テント日誌2月17日版
- 2022年 2月 21日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
今日は建国記念日か、警察の車が目立つ 2月11日(金・祝)
今日は地下鉄を下りた時から、機動隊のかまぼこがあちこちに停まっていた。そうか、今日は建国記念の日だ。と改めて 思いついた。これは煩くなるぞと思った。案の定、経産省前まで来ると右翼の街宣車がボリュームいっぱいにしてなにやらがなっている。先に行ったⅯaさんたちの台車に向かってがなっているのだろうか?「山谷の婆、さっさと家に帰れよ、お前たちがいると臭くなるんだよ。ここはお前たちが来るところじゃないんだよ‼」「山谷の乞食じじい、お前らはここに来るな、この町がよごれてしまう。‼」いいたい放題のことを言う。まともに対応してもしょうがないと思って無視して作業を進めた。
月曜日にもやって来た右翼達だなと直感した。あとで、制服警官が来て、「右翼が、この周辺うろついていますのでお気を付けください。この後もやって来るかも知れないのでご用心ください。月曜日にやって来たのと同じ右翼なので、月曜日のことは聞いていますか?」と聞いてきたので「わかっています。」と言っておいた。今日一日は右翼に対して警戒しなくてはならないだろう。と思った。
今日は祝日なので3時までの座り込みだ。その後は、静かに時が過ぎて行った。今日は経産省抗議もないので椅子は9脚しか用意しなかったが、それでも椅子は足りないくらいだった。私は前半なので、1時半に終了だ。その後は何もなかったので、予定道理後半のKIさんに任せて、1時半すぎたころ私は帰路についた。 (S・S)
チョコレートはおいしいよね 2月12日(土)
有難いことに風は弱くて寒さを感じることはなかった。例のヒヨドリはまだ一羽で行動している。お気に入りの枝らしくいつも同じ場所にとまる。まだ体も小さい。
Iさんからチョコレートを頂いた。ロッテのガーナチョコレートの中の3種類からKさんUさん私とそれぞれ選んだ。因みにロッテの「お口の恋人」というキャッチフレーズは秀抜だね。何だか楽しくなる。
レギュラーメンバー4人で今日は終わりと思っていたらOBさんがチョコレートを一杯持って来てくれた。他の集会に行くついでではなく経産省前に座り込むために来てくれた。感謝です。
○労働組合運動に興味ある方、是非観てください。無料動画です。
錐(きり) 第1話「リストラ命令」 | 韓流 | 無料動画GYAO! (yahoo.co.jp)
(O・O)
寝そべり主義とは中国で広がる抵抗の形 2月13日(日)
昨日12日は「日本と子どもの未来を考える会(ニコミ会)」主催の「ピープルパワーデモ」が大いに盛り上がりました。甲斐まさやすさんやNAOLIONさんなど若手の活動家が前面に立ち、「憲法改悪反対」のほかに「新生活様式反対」「水道民営化反対」をアピールするものです。
https://www.youtube.com/watch?v=tPmJpQAuxF4
https://twitter.com/kaima96698994
13日は雨が降っているからか前日のデモが盛況だったからか参加者は8人でした。
事務所に引き上げたのちにKさんが「寝そべり主義者宣言」の日本語版を見せてくれました。寝そべり主義とは中国で広がる反体制運動のことです。権力に対して力で闘う方法であれば、力対力の対決になります。そうではなく、寝そべることで競争社会や消費文明からの離脱を表現するのがユニークです。
中国ではインターネットに検閲が入るため、パソコンとプリンターでできる地下出版が盛んです。「寝そべり主義者宣言」は中国で密かに出回っている本です。
この本を日本の有志により、日本語に翻訳したものが作られました。購入はオルタナティブな書店やインフォショップ、カフェなどでできるとのことです。日本でも新たな社会運動の潮流として寝そべり主義が広まれば面白いことになるかも知れません。
https://twitter.com/IrregularRhythm/status/1489473576780533764
(N)
腰痛を助ける援軍に感謝 2月14日(月)
危惧された雪も短時間だったようで朝起きて外を見たら屋根にうっすらと積もる程度だったので安心しました。
