「街頭行動の自由を考える」第3回討論集会
- 2013年 6月 15日
- 催し物案内
――市民から国民へ?――
日 時 6月30日(日)13時開場 14:00~17:00
場 所 早稲田大学 早稲田キャンパス 16号館107教室
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
交 通 東西線早稲田駅下車 徒歩10分
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第1部【大喜利風】
国富建治さん(改憲案の内容を押さえながら)
池田五律さん(練馬反派兵運動から)
渥美昌純さん(第2次東京オリンピックによる街頭占拠)
廣瀬純さん(「金曜日」連載をきっかけに)
第2部【車座討論】
ヘイトクライムの現場より
大阪鶴橋+新大久保からの報告から始まるディスカッション。
選挙が空しい。議会なんて機能してない。
テレビは見たくない。作り笑いのウソが爆発している。
物を買う金もない。部屋も狭い。だから広い空の下に出たい。
2年前の原発震災以来、ガマンできない人々が街に出はじめた。
そのうちに今度は「白地に赤い丸」の金切り声が目立ちはじめる。
「殺せ」「焼け」「**」と。
世界を結ぶ「オリンピック」のハラスメントが始まり、
平和を守る不穏な「自衛隊」がまかり通る。
街はそんな声と旗に埋め尽くされてしまうのか?
2013年、今年は関東大震災から90年であると同時に朝鮮戦争停戦から60年、そし
て朝鮮民主主義人民共和国が休戦協定の白紙を宣言した年である。
たとえば今、南海トラフ地震が起きたとしたら、かつてのように自警団が組織さ
れることはあるのだろうか。あるとした時、私たちは自警団の前に立ちふさがれ
るだろうか?
東日本大震災以降の日本社会は、まさに惨事便乗型資本主義の様相を呈している。
「復興」で利益を得るのは企業ばかりであり、高線量下の生活を強いられる人々
の避難の権利を認めようともしない。性懲りもなく再稼動を狙うばかりか、輸出
に血道をあげてさえいる。原子力基本法の目的に安全保障を明確に位置づけなが
らも、他国の核戦略を都合よく選別して批判する二枚舌。
“絆”などと民族の同一性を鼓舞しながら、他方で上からも下からも民族差別を噴
きあげている。
その民族差別に対抗する戦線の中で、国民国家の主権を自明のものとしてナショ
ナルプライドが語られているなど、状況は危機的だ。
しかし、現在の状況を準備したのは、日本国家の植民地主義の百年の蓄積であ
る。レイシストが、相対的に「穏和」なナショナリストの存在を霞ませる。まさ
に、ナショナリストの焼け太りである。
「コリアンタウン」への襲撃と対抗行動、オリンピック招致と伴う排除、ひいて
はビックレスキューなど、ナショナリズムによる街頭占拠はあらゆる場所に現れ
ている。
ともに縦横に語ろう。
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主 催 討論集会「街頭行動の自由を考える」実行委員会
浜邦彦研究室
mail:gaitoukoudounojiyu@yahoo.co.jp
WEB:http://freedomofstreetaction.blogspot.jp/
※排外主義者と警察への協力者の参加・立ち入りを禁止します
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