こいのち通信(世田谷こどもいのちのネットワーク通信) 2022年3月
- 2022年 4月 11日
- 交流の広場
- 星野弥生
やっぱり弥生3月は「去り」ます。周りに三月生まれがとても多く、毎日だれかに「おめでとう!」を言っていたら、最後の日に来てしまいました。崖っぷちの通信。お手元に届くのは、4月になってからですね。もう月も終わりますが、そろそろですか?と気をもんでいてくださる方がいるので、そうだ、出さなくちゃ、とハッとします。子育てをしていた頃は、3月は終業式だ卒業式だ、と節目の行事がいろいろあって、喜んだり、涙したりでしたが(一番泣けたのは、保育園の卒園式でした。なつかし・・・)、この頃は孫の学校や幼稚園の行事も、コロナ故にババが出ていくこともないので、淡々と時が経っていくばかり。相変わらず、ネコの不在に涙していて時をやりすごしている私です。
コロナ以前は、この桜の時期は福島の子どもたちに世田谷でのびのびと遊んでもらう時でした。2012年にスタートした「福島の子どもたちとともに・世田谷の会」は、コロナ前の2019年12月に21回目のリフレッシュを実施してから開店休業状態です。この春は久々に野毛青少年センターでやろう!と意気込んでいましたが、2月に残念ながら中止の判断をせざるを得ませんでした。砧公園の満開の桜のもとで、手作りのランチを共にし、子どもたちが夢中で遊んでいた時が、はるか昔のことのように思えてきます。10年経って、こどもたちはどんなに大きくなっているでしょうか。
二年前のことを思い出します。当時の安倍首相が2月27日に「全国一斉休校」と言い出しました。その当時、感染者ゼロの県が37もあったにもかかわらず。去る2月24日に「世田谷の教育を考える会」が主催した講演会で、講師の佐藤学先生は「全国一斉休校は、子どもの遊ぶ権利、学ぶ権利、交わる権利に甚大な被害を与えた。子どもの受けたダメージに対して日本は何もやらずにこどもたちは翻弄された」と指摘されました。コロナで経済が大変、とは言うけれど、最大の犠牲者となった子どもたちに大人たちは何をしてきたでしょうか・・・。学びの損失は、先々に派生する将来の喪失につながり、それを深刻にとらえなくてはならないのに、何の方針もないままに突然休校にしてしまい、一人一台のタブレットの配布も準備の段階でした。日本の教育はこれまでずっと一斉授業。テレビやラジオを使うこともなく、オンラインの経験もなく、出遅れていたところに一斉休校。現場は混乱、子どもたちの学びの質を高めることはこれでは不可能でした。「コロナで子どもは重症化しない。それよりは学びの損失というリスクの方がはるかに大きい」、「一斉授業は先進国では廃止され、今や「探求と協同の学び」が主流。それが「21世紀型の授業と学び」の中心概念」と佐藤先生は言います。教師の方を一斉に向いて授業を受ける形ではなく、4人グループの机の配置に転換し、学習者が主体だと。コロナでこれまでの教育の弊害がどんどんあぶりだされてきたようです。コロナ禍で第四次産業革命は加速し、教育市場も加速度的に膨張し、ICTによる学校の企業化が進めば、公教育が危うくなります。佐藤先生は、このような状況のもとで求められる学習内容は、「創造性」「探求」「協同」であるとし、「生涯にわたり、学び続ける能力」「学ぶことが大好き、探求が大好き、みんなで協力しあえることが好き」であると言います。「『個別最適化』は、一人一台の状況を作りたいために言っていることで、現実には学びの質を下げている。コンピュータは「教える道具」としてではなく「学びの道具」「探求と協同の道具」として活用すべきで、最良の使い方は「文房具の一つ」にすること」 とても大切だと思ったのは、「一人もひとりにせずに学びの保証をすること」。コロナ禍で親の貧困が広がり、子どもが被害を受けます。貧困と孤立化を解消することが本来教育の最優先課題であるはず。社会全体の貧困、孤立化を解消するのに一番大きなちからを発揮するのも教育、という言葉に本当にそうであるべきだなあ、と思ったことでした。
一斉休校の話から、佐藤先生の講演について少し思うところを語ってしまいました。「世田谷の教育を考える会」の岸塚さんも前号に引き続き会の報告してくださっています。岸塚さんはいろいろ興味深い本などの情報を持っていらして、これから紹介していただけるのを楽しみにしています。
