立憲民主党は大軍拡経費を削除する組み替え予算案の共同提出を!2.6党本部申し入れ
- 2023年 2月 6日
- 催し物案内
- 杉原浩司武器取引反対ネットワーク:NAJAT/STOP大軍拡アクション
岸田政権が勝手に決めた「安保3文書」を具体化する異次元の大軍拡予算案の審
議が始まっています。しかし、今のところ予算審議は「粛々と」進んでいるよう
に見えます。
本来なら、大騒ぎになって何度も審議がストップしてもおかしくないところでは
ないでしょうか。野党第一党である立憲民主党の責任は重大です。本格的な戦争
準備に踏み込む初年度予算案に対して、正面から対峙し、徹底した論戦に加えて、
立憲野党共同の組み替え予算案の提出を主導すべきです。また、「防衛財源確保
法案」、「武器の生産基盤強化法案」(軍需工場国有化、武器輸出支援、武器情
報漏洩への刑事罰強化など)の廃案に向けた尽力も求めます。
今日、立憲民主党に対して以下の申し入れを行います。ぜひご参加、
ご注目、ご取材ください。
◆党執行部に声を届けてください↓
安住淳 国対委員長 (FAX)03-3508-3503
泉健太 代表 (FAX)03-3508-3805
岡田克也 幹事長 (FAX)03-3502-5047
長妻昭 政調会長 (FAX)03-3508-3286
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◆立憲民主党は大軍拡経費を削除する組み替え予算案の共同提出を!党本部申し入れ
2月6日(月)
午前10時20分 永田町駅地上出口参院議員会館側に集合
10時30分 党本部で要請書提出
その後、安住淳国対委員長ら党執行部の議員事務所に申し入れ
呼びかけ:STOP大軍拡アクション
<連絡先>
TEL 090-6185-4407(杉原)
メール anti.arms.export@gmail.com
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【要請書】
立憲民主党
国会対策委員長 安住淳様
代表 泉健太様
幹事長 岡田克也様
政務調査会長 長妻昭様
立憲民主党は「敵基地攻撃兵器」導入費などを削除する組み替え予算案の共同提出を
岸田政権は昨年12月16日、憲法違反の「敵基地攻撃能力」保有に踏み込み、防
衛費の5年での倍増(総額43兆円超)などを盛り込んだ「国家安全保障戦略」な
ど「安保3文書」を閣議決定しました。国会審議もなく、主権者に諮ることもな
いまま、1月13日に米バイデン大統領に報告するという独裁的かつ属国的な手法
は到底許されるものではありません。
これに対して、野党第一党の立憲民主党は、昨年12月20日に「外交・安全保障
戦略の方向性」を公表しました。そこでは、「政府与党が容認したスタンド・オ
フ防衛能力等による「反撃能力」」について、「先制攻撃となるリスクの大きさ」
「存立危機事態における相手国領域内への攻撃のおそれ」「専守防衛や必要最小
限度を逸脱する可能性」を理由に、「自公合意に基づく政府の反撃能力には賛同
できない」と明言しています。
2023年度防衛予算案には、巡航ミサイル「トマホーク」導入費(関連器材取得
費も合わせ3217億円)、12式地対艦誘導弾の長射程化のための開発・量産費
(1277億円)、島嶼防衛用高速滑空弾の研究・量産・開発費(2508億円)、極超
音速誘導弾の研究費(585億円)など、約1.4兆円にのぼる「スタンド・オフ防衛
能力」導入費が計上されています。
「政府の反撃能力」を構成するこれらの武器導入費について、立憲民主党がそ
の削除を求めるべきは当然でしょう。
一方で、立憲民主党は日本維新の会と、「無駄な予算の大幅削減」や「防衛増
税の撤回」等での「共闘」で正式合意しています。しかし、維新は敵基地攻撃能
力保有や防衛費の倍増という政府方針に賛同しており、より積極的な大軍拡さえ
煽っています。政策の根幹において方向性が異なる維新との「共闘」は、むしろ
貴党がなすべき行動への足かせになるのではないでしょうか。私たちが求めるの
は「増税」のみの撤回ではなく、そもそもの大軍拡方針を撤回させることです。
「専守防衛」を捨て去り、戦争のリスクを高める大軍拡は、「国のかたち」を
