ATTAC Japan(首都圏) 通貨取引税(CTT)部会学習会のご案内
- 2011年 8月 17日
- 催し物案内
- ATTAC Japan
世界は金融規制を強化できるか
―国連・G20・オルタグローバリゼーション運動―
2008年9月、リーマンショックの記憶も覚めやらぬ中、欧州に深刻な危機が広がっています。特に財政危機が深刻なギリシャ、アイルランドでは厳しい緊縮財政の導入、社会保障の削減等、財政破たんの被害者である民衆にそのツケが回され、耐乏生活を強いられています。
こうした破たんの原因は、言うまでもなく投機マネーです。サブプライムローン、欧州中央銀行の救済資金に目をつけた余剰マネーが、いつ暴落してもおかしくないような不安定で投機的な市場を形成しています。
一方で、国連やオルタグローバリゼーション運動による、深刻な危機回避の努力も行われています。2008年秋、当時の国連議長・デスコト(元ニカラグア外相)により、心中主義批判の急先鋒のノーベル経済学賞を受賞した経済学者・ジョセフ=スティグリッツを長とする専門家委員会に金融システム改革を諮問し、『スティグリッツ国連報告―国際通貨システム改革について』という答申を行いました。さらに、今年11月開催予定のG20の主催国フランスは、スティグリッツ等に提言を要請し、「パリグループ提言」として提出されました。
今回は、『スティグリッツ国連報告』翻訳者である森史朗さんと、森さんとともに研究されている会田寛さんを講師にお招きし、金融取引の実態、今後の金融規制等について、皆さんにもわかりやすくお話しいただく予定です。豊富な知識と経験に基づいたお話は、きっと私たちの理解を深めてくれるでしょう。
是非ご参加ください!
▼▼▼
『スティグリッツ国連報告』翻訳者・森史朗さん・会田寛さん講演会とシンポジウム
日 時:8月20日(土) 13:30~17:00
会 場:文京シビックセンター 地下1階 「アカデミー文京学習室」(文京区春日1-6-21)
交 通:東京メトロ「後楽園駅」、都営地下鉄「春日駅」すぐ。JR中央・総武線「水道橋駅」徒歩10分。
参加費:500円
プログラム(予定)
①森史朗さん講演 「スティグリッツ国連報告」から「パリグループ提言」へ
…転換点にあるG20とスティグリッツの戦略
②会田寛さん講演 リーマンショック以後の世界の金融規制
③CTTの導入にむけて <ATTAC Japan(首都圏)通貨取引性(CTT)部会>
④パネルディスカッション、質疑応答
・レジュメ等は、当日配布予定です。
・森史朗さん訳『スティグリッツ国連報告』は、当日会場で販売する予定です。
・『スティグリッツ国連報告』や「パリグループ提言」等、詳しくは森史朗さんのブログをご覧ください。
和泉通信ブログ:
http://izumi-tsushin.cocolog-nifty.com/
▼▼▼
ATTAC Japan(首都圏)
通貨取引に税金をかけることで投機的な通貨取引による金融の暴走を止めることをめざすNGOです。
CTT(通貨取引税)部会では、トービン税(通貨取引税)や金融問題に関する学習会をなどを行っています。
事務所:東京都千代田区1-21-7 清和ビル1階A
TEL/FAX 03-3255-5910
ウェブサイト:
http://www.jca.acp.org/attac-jp/japanese/
*事務所にメンバーが常駐しているわけではありません。お問い合わせはなるべくメールかFAXでお願いいたします。メールは「ウェブサイト」からご利用になれます。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。