経産省前脱原発テント座り込み日誌9月26日版
- 2024年 10月 1日
- 時代をみる
- 木村 雅英
◎ 原発では明日が無いぞ、メディアはしっかり原発批判報道をせよ 9月20日(金)
杉崎さんの歌「原発では明日が無い」で抗議行動を開始。 K.Mから、9.16さようなら原発代々木集会・デモが開催されたのに報道されなかったこと、東電柏崎刈羽から青森への使用済み核燃料の輸送が計画されている、東電が柏崎刈羽原発を動かそうとしていることへの怒りを確認し、<脱原発、核ゴミ増やすな、命を守れ、地球を守れ、未来も守れ、経産省は嘘をつくな、原発は安全ではない、安くはない、電気は足りている、クレーンではない、グリーンではない、…>のコール。
三上さんが、暑い夏、大谷のホームラン、総裁選・代表選で原発が議論されない、自民党政治は惰性の政治、裏金問題・統一教会問題、反共産主義は隠れ蓑、注目すべきは憲法改定・安保、対抗できる運動を、すりよる立憲民主党、核武装と原発、反原発―反戦ー憲法にどう対応していくか、腰を据えて闘おう。鎌田慧セレクション―現代の記録ー全12巻を紹介。袴田事件、日比谷公園集会が昨日行われた、報道は?
白倉さんが、総裁選では原発推進者ばかり、立憲民主代表選で反原発を、原子力規制委員会敦賀2号「不合格」へのパブコメ提出を。先程まで文科省前で朝鮮学校差別反対行動に参加し根強い朝鮮への差別、日本の侵略の歴史、根深い、なぜ差別意識が生まれるのか、これを差別意識を克服して原発を無くそう。
K.Mから、天皇裕仁を退位させられず戦後もひどい日本、東電の柏崎刈羽原発の稼動を許したら3.11事故が無かったかのごとき社会になってしまう、何としても止めよう。
守屋さんが、温かフードバンクでコメの確保が大変、日本の農政を変えよう、総ての原発を廃炉にと訴え「座込め、ここへ」と「ああ、福島」を歌う。
奥内さんが、青田恵子さんの詩「地球のお怒り」(2018.9.8)を詠み、「あわやフクシマの二の舞に」と「地球だってお嘆きの涙を人知れず流されているのです」と訴えた。大地震が頻発する日本で原発を無くそう、起こる地震のマグニチュードをチェックしよう、と訴えた。
平岡さんが、自民党総裁選と立憲民主党代表選で反原発の報道が少なく、メディアの取り上げも乏しい、原発問題議論を起そう、アメリカの大統領選をみて資本主義自体が崖っぷちにある、反原発の運動を粘り強く続け大きくしたい。
小川さんが、敦賀2号「不合格」のパブコメに廃炉しかないと出そう、二人の原子力規制委員が交代して一層悪くなっているので監視しよう、9月30日に最高裁行動の案内。
K.Mから、日本原電は13年以上1kwも発電していないのに5電力会社から支援されている、我々が日本原電まで養っていることを確認したのち、<脱原発、柏崎刈羽再稼動反対、老朽原発動かすな、再稼動反対、運転延長、戦争反対、武器輸出反対、NOWAR、NONUKES、…>コールで終わる。片付け後は原発いらない金曜行動に参加。 (K.M)
◎ イスラエル侵攻を見定めよ 9月21日 (土)
・2023.10.7以前に何があったのか
イスラエルによるガザ侵攻「境界防衛作戦」(2014年7~8月)以降、そして以前からのガザの情況。 イスラエルは権力を保持し、国連が責任を受け持つ。パレスチナはリスクを負う。発展の可能性や安全の保障は絶えずイスラエルに奪われ続け、援助という施しがなければ生存不可能。援助が必要なのはイスラエルがパレスチナの発展を妨害してきたから。その援助でさえ、イスラエルは自国の安全という理由で恣意的に制限してきた。食料、医薬品、燃料、建築資材等々。
「なぜガザなのか パレスチナの孤立化・分断・反開発 」ISBN978-4-7917-7663-4 著者 サラ・ロイ 米国生まれ。両親はユダヤ人で強制収容所からの生還者。編訳者 岡真理、小田切拓、早尾貴紀 発行所 青土社 2024.8.10 第1冊発行
・沖縄の基地問題を茶化す二人
【小泉進次郎】「基地の存在を逆手に取って地域住民の生活を向上させたい」【小林鷹之】「沖縄のスタートアップ企業を後押しし、基地負担軽減を加速させる」それで米兵による女性暴行や殺人事件がなくなり、戦闘機が小学校に落ちたりヘリコプターが大学に墜落しなくなるとでも?