変えるに等しいものです。歴史の分岐点で求められているのは、政策的な妥協に
基づく「野合」ではなく、主権在民と平和主義という憲法規範の破壊を食い止め、
戦争ではなく平和を準備するための「市民と立憲野党の共闘」ではないでしょう
か。安保3文書の撤回も、その先にしか実現し得ないでしょう。
私たちは貴党に対して、敵基地攻撃兵器の導入費などを削除する組み替え予算
案を、立憲野党の幅広い共同で、できる限り早期に提出することを求めます。さ
らに、安保3文書を具体化する「防衛財源確保法案」、「武器の生産基盤強化法
案」(軍需工場国有化、武器輸出支援、武器情報漏洩への刑事罰強化など)につ
いても、反対を明確に表明し、阻止するために尽力されるよう求めます。
組み換え予算案の作成過程では、野党間協議の公開や原案を市民に投げかける
など、開かれた議論のプロセスが必要です。主権者や国会をないがしろにする岸
田政権の強権的手法に、主権在民に基づくボトムアップの合意形成こそを対置す
べきです。
立憲民主党は、国会内外で取り得る手段を尽くして、1日でも長く予算の成立
を引き延ばすべきです。それを通して、大軍拡そのものに反対する世論を高め、
悪法の成立断念と統一地方選での自公両党の大敗につなげるべきです。私たちに
はその奮闘を後押しする用意があります。
「この国の主権者は私だ」「予算を決めるのは私だ」。主権在民を具現化する
予算決定の仕組みをつくり出すためにも、野党第一党の責任は重大です。市民と
立憲野党は、「どうせ多数決で成立するだろう」などという諦めを排して、未曾
有の大軍拡の初年度予算案への抵抗をはっきりと可視化させる責務を果たすべき
でしょう。私たちもまた、不断の努力を続けます。
2023年2月6日 STOP大軍拡アクション
<連絡先> TEL 090-6185-4407(杉原) メール anti.arms.export@gmail.com
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<STOP大軍拡アクション>
【参加団体】
島じまスタンディング、大軍拡と基地強化にNO!アクション2022、ヨコスカ平和船団、
非核市民宣言運動・ヨコスカ、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)
【賛同団体】
日本山妙法寺、平和をつくり出す宗教者ネット、基地のない沖縄をめざす宗教者
の集い、ピースリンク広島・呉・岩国、ポレポレ佐倉、研究所テオリア、小樽・
子どもの環境を考える親の会、共同行動のためのかながわアクション、ピープル
ズ・プラン研究所、不戦へのネットワーク、日本キリスト教婦人矯風会、緑の党
グリーンズジャパン、日本消費者連盟、チェチェンニュース編集室、日本カトリ
ック正義と平和協議会、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、ストップ秘密保護
法かながわ、ナインにいがた、医療と福祉の戦争協力に反対する連絡会議、
Activists for All、Justice for Kids、イノベーション・コースト構想を監視
する会、あとりゑ・クレール、猫の事務所九条の会、平和憲法を未来へつなぐ会
・小樽、ベクレルフリー北海道、幕張メッセでの武器見本市に反対する会、生活
と政治を考える都筑区民の会、平和をあきらめない人々のネットワーク・福岡、
people21、沖縄の映画を観よう!かわさき、労働運動活動者評議会、ATTAC Japan
(首都圏)、バスストップから基地ストップの会、肉球新党、すべての基地に
「NO!」を ファイト神奈川、日本国際ボランティアセンター(JVC)、ピース・
ニュース、軍事基地はいらない!種子・屋久島民の会、平和を考え行動する会、
平和といのち・イグナチオ9条の会、平和を実現するキリスト者ネット、憲法骨抜
きNO!ねりま、たんぽぽ舎(2月5日現在)
◆引き続き賛同団体を募集しています。団体名、担当者名と連絡先(メールアド
レス、電話番号)をお知らせください。それぞれの地域での取り組みもぜひ!
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