伊方原発の「再稼働審査」、最終段階か??
- 2013年 10月 17日
- 交流の広場
- chiba伊方原発
「伊方原発」の再稼働審査が最終段階か、という話があがって
きたので、再稼働阻止ネットの小川さんメモをベースにまとめて
みました。
(情報の掲載元など追記。追加情報もあるので長文です。すみません)
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伊方の審査が進んでいます。
10月16日に四国電力が未提出分の資料を出し、同26日に更田委員が
現地調査の見通し。現地調査の後は、時間をおかず「合格」判断を
行うのでは?と、伊方(松山)地元は非常に緊張した状況になって
いるようです。愛媛県でも専門部会・現地調査を進めています。
加えて、今月22日には愛媛県原子力防災訓練。川内のような、形式的で
行政側が手順すらおぼつかない訓練で、本当の事故に対処できるとは
到底思えません。
◎お時間のある方は、ぜひ傍聴お願いします!
あす17日の適合審査会合(第34回)は「伊方・玄海・高浜」の回です。
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/20131017kaisai_tekigousei.html
(傍聴希望の締切わってますが、当日空きがあれば入れるかもしれません)
◎原発立地現地へ送るハガキアクションも!
http://genpatsu-sayonara.net/?p=1730 はがき裏面印刷用PDF
http://genpatsu-sayonara.net/?p=1737 はがき購入方法
(原発さよなら四国ネットワーク)
◎最近の動きなど
【1】規制委の審査状況
●四国電力は規制委の提出指示のうち10項目について提出済み
(このメールの下のほうに四電の”提出状況”を載せました)
第31回(10月10日開催)審査会合 配布資料より
「資料3-1 伊方発電所3号炉 指摘事項に対する回答一覧表」
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/data/0031_07.pdf
地元市民団体は、中央構造線活断層帯地震による、2箇所の変電所
(川内・西条)の同時停止を問題にしている。
四国電力がすでに提出している資料:変電所損傷時の復旧系統の成立性に
ついて、審査会合(8/15 第9回会合)で指摘事項あり
↓
これについての回答
資料3-5 伊方発電所3号炉 保安電源設備 説明資料
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/data/0031_14.pdf
他、指摘事項3点について回答。
【2】規制委の指示と更田委員の伊方訪問
●10月16日までに未提出の20項目を提出するよう指示
→追加の提出は10月下旬~11月にかけて予定されている
(あす17日の会合で提示されると思われます)
●10月26日、更田委員が伊方現地調査予定
※伊方原発については、9月13日、”規制庁職員”による現地調査が
行われているが、規制庁職員は審査会合メンバーではないため、
現地調査そのものが一見、分かりにくくなっている。
・9/13の調査報告
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/shinsa/data/ikata3/mendan/20130913_01giji.pdf
・同 別添資料
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/shinsa/data/ikata3/mendan/20130913_01shiryo_01.pdf
★第33回審査会合(10月16日開催)で、九電・四電・関電・北電の
資料提出状況がまとめて発表されています。
(配布資料)
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/20131016.html
【3】愛媛県の専門部会の開催と、委員による伊方原発現地調査
●10月16日(本日) 15時半から県専門部会[*]開催
http://www.pref.ehime.jp/h99901/event/251009genshiryokuanzen.html
議題
(1)伊方3号機の新規制基準への適合状況等(現地調査の確認事項)
(2)伊方3号機のさらなる揺れ対策に係る取組について
(3)その他
●あす17日、県専門部会[*]による現地調査
愛媛県HP
http://www.pref.ehime.jp/h99901/event/gentityousa.html
当日の取材希望は、四国電力株式会社広報グループまで連絡して下さい。
四国電力株式会社広報グループ
TEL:0894-39-1701 FAX:0894-39-0686
[現地調査に関する問い合わせ先]
愛媛県県民環境部防災局原子力安全対策課
〒790-8570愛媛県松山市一番町四丁目4番地2]
電話089-912-2352(ダイヤルイン) FAX089-931-0888
[*] 伊方原子力環境安全管理委員会原子力安全専門部会
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その他:
10月22日(水)、
愛媛県と伊方原発周辺30キロ圏自治体による原子力防災訓練
実施概要
http://www.pref.ehime.jp/h15550/event/documents/25oshirase130917.pdf
日時 10月22日(水)8:30~15:00
訓練対象 伊方原発事故想定による訓練
実施場所 愛媛県庁および愛媛県OFC、近隣自治体、近隣県
原子力規制委のほか、海上保安庁、松山地方気象台、陸自、海自、空自が
参加予定。自治体は、愛媛県・高知県・大分県・山口県あわせて41機関
川内原発の訓練と同様、行政機関が訓練の手順を確認するためだけの訓練、
という雰囲気です。
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第33回適合審査会合(10月16日開催) 資料1-2
原本 http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/data/0033_02.pdf
四国電力株式会社 伊方発電所3号炉
審査会合への資料提出状況
時期の表記は提出予定、○:提出済 △:一部未提出 ×:未提出
◆プラント関係審査項目
重大事故対策
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1 確率論的リスク評価 × 11月中旬
2 有効性評価(炉心損傷防止) ○ 指摘事項は10月下旬から順次回答
3 有効性評価(格納容器破損防止) ○ 〃
4 有効性評価(使用済燃料プール、原子炉停止中)○ 〃
5 解析コード × 11月上旬
6 緊急時対策所・制御室 ○ 指摘事項回答済(10/10 第31回会合)
7 手順書 × 11月中旬
設計基準事故対策
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8 内部溢水 × 10月中旬
9 内部火災 × 11月中旬
10 外部火災 ○ 指摘事項回答済(10/3 第28回会合)
11 竜巻(影響評価・対策) × 10月下旬
12 火山(対策) × 10月下旬
13 緊急時対策所・制御室<再掲> ○ 指摘事項回答済(10/10 第31回会合)
工事計画
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14 耐震評価・強度評価 × 11月下旬
15 重大事故対策機器・設備の評価 × 11月下旬
保安規定
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16 組織・体制 × 11月中旬
17 教育・訓練 × 11月中旬
18 LCO/AOT × 11月中旬
19 重大事故対策の手順書<再掲> × 11月中旬
◆地震・津波・火山関係審査項目
20 敷地内の破砕帯 × 10月下旬
地震動
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21 敷地及び敷地周辺の地下構造 ○ 指摘事項の回答は10月下旬予定
22 震源を特定して策定する地震動 ○ 指摘事項の回答は10月下旬予定
23 震源を特定せず策定する地震動 × 11月上旬
24 基準地震動 × 11月中旬
25 耐震設計方針 × 11月下旬(工事計画に含む)
津波
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26 基準津波 ○ 指摘事項の回答は10月下旬予定
27 耐津波設計方針 × 10月下旬
28 地盤・斜面の安定性 × 11月中旬
火山
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29 火山影響評価 ○ 指摘事項の回答は10月下旬予定
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