経産省前に行くまでは風も無く薄日もさしており昨日より暖かく感じていました。しかし経産省前に着いたら強い風が吹いていたので寒くて手袋なしでは居られなかった。ちなみに温湿度計をリュックから出して見てみたら気温10℃湿度50%。皆「10℃もあるなんて!もっと低いと思った」と言っていた。強風による体感温度の低下がそう感じさせたのでしょう。
今日は一日中、人通りが少なかった。いつもなら農林省のほうから集団で来る昼休みでさえまばらであった。Miさん曰く「右翼に邪魔された先週とは大違いね」。初めて経験したMiさんにとっては大きな衝撃だったようです。それに懲りずに今日も元気に来られたので安心しました。「再び原発事故を起こしてはならない」との思いで座り込みに参加しているので金をもらって動いている右翼に脅されたぐらいで引き下がる我々ではないのだ!手弁当でやっている運動の強さである。
きょうはいつものメンバーに加えて吉良よし子サポーターの二人と御大Hiさんが来てくれました。腰痛の私を手助けするためです。感謝しながら事務所へのグッズ運びをやってもらいました。(保)
祈祷会に興味を持つスイスのジャーナリスト 2月15日(火)
今日は、13時半頃までは2人だけでのスタートであった。
14時頃から徐々に増え始めたが、それでも6人であった、コロナの影響が大きいか? 14時半頃に、緊張した面持ちで中年の男性が座り込んでいる前にじーっと立っていた。何かと声を掛けると、IRIPが来日しているので、どう思いますかと訪ねてきた、それはICRPの事ですかと尋ねると、あ~そうですと多少リラックスした様子になった。
ICRPは所詮原発を食い物にしている、原発推進の機関なので、福島第一原発の放射能汚染水の海洋放出については、ろくな見解を出さないでしょうと言うと、そうでしょうねと、何かガックリと納得した様子で最敬礼をして去っていった? その後に、スイスのジャーナリストの方が寄られて名刺交換をしたのですが、凄く原発について詳しい「クーザー・イーゴー」さんという方で、ヨーロッパの反原発運動、日本の反原発運動に凄く興味を持っている人で、私を始め座り込んでいたOýさんと撤収時間まで話し込んでいまして、経産省前での毎日の座り込みや、47士祈禱団に興味を持ったらしく、是非とも来てみたいと言って、近いうちに金曜日の経産省前抗議集会と47士祈禱団を観に来ますとの確認をしました。47士祈禱団の日時については、分かり次第連絡を致しますと約束をしました。(Y・R)
陽ざしがあるときは暖かいのだけれど 2月16日(水)
陽ざしが出ていると暖かい。座り込みグッズをセッティングすると汗が出るほど。当番の保っちゃんは原発ソングのCDをかける。14時過ぎまでは、当番中心になる。倉田さんやヨーカンさんが規制庁の抗議や傍聴から回って来る頃には、にぎやかになる。今日は木村ゲタさんもきたが、家に帰ってズームの会議に参加しなければならないと言ってすぐ帰った。
倉田さんは「週刊文春」で、スキャンダラスな記事になった経産省の役人で「経済安保法制」のキーマンとして登用された藤井内閣審議官が「失脚」した話をした。週刊文春の記事をコピーしてきてくれて、回し読みをした。「エリート」が世の中を甘く見て、諸行を重ねてのうのうとしているのは本当に許せない。日本の政治が、経済がそういう人たちに牛耳られていることが悔しい。
今日も三上さんは会議の前に寄ってくれて、お菓子などを配ってくれた。安藤さんは甘酒を配ってくれた。3時前に、二人で反原発裁判を起こして闘っている人が裁判の後、藤原さんとAさんとともに来られた。「島根原発の原子炉の設置変更許可取り消し請求」を中嶌哲演さんと起こして、今日はその陳述をやったそうだ。いろいろな人がいろいろの闘いをしていると思った。西部ユニオンの2人もきてくれて撤収を手伝ってくれた。参加者15人。
放射能汚染水のことを世界に広めて欲しい 2月17日(木)
今日も、後半は風が強く寒かった、長老のSさんは到着すると直ぐにバックからおしゃれなコートやズボンの上に何やらカバーを装着する、まるで冬山登山の装備ですねと尋ねると、年だから風でもひいたら大事になるからと言って笑っていましたが、相当な覚悟を持って座り込みに参加している事をまざまざと見せて頂きました。
それと15日(火)に来られたスイスのジャーナリスト「クーザー・イーゴー」
