パレスチナとの連帯を示すために、自分のパスポートを破り捨てるドイツ人男性
- 2024年 1月 6日
- 時代をみる
- イスラエル・パレスチナ問題グローガー理恵
ドイツでは現在、パレスチナの人たちへの支持を公に示すことは困難になっている。
つい最近は、ベルリン警察が大晦日(2023年12月31日)にベルリンで行われる予定だった”パレスチナ支持”のデモを禁止している。 禁止した理由は、「抗議デモが暴力を扇動する恐れがあるため」ということだ。
このような抑圧的風潮の中で、堂々とパレスチナ支持を表明し抗議する人たちもいる。
ご紹介させて頂く動画は、パレスチナ支持のデモの先頭に立ったドイツ人男性が、「自分はドイツ人であることを恥に思っている」と叫び、自分のパスポートを引き裂く姿を映し出している。
彼は、こう叫んでいる:
「私が手に持っているのは私のパスポートだ。 私はドイツ人であることを恥に思っている。私は、パレスチナと連帯するために、自分のパスポートを引き裂くことを決めた。 イスラエル軍がパレスチナの土地と人々を引き裂いているように、私は自分のパスポートを引き裂くのだ。」
彼は引き裂かれたパスポートを路上に捨てた後、デモ参加者たちに向かい「パレスチナに自由を!」「ジェノサイドをやめろ!」とのシュプレヒコールを叫ぶ。
彼が何を叫んでいるのか理解できなくても、彼がパスポートを引き裂くシーンは印象的なのではないかと思う。
動画へのリンク:https://www.youtube.com/watch?v=qLuqyGJ35AI
以上
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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