5・18岡真理パレスチナ・ナクバ講演会in札幌
- 2024年 5月 15日
- 催し物案内
- パレスチナ問題岡真理松元@札幌
ついに、イスラエルの「ハマス殲滅作戦」は8ヵ月を越えても終わりが見えません。すでに犠牲者は、四肢切断の負傷者・飢餓による死者・病死者・自殺者・瓦礫に埋まったままの死者を含めると5~6万人を優に超える数になるでしょう。いや真の犠牲者は、逃げ場のない230万人のガザ民衆であり500万人のパレスチナ人全員でしょう。国際社会の即時停戦の声は米英欧日豪加の狡猾なポーズの声にかき消され、国連と国際人道法の無力さが露呈してしまいました。
人間性(humanity)がこれほど貶められたことがあるでしょうか?まさにホロコーストの再現です。ユダヤ国家がホロコーストの下手人になるとは歴史の皮肉ですが、もともとナチス政権とシオニストとが結託し米英ソ連合国がそれを後押しパレスチナの大地を略奪して偽造した「イスラエル国家」ですから、不正の責任はナチとシオニスト米英ソにあることは明らかです。
ナクバはついに76年目を迎えましたが、その12年前、1936年から、すでにパレスチナ人の抵抗は始まっていました(アラブ反乱)。そして自らの歴史的「反ユダヤ主義」を清算もせず温存する米英ソの連合国は、ナクバを見て見ない振りしながらパレスチナ人に責めを負わせてイスラエル「建国」を認め、「平和愛好国」と嘘を振りまきながら国連に迎え入れたのです。この不正の根源の責任が糺されることなく軍事占領と完全封鎖が続き、76年、88年、107年を過ぎました。パレスチナ人はこの不正と闘って、闘って、闘い続けているのです。
岡真理さんは、「ガザを世界最大の野外監獄、21世紀の絶滅収容所、子どもたちの集団墓地にしたのが、この世界の人間たちであるなら、この地を、希望の大地にするのも、この世界の人間たちーー私たちーーです。このジェノサイドを生き延びた子どもたちが、このジェノサイドで両親を、親族を亡くし、一人ぼっちになってしまった子どもたちが、このジェノサイで、四肢を失った子供たちが、それでも、この「ガザのあと」を生きていくこと、この世界で生きることが価値あることであるかどうか、それは、私たちにかかっています。私たちが生きるのは、この世界が人間にとって生きるに値する世界であるからではないでしょうか。ガザを希望の大地としえないなら、この世界は、生きるに値しない世界 です。」と、人間性を取り戻す希求の叫び声をあげ「ガザ、いま再び~私たちはここに 未来を植える~―76年目のナクバを迎えて―」の講演準備をしています。
今週土曜日夜、札幌でパレスチナ問題に関わってきた私たち小さなグループ三者は、アラブ文学者岡真理さんを招いて、あらためてこの問題の真相(深層)を考えたいと思います。320名の大ホールですから、みなさんお誘い合わせてご参加していただきたく、お 願い申し上げます。
●岡真理さん:早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授
●共催団体:北海道パレスチナ医療奉仕団/北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯 委員会/パレスチナ連帯・札幌
■とき:5月18日(土)開場18:00開演18:30終了予定21:10(講演80分、質疑応答50分)
■ところ:札幌エルプラザ3階大ホール(札幌市北区北8西3)
■書籍販売:岡真理さんの著作を当日のみ破格販売。サインセールあり。■会費:一般500円、学生以下無料
■共催:北海道パレスチナ医療奉仕団/北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委 員会/パレスチナ連帯・札幌
■連絡先:℡09095163750、y.matsu0029@gmail.com、松元
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