【本日】イェタグン・ガス田開発から責任ある撤退を!経産省・ENEOS・三菱商事前アクションへ
- 2022年 3月 1日
- 催し物案内
- 杉原浩司武器取引反対ネットワーク:NAJAT
ーから1年1ヶ月となる本日3月1日、ガス田開発による加担に焦点を絞ったアク
ションを行います。
ちなみに、ウクライナを侵略中のプーチンのロシアは、ミャンマー国軍への主
要な武器輸出国です。そして、過去にはウクライナも同様でした。日本は資金
源を断たないばかりか、ミャンマー国軍の士官候補生などを留学生として防衛
大学校などで受け入れ続け、教育訓練を行っています。
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#ミャンマー国軍の資金源を断て
イェタグン・ガス田開発から責任ある撤退を!
経産省・ENEOS・三菱商事前アクション
https://foejapan.org/aid/doc/220301_myanmar.html
日時:2022年3月1日(火)
16:30~16:50 ENEOS前(JX石油開発)(大手町駅)
17:00~17:20 三菱商事・本店前(二重橋前駅)
18:30~19:30 経済産業省・本館前(霞ヶ関駅) ※少雨決行
※最終的な実施判断は、当日正午までに同ウェブサイトでお知らせします。
※ご参加の方はマスク着用や手指消毒など、新型コロナウイルス感染対策への
ご協力をお願いします。
◆FoE JapanよりFacebookライブ配信有り
ミャンマーでは2021年2月1日にクーデターが発生し、1年以上が経った今も、
国軍による苛烈な残虐行為が続いています。民主主義と自由を求めて声をあげ
てきた1,566名もの市民の命が奪われ、9,236名が不当に拘束されたままです
(2月21日現在)。少数民族地域での空爆、焼き討ちは、40万人以上の避難民
を生み出し、人道危機も深刻な状況が続いています。
一刻も早くミャンマー国軍の暴力を止めることが必要とされる中、ミャンマ
ー石油ガス公社(MOGE)を通じて国軍の重要な収入源となっている可能性が指
摘され、国際的にも問題視されてきたのがガス開発です。今年に入り、仏トタ
ル、米シェブロン、豪ウッドサイドが、ミャンマー国内の人権問題を理由に各
ガス事業からの撤退方針を相次いで発表しました。2月21日には、EUがMOGEを
制裁対象に加えています。
一方、日本政府・企業の対応は遅きに失している感が否めません。JXミャン
マー石油開発(出資比率:経済産業省50%、JX石油開発40%、三菱商事10%)
は、19.3%の権益を保有しているイェタグン・ガス田開発について、同事業に
係る支払いの情報を一切明らかにせぬまま、具体的な措置もとってきませんで
した。この2月18日に三菱商事が撤退方針を初めて明らかにしたものの、その
理由としてあげられたのは採算の悪化のみであり、人権問題に関する言及はあ
りません。共同出資者である経済産業省とJX石油開発(ENEOSの完全子会社)
は、報道によれば、撤退も含むさまざまな可能性を検討中とのことですが、依
然として明確な方針を打ち出していません。
ミャンマー国軍は数十年にわたり、自治や独立を求める少数民族と戦闘を続
けており、国軍側は村の焼き討ちなど残虐な作戦をとってきました。武装勢力
に協力する恐れがあるとみられた少数民族の人びとは、村を追われ、恣意的拘
束、拷問、そして一部では女性に対する組織的な性暴力の被害にあってきまし
た。国軍が長年こうした暴力を続けることができた大きな理由の一つは、資金
源があるからです。中でも、2000年以降に次々と操業を開始した海上の4つの
ガス田は、その大きな収入源となってきました。
日本は、その一つであるイェタグン・ガス田開発に1990年代から携わってお
り、軍政時代の2000年から操業を開始しました。このガス田は、その操業期間
のほとんどの間、軍事政権の重要な財源の一つとなっており、国軍の暴力と人
権侵害に加担してきた日本の官民の責任は甚大です。
私たちは、経済産業大臣、JX石油開発(ENEOS)、三菱商事に対し、国軍の
人権侵害にこれ以上加担せず、イェタグン・ガス田開発の収益がミャンマー国
軍に支払われることのないよう、早急かつ責任ある撤退を強く求めるアクショ
ンを行います。
※イェタグン・ガス田の権益は、マレーシア国営企業ペトロナス・チャリガリ
社が40.9%、ミャンマー石油ガス公社(MOGE)が20.5%、タイ政府系のPTTエク
スプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)が19.3%、日系のJXミ
ャンマー石油開発が19.3%を保有。
<呼びかけ団体>
メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)、
アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)
<問合せ>
国際環境NGO FoE Japan
Email: info@foejapan.org 電話: 03-6909-5983
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