さんから電話がありまして、明日18日(金)経産省正門前に来られるとの事です。JKS47士の抗議行動も見たいと言っておりましたが、16時まで横浜でのお仕事があって、経産省前に到着するのは17時頃になりそうとの事で、残念ながらJKS47士の見学は後日改めてという事になりました。日本語は、かなり流暢ですし、原発や放射能汚染水についてかなり詳しい人なので福島第一原発大事故後、世界から見た日本の原発政策、それに対する市民の反原発運動等をお話して頂ければと思います。 (Y・R)
世界の動きを口実に利用したい原発推進派の浅ましさ 2月17日(木)
ウクライナ―をめぐる緊迫状態をかたずのうで見ている。ロシアの「ウクライナ―侵攻」はNATO拡大に対する危機感という説明がるがどうも信がおけない。そういう分析に対して僕はむしろプーチンの政治支配(ロシア統治)に危機があって、その要因のほうが大きいのではないかと推測している。だから、実際の動きも侵攻によるロシア内部の動きに、その判断によるのではと推測している。
ウクライナ―のMATO加盟の動きを口実にしたロシアの軍事行動は疑問が多いのだけれど、僕らにはよくわからないとことが多いのも実際である。
こうした政治的動向とは別にヨーロッパでは脱炭素社会の実現のための再生エネルギーへの転換の動きがあり、その中で原発を再生エネルギーと共存させ推進する動きがみられる。EUの中ではドイツやイタリアなど脱原発を堅持している部分もあるが、フランスは原発の新規建設計画などを公表などしている。この動きに対した経産省前テントひろばEU欧州委員会にそれをやめるように要望書を送った。同じように5人の元首相(小泉純一郎など)も抗議の文をおくった。EU欧州委員会に「環境を配慮した投資先」に原発を含める方針に抗議の文を送った。
誰もがすぐに想起するだろうが、3・11の原発事故が起こるまでは日本では原発はクリーンなエネルギ―として輸出されようとしていた。政権交代で政権の座に就いた民主党は成長産業の柱とも考えていた。こういう原発政策が流通していた。こうした時代に後戻りでもでもするような動きに対して、5人の元首相らが抗議をするのは当然であった。原発がクリーンなエネルギ―であるとは原発事故前に流通していた原発神話の一つだった。安全・安い・クリーンは原発神話の三本柱を形成していたのである。
これは真っ赤な嘘であることを原発事故は明らかにした。民主党の原発政策は転換を与儀された。民主党が政権交代で政権の座を滑り落ちたのはこの原発政策を掲げていたために、原発事故に曖昧に対応したことが一つに要因だった。
連合などの労働組合の原発推進派に足を引っ張られて、この転換を曖昧にしかできなかった。これは民主党が立憲民主党に変っても続いている。原発輸出を含めて原発を企業の柱にしていた東芝や日立は苦境に陥り、企業再編で現在も苦しんでいる。
このことを考えれば、5人の抗議声明は当たり前のことだった。そして、彼らの発言と行動はそれなりの影響力というか力を持っていると思える。
これに対して政府筋の政治家たちから抗議が寄せられている。いうなら5人の元首相らにバッシングとでもいうべき批判が集中している。この動きは政府与党筋の面々からだけではなく、維新は「国会での非難決議」を提案している。
これは異様な事態である。この5人の元首相らの抗議は彼らの脱原発の発言に神経をとがらしてきた与野党、あるいは官僚は、元首らの脱原発の発言に真正面からの反論できず、陰であれこれといちゃもんをつけてきただけだった。今回のやり方も姑息のひとことにつきるが、原発再稼働や推進の口実が見てきたと思ったのに、それに水を差されたことへの怒りだろうと推察される。原発ゼロ法案などは審議を凍結してきた国会で「非難決議を」という維新に至ってはなにをいわんおやである。
脱原発に対して抵抗し、原発の保持をはかろうという部分は、そのためにこの十年いろいろの画策してきた。経産省や原子力ムラは原発再稼働を画策し、連合は先の選挙で、野党共闘を批判する形で原発ゼロ方針に抵抗していた。国民(市民や地域住民)の大半が原発の存続に反対するのに政治家では反対派は少数派である。与野党を問わず。ただ、彼らは原発を保持すし、推進する理由を明確にできなかった。正面から、いうなら政治的に原発の存続を語れなかった。だから、裏でというか、裏声でそれを語り、官僚を使って原発推進をやってきた。関西電力のように汚い方法で(金による買収で)それをやってきた。