「こいのち」の次なる、近々のイベントは4月2日の「こんばんは2」の上映会と、夜間中学に関わってこられた方々のお話の会です。その時にこの通信を配布したく、お尻に火がついています。
「こいのち」事務局の芳賀法子さんが情熱を持って周到に企画、準備してくれました。定員40人なのですが、区報でも告知し、三宿の夜間中学にもチラシを持っていき、もちろん「こいのち通信」では毎号で周知をはかり、チラシ同封など取り組んできた結果、参加希望の方が増え、空きを待っている方も。そもそものきっかけは、2018年6月に開催した前川喜平さんの講演会でした。年齢、国籍を問わず、誰にでも教育の機会を保証しようとする「教育機会確保法」を成立させた前川さんが、お話の中で、夜間中学への深い思いを語られました。それから前川さんがボランティアをされている「あつぎ・えんぴつの会」を訪問したり、三宿の夜間中学の見学に行ったりと、「夜間中学」がこいのちにも身近になってきたところに、夜間中学の教員だった澤井留里さんが「夜間中学がある8つの自治体で「こんばんは2」の上映会をやってきたのに、なぜ世田谷でできないのか」と言われたのを芳賀さんが、これは「こいのち」にはピッタリの企画、とここまでこぎつけてくれました。保坂区長の参加もかないました。参加はできない前川喜平さんはあたたかいメッセージを寄せてくださいました。先日別の会でお会いした時に、「あれはいい映画ですよ。たくさんの方に見てほしいですね」と言われていました。「こどもの人権」を熱く訴える世田谷在住の児玉勇二弁護士も当日は発言してくださいます。朝日新聞の記者を長く勤められた岩垂弘さんからもいいメッセージが届きました。「夜間中学」が全国に広まっていってほしい、と願うばかりです。
他にも報告したいことがありました。「婚外子差別事件」の解決をめぐり、世田谷区役所の戸籍係と粘り強い交渉、話し合いを続けてきたこと、そして2月14日の話し合いには落胆したということを前号に書きました。その後の当事者の伊達さんからのメールには、「3月8日の予算特別委員会で、桜井純子議員の質問に答えて、部長の答弁と、人権の問題として人権所管と保坂区長からも一言が引き出されました。これからスタートするわけで、事務改善と人権研修が具体的にどうなるのか見届けて行かないと、と話しています」。手放しでは喜べないかもしれませんが、ともかくも「あきらめない」が勝利した、といっていいのでしょう。 (星野弥生)
「一人一台のタブレットで、学校はどうなっていくのか」学習会の報告
―「探究と協同の学び」とは― (世田谷の教育を考える会 岸塚雅雄)
世間では一人一台のタブレットの導入で、様々な教育の問題が解決されるような幻想が生まれています。また、教育現場では授業の中でタブレットを使うことが至上命令のごとく迫られています。タブレットの導入と共に「誰一人取り残さない」「個別最適化」「オンライン授業」という言葉が幅を利かせている中、「世田谷の教育を考える会」は、同じように子どもの教育といのちという視点で活動されている「世田谷こどもいのちネットワーク」と共にICT教育について考える学習会を2月24日に開催しました。講師は教育学者で東京大学名誉教授の佐藤学さんです。佐藤さんは日本教育学会元会長であり著書も多数あります。講演の全てを報告することはできませんが、二つほど紹介します。詳しい内容をお望みの方は佐藤先生の著書「第四次産業革命と教育の未来」(岩波ブックレット)を一読されることをお進めします。当日は会場参加とズーム配信を合わせて56名が参加しました。
◆世界の教室は「探究と協同の学び」へと転換
ベルリンの壁崩壊(1989年)以降、世界各国の教室は「一斉授業」から「探究と協同の学び」へと歴史的転換を遂げてきた。「一斉授業」は140年前に作られたシステムだ。日本は授業の転換が20年以上遅れた。これを一挙に変えようとしたのがアクティブラーニングだが、全面実施の年にコロナが襲った。どの国も学習者中心、4人グループの机配置による「探究と協同の学び」つまり「21世紀型の授業と学び」へと転換した。この転換は1980年代に始まり、1990年代には欧米において達成された。台湾、韓国は2010年前後に転換した。日本は大きく出遅れた。
