テント日誌4月12日経産省前テントひろば579日目…提訴の取り下げを求める抗議集会を開催
- 2013年 4月 15日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
4月12日(金)15時~経産省に対して、テントひろばに設置されているバリカー撤去の申し入れを行い、17時~経産省正門前で、テントひろばに対する提訴の取り下げを求める抗議集会を開催しました。
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15時~バリカー撤去の申し入れは、事前に情報をつかんだ経産省から、当日の朝に「受け取らない」旨の連絡が入っていたので、急遽「請願」という形に変更して行うことになりました。15時にテントにいらした15名程度の方と弁護士の方で経産省に申し入れに行きましたが、正門のところで、警備担当の職員の方に止められ、担当者が出てくる迄、待たされました。その後現れた担当者に対し、淵上さんから申し入れの主旨を説明し、中に入れて話をさせて欲しいと要請をしましたが、担当者からは、「ここで受け取ります」と言われ、約30分に渡って「入れろ」「入れない」で、経産省の正門前で押し問答となりました。20分くらい経った段階で、「代表だけ中に入れる」と言われましたが、その理由が「(経産省側が)1名しかいないので」という事だったので、それもおかしいという事で、更に10分近く押し問答を行なった結果、最終的に弁護士の方を含む5名が経産省の中に入って、話をする事になりました。
経産省の中では、請願の主旨と内容についての説明を行った上で、経産省の担当者に対し、請願書を手渡し、「原発事故、バリカーの問題、本日の対応の問題は、経産省の体質的な上から目線に繋がっていて、その点について反省して欲しい。きちんと経産大臣に伝えて欲しい」と伝えたところ、担当者からは、「上司には伝える。その後はわかりません」と言われたという事です。こちらから、「(請願について)4月22日までに返答をして欲しい」と伝えたそうですが、担当者からは「答える義務はない」と言われたそうです。
このバリカーは、約1000人のヒューマンチェーンで経産省を包囲した2011年11月11日の翌日の12日に経産省が設置し、それ以来ずっと張られていますが、今まで多くの人が足をとられ、転倒しています。転んだ際に骨折する事や、打ちどころが悪ければ、命に関わる事態にもなりかねません。一刻も早く撤去する事を望みます。
17時~経産省正門前で、テントひろばへの訴訟に抗議をし、訴訟の取り下げを求めるための抗議集会「経産省によるテント明け渡し訴訟を撤去せよ!」が開催されました。
冒頭の淵上さんからの挨拶に引き続き、鎌田慧さん、長谷川弁護士、原発いらない福島の女たちの黒田さん・椎名さん、双葉町から避難された亀屋さん、原発いらない全国の女たちの木村結さん、原発民主法廷事務局の矢野さん、東海村村議の相沢さん、たんぽぽ舎の横田さんがアピールし、国の原子力政策に対する批判、テントひろば存続の意義などを訴えました。その後、司会の方から、「明け渡し請求訴訟を撤回する事を求める」文書についての説明が行われ、参加者の拍手で決議した上で、請願の形で経産省にて提出する旨が伝えられました。集会の最後は、テントひろばの正清さんからの挨拶と淵上さんのシュプレヒコールで締めくくりました。
平日の早い時間帯からの抗議集会だったにも関わらず、数百人の方にお集まりいただき、経産省に対し、抗議の意思を伝える事が出来たと思います。参加された皆様、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
当日の記事・映像は、以下でご確認下さい。
<請願書提出>
・UPLAN
20130412 UPLAN 危険な鎖撤去の請願と経産省の非礼な対応
http://www.youtube.com/watch?v=iWmCeOzzI3Y
・IWJ
2013/04/12 経産省前テントひろば有志、テント使用に関する請願書提出―経産省前テントひろば 経産省に対する申し入れ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/73709
<抗議集会>
・UPLAN
20130412 UPLAN 脱原発テントといのちを守る闘いへ 経産省前
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