。それでも毎週10名を超える参加者で抗議を続けている。スポーツの世界での差別や名古屋入管でのスリランカ人ウイシュマさんに対しての人種差別による虐殺など、民族差別、人種差別等が話題になっているが、日本には根深い在日朝鮮人・韓国人に対しての差別がある。政府が率先してやっている官製ヘイトである。日本政府は戦前の植民地支配をきちんと清算していないし、戦後も朝鮮学校に対して一貫して民族教育を否定し、弾圧している。そのことを私達はもっともっと認識が足りないように思う。無償化をめぐる裁判では敗訴が続いているが諦めずに闘う。(S・S)
脱原発を、経産省のみならず首相官邸に訴えた 8月20日(金)
「座り込めここへ」の歌で経産省抗議行動を開始。
私から若狭の「老朽原発動かすな!実行委員会」の情報を紹介。関電が再稼動した美浜3号が一週間後「タービン動補助給水ポンプ」トラブル、大飯3号も再稼動一か月後の8月4日に「循環水管ベント弁付近から海水漏れ」トラブル、更に大飯・高浜・美浜でコロナ感染発生、とトラブル続き。それでも老朽原発を稼働し続けて非常に恐ろしい。
Taさんからは原発コストについての大島賢一さんの話から。第5次エネ計においても原発の発電コストを異常に安く見積もっていた経産省も「隠せなくなった高費用」記事の報告。原発が「安い」の大嘘を再確認。また、イチエフの核ゴミ(L1,L2,L3)が通常の原発廃炉時に出る核コミの千倍に及ぶ、廃棄物の処理費用も計算されていないぞと。 またKuさんが放射性物質についても環境影響評価をするべきと強調。 更に私から樋口英明著「私が原発を止めた理由」を紹介し、日本の原発の耐震性が極めて低いことを再確認、このことを訴え続けたい。
歌とアピールが続いた後18時にコールで締め、参加者(約45人)の多くが首相官邸に移動していった。金曜の座り込み片付けは椅子も多い、申し訳ないけれど、片付けをYaさんとMiさんにお願いして、私は首相官邸に駆け付けた。
鎌田慧さんのアピールで開始した首相官邸前「原発いらない金曜行動」も約180名の参加で、首相官邸に向かって原発ゼロを強く訴えることができた。 なお、経産省前テントひろば(金曜抗議行動)は、ケロップ(@keroppu8649)さんがツイートしています。よろしければ御覧願います。 https://t.co/wNWxGA2wHd (K.M)
今日はテントが撤去された日だ 8月21日(土)
今日は2016年にテントが撤去された日。その日の記憶はまだ鮮明だが長文になるのでここでは書かない。もう5年経ったのかまだ5年しか経っていないのか。
久々にテントのWさんが氷菓の差し入れを持参して座り込みに参加してくれた。氷の中の冷たい蜜柑がまるで水中花のようでこの上なく美味だった。
〇明日は横浜市長選投票日
パンケーキの味は甘いか苦いか激辛か。結果が楽しみ。
〇とっくの昔から頭に来ているのです。で、替え歌いきます。
新宿都庁にタヌキがおってさ♪それを猟師が・・・♪
続きは各自でお楽しみください。 (O・O)
◎先週と異なり本日は平穏 8月22日(H・T)
先日、やっと世界規模の大運動会が終わったと思ったら、数日後にまた別の運動会が始まるとか。感染拡大が気になるご時世に「わざわざ何を?」とは思うが、それは国のお偉いさんのたち都合。きっと、やむにやまれぬ?事情(思惑)があるのだろうが、お偉いさんたちの期待通りに事が運ぶとは限らないのが世の常。今夜には横浜市長選開票。感染拡大で来たくても来られない方々も少なくないことかと思うが、そんな方々にとって、こんな大運動会は邪魔でしょうがないだろうに。酒はダメ、夜遊びはダメ、学校の運動会はダメ、修学旅行はダメ、あれもダメこれもダメ。制約など無しに、周りに気を遣わずに、好き勝手やりたいと思うが、そんな日はいつになるのやら。
先週の雨と異なり本日は平穏。先週の雨傘は、今週は日よけ傘に変身。参加者は、F原、自転車部隊2名、S本、レジエンドS藤、アコーデオンK、N瀬、そして私。他に、いつものガードマン、いつもの街宣車。 (H・T)
淵上さんの本の購入希望者がきたが 8月23日(月)
地下鉄・六本木駅を降りて改札口に向かっていたら4人の制服警官が急ぎ足で私を追い越していった。改札を出るとそこにも制服警官が幾人か配置されていて「何かあったのか?」と思っていたが事務所でその話をしたら相棒のSさんが乗っていた地下鉄でも警官が大勢出ていたとのことなので、明日から始まるパラリンピックを口実に「テロ対策」と称して戒厳体制を敷いたものであろう。そう言えば昨夜のニュースの中に警視総監が大勢の警察官の前で訓示している場面があったのを思い出した。警察にとっては警備訓練には都合のいいオリンピック・パラリンピックであった。