◆タブレットは「教える道具」から「学びの道具」へ
OECD・PISA調査結果では、グラフ(当日の資料)に見られるように学校のコンピュータ利用時間が長くなればなるほど学力は落ちる。「未来の教育はコンピュータによる教育だ」というのは「コンピュータ神話」だ。先進国ではそんなことは言っていない。コンピュータは情報や知識を得るには便利だが、深い思考、探究的学習には適していない。これはPISAの結論だ。コンピュータを導入すると学びは個人化する。深い思考、探究するには人と人の対面による協同が必要だ。教えるツールでは効果が上がらない。コンピュータの一番良い使い方は文房具のようにすることで、子どもが自然にタブレットを開いて探究する環境にすることだ。「個別最適化」は経産省が言い出したスローガンで、「個別最適化」は50年前のテーマだった。探究は一人では行えない。コンピュータの使い方を誤ってはいけない。
◆感想
佐藤先生は世界の百数十か国の教育を視察され、社会の変化に伴う教育問題の解決に向け、積極的に学校現場に入って実践されています。日本の各地で様々な困難を抱える学校と関わり、教育再生の成果が紹介されていました。さらに隣の韓国でも佐藤先生の理論を取り入れた教育が実践されているとお聞きしました。コロナに関しては、子ども達のコロナ感染状況を検証し、死亡者はゼロ(講演当時)、重症者は基礎疾患のある子と分かり、先進国ではその後は休校にしていないと言います。コロナのリスクよりも休校による学びの損失リスクの方がはるかに大きいからだと説明していました。この他に世界のICT教育のビックビジネス化の問題にも触れていました。争いが絶えない現代社会において賢く理性のある子、豊かな心を持つ子に育つことは市民の願いであると思います。
「映画とお話の集い~ご存知ですか、夜間中学~」へのメッセージ
前川喜平さん 「「『こんばんは2』上映会と、澤井留里さんや三宿中学校夜間学級の関係者の皆さんのお話の会は、大変有意義なお取組みだと存じます。私も是非参加させて頂きたいところなのですが、あいにく当日は、長野県駒ケ根市で講演をする約束になっているため、参上することが叶いません。ご盛会を心より祈念申し上げます」
児玉勇二さん 「僕の必死に動いた一つの夜間中学校その後大きく前進しており、懐かしく沢井、関本さんたちが懐かしく思い出されます。ぜひまた星野、保坂さんたちの催しものでもあり、必ず出席します」
(澤井さんとは必然の縁があるそう。人権擁護委員長のご紹介で、日弁連による人権教育の申し立てを頂くにあたり、児玉勇二さん、杉浦ひとみさんという二人の弁護士が代理人となって下さり、運動が立ち上がった、 恩人ということです。この会が感動的な再会の場になりそうですね。)
川口義雄さん 「貴重な情報をありがとうございます。夜間中学については在日の方とお話したり、不登校から夜間学級へ転校したりと、これまで仕事柄見てきた部分と、教育を受ける権利を保障しないこの国のあり方、そんな訳で関心を持ってきました。4月以降のことは何も決まっておりません。世田谷の夜間学級のお手伝いが出来るのなら、教員免許も持っておりますので、いつでもご連絡ください。あるいは中高生相手の近現代史勉強会、保護者世代への近現代史勉強会、日本通史の勉強会などなど、いくらでも、ご案内いただいて結構です。時間の許す限りお引き受けいたします。中高生には歴史って暗記科目ではなく、学んで考える科目だということが分かってもらえたらと思います。」
(川口先生のこと 田園調布学園社会科教諭で、学外にも開かれた、社会科授業の一環としてのフィールドワークがご縁で、ご自身のグループメールでの、日々のメディア情報のおまとめ発信から学ばせて頂いています。学校でも、をモットーに、緻密且つユニークな授業を展開されています、【生徒たちとつくる、ウエブ修学旅行】https://www.asahi.com/edua/article/13799873 世田谷区の市民大学での、丸山眞男氏最期の弟子としてのご出講もされています。今年度で定年退職されるにあたっての、やりとりです。実は、川口先生を存じ上げてから長いのですが、夜間中学にご関心お有りとこれ迄存じませんでした。つまり、私自身が関心を持たない限り、ミスター夜間中学(映画学校のモデル、前川さんがボランティアされている、えんぴつの会創立者、映画「こんばんは」に登場)、見城慶和先生のおっしゃる、「出会いは必然」は、起こり得ないと、気づかされました。先生のご同意を得て、このエピソードと、先生のご意向を、こいのち・夜間中学と教育を語る会にお知らせし、学ぶと生きるの、明日への希望に繋げたく思います。 芳賀法子)
