ルネサンス研究所(2022年5月定例研究会)のお知らせ
- 2022年 4月 29日
- 催し物案内
- 中村勝己
「ロシアのウクライナ軍事侵攻について考える」
ルネ研は先月、バルカン現代史研究者の佐原徹哉さんを招いてロシア=ウクライナ戦争をどう見るべきかについてお話を伺いました。今月もそのテーマを継続します。関西のルネ研で活動し、反戦運動にも積極的にコミットしている新開純也さんを招いて戦争について考えます。なぜロシアはここにきてウクライナ侵攻を断行したのか。米国をはじめとするNATO諸国は、この動きを事前に予期していたのか。親欧米の態度を取っていたウクライナでは、この数年何が起きていたのか。この戦争はいつまで続くのか。さらにエスカレートして第三次世界大戦に発展する危険はないのか。日本政府の姿勢をどう見るべきか。プーチン体制は磐石なのか。ロシア国内の反戦運動はどうなっているのか。ウクライナの左翼勢力は戦争に対してどういうスタンスなのか。日本の反戦運動は何をすべきか。色々と議論したいテーマが山積みです。ぜひ討論にご参加ください。
日 時:5月10日(火)18:30開始(3時間弱)
報告者:新開純也(1941年、熊本県の田舎生れ。京大文学部(国史)中退。「反戦・反貧困・反差別共同行動IN京都」世話人、「ミュニシパリズム京都」共同代表、「関西ブント」創設者のひとり)、論文に「ドイツ革命の敗北とローザ・ルクセンブルグ」(雑誌『季節』)、「アントニオ・グラムシの政治理論とレーニン主義」(雑誌『情況』)など多数。
「ウクライナへのロシアの侵攻に対して左派の中でも内外を問わず様々な見解がある。この戦争を理解するためには、(1)ソ連邦崩壊以後ロシア、ウクライナがどのような歴史をたどり現状はどうか、特にどのような支配層なのか、(2)これに対し欧米―NATOはどのようにかかわってきたのか、(3)とりわけ2014年のマイダンとクリミアの併合とそれ以降の錯綜した動きをどう理解するか。これらを前提にこの戦争の性格を何と考えるのか――帝国主義間(代理)戦争、侵略に対する民族抵抗(解放)戦争、その混合の戦争etc. そしてわれわれの立場は? この戦争と関連して改めて民族問題についても考えてみたい。民族自決か(レーニン)、団結―実践的には「自治」(中国)か、それとも「多文化共生」=マルクス主義の流れからすればオーストリア・マルクス主義の「文化的・民族的自治」か。(新開純也)」
会 場:オンライン研究会(後述の方法で参加予約を頂いた方に招待メールを送ります)
資料代:500円
今回もオンライン研究会です。
以下のメールアドレスに参加予約を頂いた方に招待メールを送ります。
renaissanceinstitutetokyo@yahoo.co.jp 「参加希望」のメールをお送りください。
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