経産省前脱原発テント座り込み日誌5月2日版
- 2024年 5月 7日
- 時代をみる
- 木村 雅英
◎原発も自民党も、もう終わりだ 4月26日(金)
<農業をぶっ潰した経済産業省は子どもや孫の為に原発を止めろ>と福島県伊達市から来た安藤さんが経産省に強く訴えて帰路につき、杉崎さんが「明日があるさ」の替え歌、自作「怒りのこぶし」を歌い、脱原発・経産省は嘘をつくなコールで抗議行動を開始。
私KMから一週間の振返り:22日のND訪米報告会から原発が高くつくために廃炉が増えている、23日の東電と共に脱原発をめざす会で海水濃度が濃い質問文を東電がカットしNDをゼロ扱いで放射能総量を算出している、24日は原子力規制委員会抗議でイチエフロードマップの議論、国会原発ゼロ再エネ百の会でバイオマス問題の議論、イチエフで停電の為に海洋投棄中止した。白倉さんが、13年前の事故で原発が終わったと考えたのに終わっていない、首都圏に最も近い東海第二原発を運転してはならない、安全対策工事に問題があり防潮堤に欠陥、東電が出している工事費、やり直すと費用と日数が2倍に、原発を止めよう。戦争に突き進む日本を止めよう。
KMから東電が日本原電に金を出して工事、両者に「経理的基礎」無し。沼倉さんが東電が住民理解無しでに柏崎刈羽への燃料装填を糾弾、東電から青森への使用済み核燃料の輸送がとんでもない、電気を使っている首都圏で抗議しよう。守屋さんが、汚染水海洋投棄が停電でとまったことに抗議し「座り込め、ここへ」、経産省の新人に向けて3.11事故を告げ「ああ、福島」を歌う。
平岡さんが、岸田政権が支持率低下で開き直って憲法改悪まで主張、3区の衆議院補選に注目、原発も国民の意志から離れている、がんばろう。KMから島根一区で立憲候補が有利、自民党をぶっ潰そう。
奥内さんが国葬反対裁判の第5回を傍聴、大法廷で拍手ひとつに怒り意見陳述に理解無き裁判官。若木さんが国葬が無くなったはずだし安倍政権の行政府の独裁などひどい政策を指摘。KMから円安を招いたアベノミクス非難。
三上さんが、ゴールデンウィークを前に、戦争が続く世界、裏金問題で右往左往の日本、選挙で金が動く、どういう政治が望ましいか考えよう。阪上さんからむつ核燃料施設・柏崎刈羽原発の稼働中止を求める院内集会&政府交渉の案内、Kmから<【5.22原子力規制委員会抗議全国一斉行動】天を恐れよ、地震は止められない、原発は止められる甘い耐震、実効性無き避難計画、危険な使用済み核燃料、東電を許すな>の予告。乱さんから、玄海町の核ゴミ処分から核ゴミが貯まってきているのになぜ原発を続けるのか、原発も自民党もとめよう。最後にコールして終了。
多くは首相官邸前に移動。私も椅子類の片付けを山本さん峯島さんにお願いして首相官邸前へ。なお、来週3日は休日ゆえ抗議行動は休み。 (K.M)
◎イスラエルの論理の腹立たしさ 4月27日(土)
◯他者を犠牲にした繁栄と平和
「ガザもハマスも消えてしまえばいい。私たちは人生を楽しんでいただけなのに」。ハマスに兄さんを拐われた妹さんの言葉だ。
そう。だからイスラエルは半世紀以上前からパレスチナ人にそれを承認させようとしてきた。それとはパレスチナ人の不在だ。ベン=グリオンは語った。「パレスチナ・アラブ人に残された道はひとつ--逃げ出すことだけだ」ゴルダ・メイアは「我々はやってきて彼等を放り出し、彼等の国を取り上げた。彼等は存在しなかった」と言った。また「今夜にも何人のアラブ人の子供が生まれているかと思うと」夜も眠れない・・・
ネタニアフは記者会見で難民問題について発言した。「ユダヤ人国家に住めるのはユダヤ人だけ。パレスチナ人はパレスチナ国家に行くことができる。パレスチナ難民が戻るのはイスラエル内部ではない。パレスチナを国民国家として承認を求めるならイスラエルをユダヤ人の国民国家として承認すべきだ。承認は和平の要である。パレスチナが明解な承認をしなかったから和平が停滞してきた」(2008年ガザ侵攻の翌年、2009年8月のネタニアフ首相の発言要旨)
そして私たちも日本政府から様々な事について承認を迫られている。ほんの極僅かな例をあげるならば柏崎刈羽、辺野古、マイナである。沈黙が承認を迫る側へのエールになるのであれば、私も知らぬまに荷担していることになる。
◯選挙