そうした彼らに恰好の理由を提供してくれるように見えてきているのがEU欧州員会の動きなのだろうが、これに先制を制されるように映ったのが5人の元首相たちの動きである。それが政府筋の面々など原発推進派の5人への批判である。
政府筋の面々とは岸田首相や松野官房長官などをはじめとする人たちであるが、彼らの批判は5人の抗議に書かれている子供の甲状腺がんについての一節を取り上げてのものである。元首相たちの全体の原発政策への批判ではなく、その一節をとりあげての批判である。「科学的知見に反する見解であり、風評被害や差別を助長するのどという」というもっともらしい言説だが、これはとんでもないものである。これは福島で原発についての発言をタブーにしてきたものと同じで、原発についての発言を封殺するものであり、そのことで原発推進を図ろうとすることである。
福島原発の事故の後に子供の甲状腺がんは多発している。それは十年間の計測で266人にあがり、定説の70倍にあたると言われる。ただ、この子供の甲状腺がんは放射能(被ばくと)との関連は考えられない、と主張されている。子供の甲状腺がんと原発事故(放射線被ばく)の因果関係は考えられないとしている。
福島の県民健康調査委員会の発表である。いうまでもなく、因果関係を認める専門家もあり、考えは分かれている。こういう状態の子供の甲状腺がんについて5人の元首相が因果関係を認める立場での見解に対して科学的知見に立っていないと政府筋の面々は批判しているのである。
多発する子供の甲状腺がんと原発事故と関係は「考えにくい」という権力筋の専門家の知見である。僕はこの見解について不思議だと思ってきたし、その見解を信用してはこなかった。政府筋の面々がいうように科学的知見とはとてもお思えなかったのである。まず、第一に因果関係がないと言っても納得のいく説明がないことがある。これは放射能汚染被ばくについての本当に科学的な調査をしてきてはいないということにもかかわる。原発事故のあった地域(福島県)で子供の甲状腺がんが多発している(70倍)なら原発事故と何らかの関係(因果関係)があると思うのは自然である。だから、その因果関係を認める専門家(科学者)の考えを支持してきたし、それに相対的であれ信を置いてきた。因果関係がないというなら、多発する甲状腺がんが何に依るかを調査してそれを明らかにしなければならない。その努力の一端もみられないなら、この科学的知見に疑念を持つのは当たり前であり、元首相らが述べていることに違和感はなかった。甲状腺がんの子供たちの裁判も始まっている。僕らは水俣病をはじめ公害問題で権力や体制筋の専門家や科学者たちの知見なるものを多く見てきた。それが客観的な科学的知見とは言えない代物だったことを知っている。公的な機関などで専門家や科学者がその知見を科学的に公表できる環境にないことを知ってきたし、それに信など置かない方がいいと思ってきた。疑ってかかる方がいいのである。
政府筋の面々は都合のいい時だけ「科学的知見」なるものを持ち出すにすぎない。科学的知見云々で持って、5人の首相らの見解を批判するなら、科学的知見に基づいての原発問題での全体的発言を持って批判すべきである。信頼のおける科学的知見ではなく「単なる子供の甲状腺がん多発について」の一部の専門家の見解に過ぎぬものを持って、批判するのは「ご都合主義」的な、いうなら政治的批判である。政治的に原発推進のために反対派を抑圧するものだ。原発批判の言論を抑圧するものである。こういうやり方は政府筋の面々が批判する中国の自由の抑圧と同じなのである。
僕は日本の科学者や専門家たちの原発事故での言動を信用してはこなかった。一部の専門家や科学を除いてということになる。御用学者や専門家ということがあるが、そういう意味においてではない。それがないとはいえないにしても、もつと深い理由がある。それは科学や専門家に信を置けない理由だ。
科学を信用していないのではない。科学者や専門家が科学的にその言動を行使できるには何か重要なものが欠如していると思ってきたのだ。科学者や専門家だからといって科学的な言動をするわけではないと思ってきた。いうなら科学者や専門家の言動を科学的として信用できないできた。むしろ、それを疑うことが科学的だと考えてきた。かつて全共闘運動のときに、こういう考えを持ったが、科学を可能にするのは何かということもずうっと考えてきた。