きょうは早朝に短時間ではあったがまとまった雨が降ったので心配していたが、時折は薄日も出るほどで好天であった、蒸し暑かったが。
我々が経産省前へ近付くと向こうからレジェンド齋藤さんもやってきた。先週の火曜日に1時間も遅く来たのでみんな心配させたので翌日から早く来るようにしているのであろう。腰が痛いと言いながらあれこれやろうとするので直ぐに椅子に座ってもらった。
座り込み準備の方は百円ショップで買ってきた園芸用支柱が役立って早めに終えることができた。早朝の雨で地面が柔らかくなっていたので相棒のSさんに買ってきてもらった鉄製のペグは使わずに済みました。
1時半ごろお坊ちゃまがやってきた。3時から「警視庁機動隊を沖縄・高江に派遣したのは違法」と訴えている裁判があるので来たとのこと。同じくこの裁判を傍聴する為に来た人がふたり寄ってくれた。
渕上さんの本、一冊売り損ねる。2時頃、男性が来て「渕上さんの本ありますか?」と。持ってくるのを忘れたので事務所から持ってきましょうか?と言ったが急いでいるようなので9/11ビラを渡したら「西山さんの本はありますか?」と言うので売り切ってしまったが私の手元に一冊あるのでお譲りしますと言って9・11に会う約束をして別れた。私より熱心に読んでくれる人がいて嬉しかった。当日会うのが待ち遠しい。ついつい周りには売り切ってしまったという先入観が先にきて事務所を出るときには忘れてしまうが、経産省前では大勢の人がいろいろな理由で通りかかるので忘れてはならないと思わされました。
事務所に戻ってきたら新しいニュースがうず高く積まれていた。発行は8月24日付。セットされているニュースの中に織り込んで帰宅しました。(保)
都のコロナ宣伝車って何を訴えるのか 8月24日(火)
今日からパラリンピック、空は曇りで風も微かに吹いています。Yさんと二人で経産省前に椅子を並べて座り込んでいると、暫くして常連のみなさんが少しずつ現れたので、昨日印刷した224号テントニュースを渡しました。
夕方まで霞が関界隈は8月下旬の穏やかな半日でしたが、東京都がコロナ感染に注意を呼び掛ける宣伝トラックが走り回っていて、この先の日本が思いやられます。 (EO)
菅のダメさはもう明瞭なことだが 8月25日(水)
暑い日だ。明日はもっと暑いそうだ。経産省前に着くと高級自転車のYさんがいて、すぐに一緒にセッティング。Yさんはいかに菅はダメかという話をいろいろする。Ogさんが座り込み。3時からの「『衛生学校記事』情報公開裁判」の傍聴に来たそうだ。この裁判は731部隊がなにをしたかということを明らかにする一環でおこなわれているという。
勝爺が早く来る。倉田さんは超暑い中、六本木の規制庁から歩いてくる。すぐに対経産省職員に対する演説。今日は、横浜市長選についても話した。「菅の選挙区の神奈川2区では小此木と山中とは2万票の差が出た、首相を落とすことができる。IR反対などでわれわれは立ち位置をしっかりさせようと闘って来た、その結果だ」と言われた。
通りがかりのサラリーマンの人がカンパをしてくれて、ニュースを受け取ってくれて、「頑張って下さいね」と言ってくれた。うれしい。財務省の正門のところに、大きな荷物を3つ地面に置いて、財務省に対して立っている女性がいた。遠目の印象では路上生活者のような感じだった。13時30分頃からTが遅番にバトンタッチして帰る15時過ぎまでそのまま。それから、その時間になっても美智子さんは来られなかった。どうしたのだろう。(T・I)
風評被害の水産物誰が買うのか 8月26日(木)
天気予報によれば今日は猛暑日だそうで、まさにうだるようなという言葉がぴったりの暑さだった。じっとしていても汗が流れ落ちる。12時前に経産省前に着くとYさん、ヨーカンさんそして高級自転車さんが準備中みんなで手分けしてセッティングする。
Yさんが事務所を出る前にカンパ箱を開けたら一万円札が入っていて驚いたと話してくれた。多分昨日の通りがかりの方のカンパだったのでしょう。
有難いですね。まだセッティングが終わらないうちに斉藤さんが現れてこれもびっくり!少しして改憲阻止ネットのTsさんが久しぶりにやって来た。
近所に用事があったとか、斉藤さんやヨーカンさんと話が弾んでいたようです。私はヨーカンさんに東京新聞・赤旗を借りて読みながら座り込む。
「原発処理水(汚染水でないの?)1キロ沖で放出へ」という記事に怒りがわく。
風評被害を受けた漁業者を救済するため冷凍可能な水産物を冷凍、冷凍できない水産物は販路拡大に取り組むそうだが、
風評被害に遭った水産物誰が買うのかな?