トル-マン大統領はユダヤ系米国人の票欲しさにイスラエルを支持したと言われている。国務省・ペンタゴン・CIA、当初は米国の国益を損なうことを懸念して反対したがイスラエルの軍事的勝利により認識を変えた。そしてバイデン。イスラエルを及び腰でとめようとしているかに見える、いや見えない、全然。資金や武器の援助停止を仄めかすことすらしない。松の廊下の羽交い締めにも遥か遠く及ばないし、漫才の相方の「よしなさい」という突っ込みレベルにも達していない。イラク戦争を起こした国には無理か。イラク戦争での米軍の住民にしたことはイスラエル軍と同じだった。(白旗を掲げていても射殺する)
各国の「トランプ詣で」が始まっている。イスラエルにしてみれば誰が大統領になろうと大きな変化はないだろう。息苦しさに思わず深呼吸してしまう。気道確保が困難になってきた。
◯画竜点睛を欠く
病院の待合室のテレビに「岸田首相」の横顔が映っていた。答弁が終わり会釈、下を向いた顔に不敵な薄笑いを露骨に浮かべていた。舌が出ていないのが不不思議だった。惜しい、物事を完全に成し遂げる最後の仕上げを欠いていた。
-4月22日(月)の衆議院予算委員会、裏金の件- (O・O)
◎4月28日(日)12時より脱原発テント広場青空川柳句会が開かれた
真夏のような陽射しの中気温も29度まで上がり、差し入れのアイスを食べながらの座り込みでした。句会参加者は4名、選者は乱鬼龍氏、席題は「どうする」、「求む」14時30分投句締め切り、14時40分より入選者の発表、披講となりました。
選者により入選句が読み上げられ、入選者へ”原発はイカん!””いかにも!”イカの缶詰、”原発は未完の技術”みかん缶詰、”のりを良くしよう!”おかず海苔、バナナやすあま、ロールケーキ、「BigIssue」最新号など数々の賞品が手渡されました。入選句は以下の通りです。 (S.E.)
「どうする」
特選
・野垂れ死ね国のためにと仮屋追い - ふ64
秀句
・どうするの家はつぶれて道は無し - 原子力ガリレオ
・崖っぷちどうする日本の民主主義 - 芒野
・ガザを見てどうする己れ覚悟なき - 海の民
・地震増悲惨への道再稼働 - 芒野
・どうするの平均値で耐震設計 - 原子力ガリレオ
「求む」
特選
・死の灰を逃れて求む移住先 - 原子力ガリレオ
秀句
・連座制断固求める許すまじ - 海の民
・民が主の政治に戻る頃合いだ - 芒野
・合法な自民議員はどこに居る - 芒野
・求めます常識備えた裁判官 - 原子力ガリレオ
・争いと原発のない国夢見て - ふ64
次回の脱原発テントひろば青空川柳句会は2024年5月26日(日)12時より開催いたします。是非ご参加ください。
◎やはり福島事故は終わったないのだ 4月29日(月)
きょうは朝から晴れて暑い一日だった。休日ということもあり経産省前の人通りは少なかった。それでも反原発ソングを掛けて道行く人たちに「福島事故は終わっていない」「再稼働反対」を訴えた。我々世代にとっては4月29日と言えば戦犯天皇ヒロヒトの誕生日であった。ヒロヒトはと言えば米国から戦犯として戦争責任を追及されるのを許して貰ったお礼に「貴国が沖縄を必要とするのであれば百年~二百年自由にお使いください」と言って沖縄を米国に売り渡した張本人である。その為に今に至るも沖縄人民は塗炭の苦しみを味わされている。
3時に座り込みを終えて事務所で一休みしてから5時からの「米軍人による性暴力を許さない」スタンディングに参加した。場所は原宿駅隣りの五輪橋。参加したのは50人、そのうち女性が40人。これだけの人数が横一列に並ぶと否が応でも目立ち、行きは通り過ぎて行った人々も明治神宮から帰って来た外国人観光客や小学生を中心に興味を示してくれて大いに盛り上がり我々にとって大きな自信になった。これまで新宿駅南口が中心であったがスタンディングなら人通りの多い繫華街が効果的である。(保)
◎注文の脱原発焼酎の配達をした 4月30日(火)
先週末、携帯電話の留守電に気が付いてこちらから連絡すると麦焼酎「脱原発」10本の注文だった。4月末となったこの日、今日の午後にも天気が良くなれば届けに行こうと、霧雨の降る朝に家を出て通勤で込み合う電車に乗って虎ノ門に向かった。
車内でEさんから連絡が入ったが話をすることが出来ないまま事務所に着く。すでに事務所で幟旗の繕いをしていたYさんと話しをすると、今日はEさんOさんのお二人が来られないと分かる。私は午後に配達する「脱原発」を用意するとともに、経産省前に運び出す椅子などを台車に積み込む。曇り空のもと、Yさんと経産省前に12時前に到着して二人で座り込みを始めた。