これは僕の考えだが、科学が科学として存在するにそれを背後でさえる自由が不可避である。科学は何かの権威によらず、何かのためにではなく、自由に考えられる(思考される)ということで可能になる。情報と同じだ。事実が事実として伝えられるそういう情報が可能であるとすれば、そこには自由がなければならない。その意味では文化的基盤として自由が不足している。自由が闘い取られた歴史が不足しているのだといえようか。これは日本だけの問題ではない。中国もアメリカも欧州も同じである。
政府筋が5人の元首相のEU欧州委員会あての抗議分の批判のために「科学的知見」なるものは持ち出したものはご都合主義的なもので信用が置けないしろものである。それよりも原発問題が科学的知見において扱われるためには自由な討議と自由な立場での検討がいる。政府筋は原発問題を討議すら凍結する形で自由に議論することを封じてきた。現地でタブーになってきたのと同じである。「その理由に風評被害」をいう。風評被害は原発事故が科学的に解明され、それが情報として伝達されることにおいてである。政府筋は原発反対が増えることを恐れて解明をしないで、情報隠蔽してきた。これでは風評被害など解消されるはずはない。こういうことをやってきて、元首相らの発言をとりあげ風評被害を助長するためというのはおかしなことだ。彼らは原発推進のために、反対の議論を封じるそのために風評被害を持ち出しているだけである。
僕らはかつてこのことを原発問題に左右のことは関係がないと言ったのだが、5人の元首相たちは権力の座を離れてそのことに気が付いたのか信のおけるものであり、原発問題を討議するに値するものだと思ってきた。その意味では政府筋の面々は「ご都合主義」的に、いうなら政治的に「科学的知見」なるものを持ち出し、原発についての自由な議論を封殺しようとしているだけだ。その尻馬に乗り「非難決議」を画策する維新の面々はそれ以下とでもいうべきか。(三上治)
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汚染水放出に対する声明
内閣総理大臣 岸田文雄 様
経済産業大臣 萩生田光一 様
環境大臣 山口荘 様
放射能汚染水「海洋放出」に反対します。
2022年02月18日 経産省前テントひろば
政府は昨年4月13日福島の人達との約束を無視してアルプス処理水を海洋放出することを関係閣議で決定し、東電はそれに向けて今着々と準備を進めています。
アルプス処理で取り除けないトリチウムが有害なことは学者も認めています。
トリチウムを放出する玄海・泊原発のそばでは白血病や癌が増えています。
またカナダのピッカリング原子炉付近では小児白血病や新生児死亡率が増えダウン症候群が80%も増えていたとの報告もあります。
それなのに復興庁のホームページでトリチウム安全キャンペーンを行っているのは許せません。そしてそのチラシを学校に配るなど言語道断です。ただちにやめて下さい。
子供たちに嘘を教えてはなりません。
またアルプス処理水の中にはトリチウムだけでなく他の核種も残っているそうです。
そんな危険なものを海に流さないで下さい。
海に流されたトリチウムが海洋生物を通して食物連鎖を起こし、私たちの健康を害することも考えられます。いくら薄めても総量は変わりありません。
風評被害は福島に限りません。海は世界につながっているのですから。
タンクがいっぱいで保管できないと言うのは嘘です。
知恵を絞って探せばいくらでもある筈です。トリチウムは半減期が短いのですから地上に保管して無害になるのを待つことも考えられます。またトリチウムを取り除く技術も開発されているそうです。
絶対に汚染された水を海に流さないで下さい。どうぞよろしくお願いします。
経産省前テントひろば 連絡係・乾喜美子
〒114-0016 東京都北区上中里1-31-1
電話 090-9105-9469
●2月25日(金)経産省抗議集会(毎週金曜日)
●3月5日(土) 東海第二原発いらない! 第三波一斉行動
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