平和を語る第五福竜丸の集い　ビキニ被災事件の犠牲者・久保山愛吉さんを偲んで

2022年 9月 21日
催し物案内
リベラル２１第五福竜丸

ビキニ被災事件の犠牲者・久保山愛吉さんを偲んで

　９月23日(金・休日)は「久保山忌」。1954年３月１日に太平洋のビキニ環礁で行われた米国の水爆実験で、付近で操業中だった静岡県焼津のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員と周辺の島々の住民が放射性廃棄物「死の灰」を浴び、乗組員の１人で無線長だった久保山愛吉さんが同年９月23日に急性放射能症で死亡しました。水爆による世界最初の犠牲者でした。以来、毎年、久保山さんの命日にあたるこの日に記念の催しが公益財団法人・第五福竜丸平和協会の主催で行われてきましたが、今年は「平和を語る第五福竜丸と世界の集い」が開かれます。
　「集い」の狙いについて、同協会は「ウイルス、戦争、災害、と身も心もうつむきがちな毎日が続いています。『平和を祈り、平和を守る』という強い意思を持って、いま一度第五福竜丸のもとで、『原水爆の被害者は私を最後にしてほしい』と言い遺した愛吉さんの言葉を噛み締め、核の恐ろしさを感じ、核兵器をなくすことをみんなで考えていきたい」と言っています。
　◆日時 ：９月23日(金・休日)
　◆会場 ：都立第五福竜丸展示館内(東京都江東区夢の島。
　　　東京メトロ有楽町線、ＪＲ京葉線、りんかい線の「新木場駅」下車、徒歩10分)。
　　　第五福竜丸平和協会の電話は03-3521-8494
　 ◆午前の部 ：午前11時30分～　
　　　∇音楽「歌と演奏」(UP DOWN SYSTEM)∇紙芝居「あかふん先生」(菊池好江)
　 ◆午後の部 ：午後１時～　
　　　∇朗読「久保山さんに寄せられた手紙」(第五福竜丸ボランティアの会)
　　　∇演芸「南京たますだれ」(日本橋演芸会)
　　　∇朗読「第五福竜丸」(朗読＝山田栄子、笛＝やすだまこと)
　　　∇紙芝居「トビウオのぼうやはびょうきです」(高瀬あけみ)
　◆入場料 ：無料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　なお、同日午前10時から、第五福竜丸展示館前で「久保山忌句会」が開かれます。