・俺様カ-ドがやってきた
現れたのは本人ではなく街宣車。原発に反対して座り込みをしている私達の前を厚かましくも通過。「ご通行中の皆様、河野太郎を宜しく・・・本人の発言でもアナウンスしたらどうだね。「保険証残せというようなアンケートは百害あって一利なし」
「こうしたアンケートが役に立つとは私は思っていない」「いつまでも(現行の)保険証に頼っていれば、12月2日以降、医療機関が困る」困らせる仕組みを作る気だね。これはもう脅し、恫喝だね。(O・O)
◎ 本当だね「暑さ寒さは彼岸まで」 9月23日(月・祝)
23日(月・祝)「暑さ、寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、23日前から急に涼しくなって、驚いていました。きょうも朝方からどんより曇っていて、涼しいので長袖にしようかな、と思ったのですが、午後から晴れて暑くなりそうだったので、いつもの半袖シャツにしましたが、正解でした。きょう経産省前に着いたとき、空は晴天で風も吹いていたので、座り込みには最適でした。
三連休の最終日という事もあり、経産省前は人通りも少なく、至って静か。時たま通りかかった人が、バナーとのぼり旗を見て感心したり、驚いた顔をしたりしていたのが、印象的でした。先週まで使っていたCDラジカセが急に壊れたので、一番安いのを地元のヤマダ電機で買ってきたので、反原発ソングを掛けて音などを確認して流してみました。いい音色が響き渡って良かったです。
壊れたラジカセは持参した当の本人である相棒のSaさんが、修理出来るか調べてくれることになりました。「随分、長持ちしてくれた」というSaさんの言葉に、実感がこもっていました。経産省横にあったテントが壊されて、経産省前に座り込み場所が移って直ぐに、SaさんがこのCDラジカセを持って来て、反原発ソングを掛けてくれたのを、昨日のことのように思い出されます。「新しいラジカセで、まだまだこれからも頑張るぞ!」と、想いを新たにした一日でした。(保)
◎ 「秋日和」なにか小津の映画を思い出す 9月24日(火)
先週とは、うって変わった「秋日和」に、座り込んだ皆さんの顔がほころぶ。セッティング中も、座り込み中も、爽やかな風も吹いていて何とも心地良い。今の自民党政権は、このような爽やかさは微塵もない。只々、権力を維持する為に金集めに狂奔していて、一般市民の生活など全く眼中にない(この実態を正確に報道し追及しないメディアにも責任はあると思いますが)、何としても来たる総選挙では、現政権を倒さなければならない!
昼食を終えて、経産省前に戻ると「もんじゅ西村裁判」の傍聴に行かれた方々が座り込みに参加されて8名となり、かなり賑やかになった。撤収後はテント運営会議に参加した。 (R・Y)
◎ 経産省前にはいろんなグループがやってくる 9月25日(水)
涼しい。曇り空。セッティングをしている時、中学生たちと先生が経産省の石の表札のところで、写真を撮った。大分県から社会見学に来たそうだ。修学旅行のようなものだと思うが、修学旅行と言わなかった。先生と何人かの生徒さんにテントのチラシ類を渡す。「皆さんと回して読んでください」とお願いした。
当番のIとTがたんたんと座り込みを始めたところに、6~7名の集団がやって来た。「大阪万博を中止に」の署名を、経産省に提出する目的で大阪から来た「全交」の人たちだった。提出前に正門前で、「万博カジノやめて被災者支援を!」「万博カジノ中止 夢洲工事 ガス爆発 学校行事で子ども招待やめて」の2枚の横断幕を広げて、資料も広げて、かなり詳しく万博のデタラメをアピールしていた。チラシ配りもした。その後、署名を提出するので経産省に入って行った。署名は6,090筆(累計で50,779筆)を提出したそうだ。国会→経産省→文科省の抗議行動だそうだ。
アピール行動の最中に雨が降り出した。同じころ、大学生協連がやっている就活のための「経産省に仕事を聞く会」に大学生たちが経産省前に集り始めた。20名程度の人が集った。この企画は定期的にやっているようだ。ここで遅番にバトンタッチして、私は、医療労働者たちが「マイナ保険証やめろの厚労省申し入れ」後に日比谷図書文化館で行った集会に参加した。ひどい政治があらゆる分野でやられている。(T・I)
◎ 核燃料搬出の動きに注目を 9月26日(木)
Inさん、Yoさんと3人で設営。Yoさんと、「昨日2人が参加した柏崎刈羽からの核燃料搬出反対集会は、雨にたたられて大変だったね」という話をしていると、男女2人ずつの4人組が立ち止まって、私たちにあいさつした。聞くと、現職自衛官セクハラ国賠訴訟の裁判を傍聴した帰りで、仲間の1人から私たちの活動を聞き、寄ってみようという話になったという。4人のうちの1人の女性が残って、座り込みに加わり、カンパもしてくださった。
12:40、仕事で通りかかったというYoshさんが立ち寄り、カンパしてくださった。続いてTachさんが参加。やはり現職自衛官セクハラ国賠訴訟を傍聴していたという。「自衛隊の内情は本当に酷い」と憤慨していた。13:40、 Okさん参加。13:50、通りかかった男性が「写真撮っていいですか?」と言って「原発なんかいらないよ!」のひまわり少女のバナーを写真に収めて行った。Okさんがスマホでニュースを見て、袴田さんに無罪判決といううれしいニュースを伝えてくれた。その後、後半担当のSuさん、Taさんが到着したのでバトンタッチした。(M.U)
=====添付資料=====
・原発週報2024.9.18~9.24 編集:漆原牧久
=========デモ、集会==========
◆10月2日(水) 原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動 12時~13時 六本木ファーストビル前
◆10月2日(水) とめよう東海第二原発 日本原電は廃炉を 17時~18時 日本原電本店抗議行動
◆10月2日(水) 核汚染水海洋投棄の中止を 東電本店合同抗議 18時45分~19時45分 東電本店前抗議
◆10月4日(金) 17時~18時 経産省前抗議集会(毎週)経産省前テントひろば経産省正門
◎経産省前の座り込み行動は、平日:12~16 時(月 ~木)、13~17時(金) 土・日・休日:12~15時
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5773:241001〕
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