どうしてそんな馬鹿げた発想が出て来るのだろうとあきれるばかり。
色々な対策に900億円見込んでいるそうだが、そんなお金を使うならタンクを新設して保管すれば良いのにと思いながら読んでいた。
2時頃長老Syさん英語の先生などが来て座ってくれにぎやかになった。
午後番のTさんが来られなくなったと連絡が入ったので4時迄残るつもりでいたら、吉良サポーターのお二人が来てくれたので私は帰路につく。
その後若い女性がバナーを眺めていたのでYさんが話しかけ氷水をご馳走して喜ばれたとか、
その他若い男性も寄ってくれてカンパしてくれたと言う嬉しい報告があった。
吉良サポーターさんたち荷物を事務所に運ぶのまで手伝ってくれたそうで感謝です。(I.K)
パラリンピックははじまったが 8月26日(木)
このまま冷夏で終わるのか、という不安を抱かさされるような長雨の日が続いたのだが、また、暑さがぶり返してきている。残暑がつらい歳だが、それでも冷夏よりはいいと思う。冷夏は果物もおいしくないし、それ以上に健康に良くない。ずぅーと昔だが冷夏の年に身体をこわしたことがあるためか、冷夏には敏感なのだが、暑い暑いといって過ごすのも悪くはないという気がする。少年期に田舎(農村)で暑い夏を過ごしたためか、夏は嫌いではない。日射病にかかると口うるさく注意をしてくれた母親はもういないのだが、暑い最中に小鮒取に出掛けた日が懐かしい。母親のことが時に胸を締め付けるような思いともにやってくる夏だが、それにしても、親に会うための帰省もなかなかなできない社会ってどうなっているのだと思う。コロナの罪って深いね。
オリンピックは終わった。コロナ感染は拡大する。誰もが予想した現実が訪れているだけだが、それにしても、いったい菅政権はどうしているのだ。ワクチンに光明を見出だし希望を語る菅首相だが、それなら現実にワクチンの接種くらい迅速にやったらどうだ。言い訳とお願いだけに誰もがうんざりするだけでなく、疑念をいだかさられる。僕はどうも菅首相がコロナ禍に対する基本的な考えを持っていないと思えてならない。新型コロナの発生は謎に包まれているとことはあるが、それは自然に属することである。このウイルスが発生してしまった以上、それが人々に感染していくことを断つことはできない。ウイルスを消滅させるとか、遮断などは不可能なことだからである。誰もがコロナに感染することで抗体ができていくことによる、ウイルスとの共存状態になるまでこの問題は解決しない。
ただ、この感染によって生じる病状から患者どのように救うか、ということがこの解決の過程までの間に生まれる。それは急激な感染を防ぐとか、ワクチンによって感染を防ぐとか、たとえ感染をしても病状の悪化を防ぐとかの対応策から、人との交流を避けることで感染を抑えて行くという事まで含むものである。
その過程的な対応策の一つにワクチン接種を広げることもあるだろうが、何よりもそこで大事なことは医療でもって病状の悪化を防ぐこと、そのための医療体制を構築することが第一であるはずだ。自宅療養という名でコロナ感染者が放置されている現実は、まず何よりやらなければならない感染者の医療が放置されていることであり、第一にやるべっことがなされていないことである。
そしてちらりほのめかされたのは入院制限をするということだが、これは現実に進行している患者見殺し、患者捨ての合理化である。医療体制に対応して患者を選別し、捨て、見殺しにする政策であり、患者の増加に対して、医療体制を構築することをやっていない結果である。確かに現実に増大する患者に対して医療体制の拡大が追い付かないという事があるかもしれない。しかし、そのためには様々な方法持っての医療体制の構築がなされることが前提である。またそのことが人々に説明されるまで、こういう理由を受け入れることはできない。どうみても、政権が本気で医療構築に取り組んできたとは思えないのである。コロナ感染が人々に浸透するか、ワクチンの浸透もふくめた抗体の保有までの間に、どのような対応策が戦略的(戦術的)にあるか、菅首相はそれを持ち得ていないように思えてならない。