特別寄稿 「夜間中学への期待 ようやく陽の当たる社会的存在に」
岩垂弘(元新聞記者、平和・協同ジャーナリスト基金代表運営委員)
夜間中学に関心をもつようになったきっかけは、1993年に公開された山田洋次監督の劇映画『学校』でした。それまでの山田監督の作品はほとんど観ていましたから、軽い気持ちで観に行ったわけですが、それは夜間中学をテーマにした作品で、心底から感動しました。貧困、病気、不登校などの事情から義務教育を受けられなかった人たちが、電灯が灯る夜の教室で、ひたむきに中学の授業を受ける様子が描かれていたからです。
当時、全国紙の記者をしていた私は、夜間中学をこの目で見たくなりました。幸い、知人のつてで、東京都の墨田区立文花中学校と世田谷区立三宿中学校の夜間学級の公開授業を見学することができました。文花中学校夜間学級の先生は、映画『学校』に登場する先生のモデルといわれた見城慶和氏でした。夜間中学の卒業生で、当時全国を回って夜間中学の設立を訴えていた高野雅夫氏からも話を聞きました。
こうした見聞を通じて、強く印象に残ったのは、夜間中学の生徒たちの学ぶことへの熱意と意気込みでした。それは、一般の中学生たちのそれをはるかにしのぐものでした。それを知った時から、私は、夜間中学が、さまざまな理由で義務教育を受けられなかった人たちにとって“救いの場”となっており、私たちの社会にとって極めて意義深い存在であると思うようになりました。
しかるに、当時、全国で10数校あると言われた夜間中学に対し、国の教育行政は極めて冷淡でした。ですから、夜間中学を支える態勢や設備も貧弱で、一部の教育関係者や地域住民の献身的な尽力でようやく支えられているというのが実態でした。日本国憲法第26条に「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」と規定されているにもかかわらず、です。まさに、夜間中学は「日陰の子」でした。教育になんでこんな不平等がまかり通っているのだろう、と憤りを覚えたものです。
しかし、私はこうした見聞や感想を記事しませんでした。他の取材に追われ、夜間中学についてもっと深く広く取材する時間がとれなかったからです。私の取材は不発に終わりました。こうしたことへの後悔がたえず胸の底にありましたので、何らかの形で穴埋めしなくては、と考えてきました。
新聞社退職後、私は、友人たちと「平和・協同ジャーナリスト基金」を立ち上げました。「平和」と「協同」の推進に寄与したジャーナリストらを顕彰しようという活動です。基金は2003年、森康行監督作品『こんばんは』に第9回基金賞奨励賞を贈りました。夜間中学を追ったドキュメンタリー映画だったので、それに敬意を表したわけです。
2016年に「教育機会確保法」ができ、一転して夜間学級の設立が奨励されるようになりました。不登校の生徒や外国籍の生徒が増えてきたので、この人たちが安心して義務教育を受けられる場として夜間中学の役割が見直されるようになったのです。夜間中学の存在意義がようやく認められたということでしょう。映画とお話の集い~ご存じですか、夜間中学~」のご盛会を念じます。
こどもたちと、平和について、戦争について考えたい
「軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和を作る会」は、軍隊のない国に学びつつ、平和を作っていくために話し合いや学習会、通信作成などを行ってきています。今の課題は、会員の老齢化も進む中で若い世代にどう伝えていくか、ということです。5月に総会を開催する機会に、子どもや若者にぜひ参加してもらいたいと思っています。ロシアとウクライナの戦争、子どもたちも巻き込まれている戦争をいったいどう考えたらいいのか、日本の若者、子どもたちも日々映像に接しながら、「わからない」「どうしてだろう?」と疑問を持っていることでしょう。そんな若い世代にぜひ加わっていただきたいのです。そのために、今回は世田谷で総会を開き、若い人たちとテーブルを囲みたいと思っています。学校や保育園・幼稚園などで、子どもの「どうして?」の声にどう答えたらいいのか、というのも大切な問題。「こいのち」に関わる仲間たち、周りのこどもたちや子どもに関わる現場にいる方々に、声をかけていただけませんでしょうか。この会には、児玉勇二さん、杉浦ひとみさんの二人の弁護士もいます。関心を持たれる方、メール星野弥生までご連絡いただけたら幸いです。
5月29日(日) 13時~16時半 @宮坂区民センターを予定しています。
いろいろ告知板
★「もっと語ろう不登校 part. 265 4月9日(土)2pm~ (第二土曜です) @フリースクール僕んち
ZOOM参加希望の方は前日までにfsbttoru@yahoo.co.jp までお申込みください。 300円
★「人間の生と性を学ぶ会」 5月17日(火)5時半~ 宮坂区民センター中会議室
二か月に一度、先進的な「性教育」を進めてこられた村瀬幸浩先生とともに学ぶ会を世田谷区内で催しています。「男子の性教育」「思春期」「シニア性、などなど話題は尽きません。もったいないような会です。
ぜひ気楽にいらしてください。なんでも話せる安心・安全の場です。 連絡先:星野弥生
★日曜科学クラブは、原則として月の第一日曜日の午後、世田谷ボランティアセンターで開いています。小学生から大人まで仮説実験授業を、平林浩先生と楽しんでいます。1時からは子どもが中心のAクラス。実験を通じて見えない世界へいざないます。Bクラスはウィルス、ワクチンの学習。4月10日は、桃を見ながら野草摘み。 関心のある方、お問い合わせください。 (星野弥生)
★「保坂展人の政治スクール 第6期」 4月16日から、全7回の「社会を変えるリアリティ」を伝える集中プログラムが、いつもの中島岳志さんのコーディネートで開講されます!
※詳細・申込みは「こくちーず」をご参照下さい。https://www.kokuchpro.com/event/hosaka_2022/
★「市民と野党の共闘」-未完の課題と希望~ 児玉勇二、梓澤和幸、内山新吾/編 (あけび書房)
こいのち仲間の児玉勇二弁護士から本が送られてきました。児玉さんは市民連合めぐろ・せたがや運営委員として大活躍。世田谷・目黒での前回の衆院選の闘いについて、鈴木国夫さん、森正樹さん(こいのち会員)が経験を書かれ、保坂展人区長も「野党共闘は問題だったのではなく未熟だった」と指摘し、中島岳志さん、ジャーナリストの竹田昌弘さんとの鼎談を紹介しています。夏の参院線をどう闘うかを考える上ではとても参考になる新著だと思います。ぜひ読んでください。
★「こいのち」で何度か漫画を掲載させてもらっている、一コマ政治漫画を描いている山井教雄さんからのお知らせです。【4月15日から29日まで、朝日新聞コンコースで『STOP PUTIN』漫画展をやります。Le Monde, New York Times, Washington Post などの大物漫画家、第3世界の鬼才漫画家達、それに我ら日本人漫画家2人という豪華キャストです。】ぜひのぞいてみてください。漫画のちからはすごい! (弥生)
★星野弥生の気功教室:毎月第二、第四金曜5時半~7時20分(経堂)、毎月第二、第四日曜日の10時~12時(代々木公園)などで、誰でもできる気功です。 問い合わせmarzoh@gmail.com)
世田谷こどもいのちのネットワークの仲間になってください。つうしん、お知らせが届き、講演会などの参加費が無料になります 年会費3000円 郵便振替口座00100-9-396998
【事務局】Tel 03-3427-8447 070-5554-8433 email:marzoh@gmail.com(星野弥生)
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