2時近くになってIさんが到着した頃には、少しだけ晴れ間の見えるようになった。そこで自転車にのって、都内のIさん宅まで注文された「脱原発」を届けに行った。40分程でご自宅に着き、お茶などをご馳走になりながら4~50分間、彼のお話を伺った。そのあと、軽くなった自電車を漕いで30分弱で経産省前に到着。座り込みの道具の撤収に参加し4人で事務所に戻った。(EO)
◎今日は伝統のあるメーデーの日だ 5月1日(水)
一日中雨。強くなったり弱くなったりしたが、やむことはなかった。
5/1メーデーで、全労協系が日比谷野音でメーデー集会をやっていて、12時前にデモが出た。「清掃」の労働者は東電前のガードの方に行った。テント前は国労とか水道が通って行った。前に「君が代」不起立闘争、根津公子さんの闘いをいっしょにやった人たちとも会った。都障労組の隊列もあった。「お久しぶりで~す」と声を掛け合った。
テント前ではデモ隊は「再稼働反対」「原発やめろ」「汚染水流すな」などのシュプレヒコールをやってくれた。12時過ぎに、Sさんが「話したいことがある」と雨の中、テントに来られた。用件は彼が関係している「『HPVワクチン訴訟』にテントの人たちも来てくれないか、テントの関係者に訴えてくれないか」ということだった。「『HPVワクチンのほんとうのこと』私たちの健康の未来を返して!! 被害者の魂の叫び」いう本を読んでくださいとくれました。HPVワクチンとは子宮頸がんワクチンのことです。
Sさんは原発裁判に来られ、テントにも来られた方です。
より具体的には5/15に裁判があるので、その傍聴に来てくれないかということとでした。その要綱は以下の通りです。みなさん、参加してください。裁判は本人証言なので、「原発の甲状腺裁判と同じように、若い人たちの裁判なので辛いものがあるので」ということでした。 (I・T)
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2024年5月15日(水)に、東京地方裁判所においてHPVワクチン薬害東京訴訟の原告本人尋問が行われます。東京地裁では、前回2月21日の期日に引き続き、2回目の本人尋問期日となります。
原告本人が法廷に出廷し、自身の被害を裁判所で訴えます。
たくさんの皆さまに傍聴にお越しいただき、法廷に立つ原告を心の中で応援しながら見守ってください。
当日のスケジュールは次のとおりで予定しています。
9:10~9:20 裁判所前リレートーク
9:30 傍聴券抽選締切り
10:00~ 原告本人尋問期日(東京地裁103号法廷)
※抽選に外れてしまった方を対象に、期日中、日比谷図書文化館セミナールームAにおいて法廷外企画も行います。
終了後 報告集会(15:30頃の開始を予定しています。)
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佐藤保さんは「救援連絡センター」に相談するとよいというアドバイスをしました。私も、考えていきたいと思います。
前にもテントに原発問題以外の問題で一緒に闘ってくれないかということがあった。正確には覚えてないが、黒田節子さんが「一緒に闘うという場合の内容を考えればいい、テントが闘っているということで「共闘・助け」を求めてくることには最大限闘うべきだ。テントはそういう位置取りを持っていると思う」ということを言われた。私は基本的に賛成した。
今日は、Sさんの他は当番だけ。
雨で気温が下がって、寒くて持っていたカイロを貼るような状態だった。結局風邪をひいた。
◎なかなか消せない落書き「ガザ侵攻反対」 5月2日(木)
Inさん、Yoさんと3人で設営。やがてFuさんがウクレレを抱えて現れ、反原発ソング、反戦ソングの合唱が始まった。五月晴れの心地よい陽気だ。経産省構内には桜やケヤキ新緑が青空に映え、鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいる。リュックを背負った10人程の少年たちが通りかかり、Yoさんが「中学生?」と声をかけると1人が頷いた。Inさんがビラセットを渡すと受け取って行った。