安倍首相が無為無策だったことはあきらかである。これは彼が新型コロナウイルスの発生に対すことが公衆衛生という枠組みを超えた公的課題なのだという事を理解することができなかったことによる。彼にとって公的課題とは安全保障の問題、戦争の問題であり、ウイルスに対する対応がそれに匹敵することであることは認識できなかった。それは菅も同じだろうか。
アメリカのアフガンからの撤退とそれにまつわるニュース、それに自衛隊機の派遣ということが飛び込んできた。アメリカのアフガンからの撤退(敗北)は必然のことであり、そこに惨劇がうまれることは避けられない、そんなところに自衛隊機を派遣する必要はないし、それは人道的な日本人の避難にしても最悪の結果しかもたらさない。避難のための処置としてはもっと有効な方法もあると思う。僕はアフガン戦争について、そもそも、出発から間違いであることを以前に書いたことを想起した。『歴史の中のテロリズム』『歴史の中のテロリズム再論』という形での論評だったが、読み返してみて僕の分析は間違っていなかったと思った。これについては早い機会に論じたいと思う。(三上治)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その178 2021年8月22日
原子力は、「国民からの信頼」が無く、「安全性の確保」もできていない!~原発を「持続的に活用」する第6次「エネルギー基本計画」素案を作り直せ~
http://www.jca.apc.org/~kimum/METIno178.html 木村雅英
第6次「エネルギー基本計画」は、8月4日の基本政策分科会で素案がほぼ確認された後、未だに本案が示されずパブリックコメントも始まっていません。
(基本政策分科会・経産省・菅政権内で何が起こっているのかわかりませんが。)
上記は、エネルギー基本計画に記載されている原子力の「国民からの信頼」「安全性の確保」に着目した文です。
一方で、エネ計策定と並行して設けられていたエネルギー政策に関する「意見箱」は今も募集中で、
私はずっと提出し続け、昨日も上記を104番目の意見として提出しました。
皆さんもまだまだ「意見箱」に意見を提出し続けてください。
〇エネルギー政策に関する「意見箱」
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/opinion/index.html
また、エネ計案が確定したら、パブコメが始まるので、原発ゼロを訴え続けましょう。
ついでに。
8月11日の記者会見で、梶山経産相が原発廃棄物輸出について
第6次エネルギー基本計画に書き込んでパブコメで意見を求める、
と話しました。(https://www.youtube.com/watch?v=-v5hzezIbN4)
基本政策分科会で議論されたのか、素案に廃棄物輸出が書き込まれているのか、まだ確認していませんが、とんでもないことだと思います。
経産省を監視・糾弾し続けましょう。
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9月1日(水)東海第二原発20年延長・再稼働反対
日本原電本店前抗議行動 17時~18時
9月1日(水)第96回東電本店合同抗議
18時45分~19時45分 たんぽぽ舎他139団体
9月3日(金) 「安倍―菅政治を許さない」ポスター日
13時:国会正門前でもあります
9月3日(金) 経産省前抗議行動(毎週)
(9月10日(金)は9月11日集会のため休みます)
17時~18時経産省前 主催:テントひろば
丸10年「脱原発テントひろば」大集会 9月11日(土)
~フクシマは終わってない、今の福島を伝える~
福島からの報告を武藤類子さんと黒田節子さんのお話をメインで行います。ゲストの発言も多数あります。鎌田慧さん、落合恵子さん、神田香織さん他です。
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