Inさんが貸してくださった赤旗日曜版4月21号には、経産省が税金丸抱えの原発視察旅行にミスコンテスト代表などのインフルエンサーを招待し「処理水は安全」などのやらせ記事をSNSに発信させているという記事が載っていた。とんでもない話だ。あの少年たちにはおかしい事にはおかしいと声を上げられる大人に育ってほしい。14:00過ぎ、Suさん参加。1人の男性がノボリバタを見上げ、「まだ続いているんですね」と言って通り過ぎて行った。
15:00 過ぎ、Wakさんが参加。明日の地元での憲法集会で撒くために、テントへの協力要請のビラを事務所に取りに来た帰りだという。私はいつものスタイルで経産省の周りを5周した。塀や看板にスプレーで書かれた「ガザ侵攻反対」の落書きを2人組の作業員が溶剤を塗って消そうとしていたが、なかなか消せないようで悪銭苦闘していた。15:30 I弁護士が自転車で通りかかる。Suさんが先週参加してきた水戸地裁での裁判の様子を報告する。シラスの放射性物質の分析結果改ざんを内部告発したため漁協を解雇された元職員2人が勝訴した件だ。早川さんが撮影した支援集会の様子は私もYoutubeで観て大変勇気付けられた。時間になり、Suさんと2人で撤収し、4618日目の抗議行動を終えた。(M.U)
◎大津漁協不当解雇事件・水戸地裁判決(原告勝訴)報告集会の映像です
お疲れ様です、早川由美子です。
表題の件、4月26日に水戸地裁に行き、判決後の報告集会を撮影しました。
以下より、写真と映像がご覧になれます。(半分、旅行記のようになっています^^;)
https://www.petiteadventurefilms.com/20240426_o2_report/
当日は、テントの杉山さんのほか、「希望の牧場」吉沢正巳さんや、おしどりマコさん・ケンさんなども駆け付けていました。
原告の全面勝利といううれしい判決でした。
どうぞよろしくお願いします。
(早川由美子)
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◆5月8日(水)第70回日本原電本店抗議行動
東海第二原発の防潮堤欠陥工事発覚!
日本原電の「欠陥工事隠蔽」をゆるさない!再稼働やめろ!
日 時:5月8日(水) 17:00より18:00
場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分
※北ビルです!南ビルではありません!
主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549
協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
☆第71回は、6月5日(水) 17:00より18:00です。
◆5月8日(水)第128回東電本店合同抗議
放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!
東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:5月8日(水) 18:45より19:45
場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」他
◆5月12日(金) 経産省前抗議集会(毎週)
17時~18時 経産省前ひろば (5月3日は休み)
◎100回目となる5月の祈祷会は16日(木)に開催します。
百回を記念して「午後2時から開始」ですので、皆さまご参集ください!
5月16日(木)午後2時30分より 会場:経産省前テントひろば
◆5月22日(水)【5.22原子力規制委員会抗議全国一斉行動】
天を恐れよ、地震は止められない、原発は止められる、甘い耐震、実効性無き避難計画、危険な使用済み核燃料、東電を許すな
概要:原子力規制委員会、内閣府、地元自治体に対する全国一斉行動
(東京行動) 5月22日(水) 午後12時~13時 原子力規制委員会抗議申入れ行動
14時~15時 内閣府申入れ・首相官邸前抗議行動
(原発現地行動) 5月13日(月)~5月31日(金)
規制事務所申入れ行動など、地元自治体申入れ行動など
◆5月8日(水)12時~13時 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5242:240507〕
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