テント日誌11月3日特別版 ~ 目白押しの集会・行動等のスケジュールから
- 2013年 11月 4日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば テント日誌特別版
テントの内には所狭しとばかりにいろいろの催しもののチラシなどが張りめぐらされている。特に週末には多彩なイベントが告知されている。地域などでは祭りなどもある。実りの秋とも言われるわけだから、楽しみながら、脱原発―反原発運動の裾野を広げて行きたいと思う。と、いうわけで目白押しの集会・行動などの予定をおしらせしたい。主としてテント関連のものを取り上げるのだが、それでも漏れていてもごめんなさい。毎週金曜日には官邸前抗議行動も行われているわけでスケジュールは盛り沢山だ。
放射能汚染水海洋流出抗議!柏崎刈羽原発の再稼働をするな!
●第2回 東電解体・東電本店合同抗議
11月6日(水) 18時半~20時 東電前
呼びかけ団体;経産省前テントひろば、首都圏反原連、東電株主代表訴訟、たんぽぽ舎
東電福島第一原発の放射能汚染水流出は「完全にコントロールされている」という安倍の大ウソとは反対に、益々深刻化しています。東電は当事者能力を失っており、汚染水と混ざり合った雨水を敷地内にまき散らすなど、完全に泥沼状態に陥っています。フクイチの現場では人的体制の崩壊的危機の進行が指摘され、高放線量下で益々苛酷となっていく労働環境での技術者・作業員の不足、過重労働、劣悪な労働条件、管理体制の破綻等々が、東電の安全対策より企業経営第一の姿勢によって加速され、次々と破綻・「ミス」を生じさせ、東電の破綻企業としての現実をさらけ出しています。
さらには、このような当事者能力を失っている破綻企業東電の下で、4号機プールからの使用済み核燃料棒の取り出し作業が始められ、ヒビの入った排気筒の地震による東海の危険性が指摘される等、フクイチの現場は全く予断を許さない事態が進行しています。
これに対して、政府・自民党はあくまで東電の企業として延命させることを第一にして、フクイチの分社化や除染費用免除や大規模な国費(税金)投入を画策しています。それはフクイチでの人的体制や汚染水対策をはじめとする安全対策の危機を解決するものにならないばかりか、柏崎刈羽原発の再稼働と連動したものとなるのは明白なことです。
東電を破綻処理し、銀行や株主にも責任を負わせ、資産をはき出させ、国が直接に責任を負う事故収束ー廃炉に向けた体制を構築することが急務となっています。東電本店合同抗議は、10月2日に第1回が400名の参加で行われました。東電本店抗議は一層重要な位置をもっています。11月6日の第2回抗議はそれを遙かに上回る規模で東電に迫ることが求められます。
第2回 東電解体・東電本店合同抗議にご参加下さい。
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スラップ訴訟を止めるためのシンポジウムの案内
特定秘密保護法案、日本版NSC、武器輸出三原則、集団的自衛権、…と安倍政権が好き勝手をしようとしている中、現時点でも権力側がこんなにひどいことが行われているということを確認し、その対抗策を検討するためのシンポジウムを、スラップ訴訟を受けている3団体で開催します。
『11・23全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム』
近年、全国各地で国や政府・大企業などの権力者によって、「SLAPP(スラップ)」と呼ばれる提訴の乱立が相次いでいます。この「スラップ」裁判とは、市民が自らの生存権や自然環境を守るために行う表現活動に対して、権力者側が司法を使って、時間的にも精神的にも、金銭的にも負担をかけて押さえつけるもので、国民の表現の自由を奪い、権力者の力を強めるものに他なりません。現在日本では、「スラップ」という言葉自体も認知されておらず、その防止策は全くとられていません。これ以上、スラップ訴訟による被害者を増やさないためにも、国や権力者に力を与えないためにも、スラップ訴訟を起こさせない手立てを模索していく必要があります。そこでこの度、「スラップ」についての理解を深め、各地各者の現状報告を通して情報共有をし、スラップ訴訟被害防止への取り組みを図るためにシンポジウムを開きます。多くの皆さまのお集まりをお願い致します。
【日時】 2013年11月23日(土)祝日 午後1時から (開場12時半)
【会場】 早稲田大学早稲田キャンパス15号館201教室 ※入場無料
東京都新宿区西早稲田1-6-1 電話 03-3203-4141
(高田馬場駅徒歩20分又は学バス早大正門、地下鉄東西線早稲田駅徒歩5分)
~会場のご注意~
※早稲田大学15号館には、エレベーターがなく、階段しかございません。車椅子等、階段のご利用がご不便なお方がいらっしゃいましたら、大変恐れ入りますが、館内入口に待機しているスタッフまでお申し付け下さい。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
【主催】
『経産省前テントひろば』 東京都千代田区霞が関1-3-1 電話070-6473-1947
『上関原発阻止被告団』 広島県三原市高坂町真良1015 電話0848-66-3592
『高江ヘリパッドいらない住民の会』 沖縄県国頭郡東村字高江85-12 電話0980-51-6922
【共催】 早稲田大学 浜邦彦研究室
【基調講演】 「スラップ訴訟とは何か」烏賀陽 弘道さん(スラップに詳しいフリーランス記者)
言論の自由を侵害・妨害する民事訴訟をSLAPPと呼ぶ。アメリカでは20年以上前から、50州のうち26州でSLAPPの提訴を抑止し、被害を防止する法律がある。しかし日本ではSLAPPという法概念すら導入されておらず、野放しにされている。被害者はジャーナリストや弁護士といった職業言論人から一般市民に拡大。訴訟もマンション建設反対から、原発建設や在日米軍基地拡張への反対運動まで、様々な分野で言論の自由の抑圧に民事訴訟が使われている。こうした「法制度の悪用」を防止する「SLAPP被害防止法」の制定が急務である。
【現状報告】 高江米軍ヘリパッド、上関原発、経産省前テントの現場から
安次嶺現達さん「高江スラップ訴訟元被告」 高江ヘリパッドいらない住民の会
伊佐 真次さん 「高江スラップ訴訟最高裁上告」 高江ヘリパッドいらない住民の会
清水 敏保さん 「中国電力いやがらせ訴訟被告」 上関原発を建てさせない祝島島民の会代表
橋本 久男さん 「中国電力いやがらせ訴訟被告」 上関原発を建てさせない祝島島民の会
岡田 和樹さん 「中国電力いやがらせ訴訟被告」 上関原発阻止被告団
淵上 太郎さん 「テント裁判被告」 経産省前テントひろば
正清 太一さん 「テント裁判被告」 経産省前テントひろば
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再稼働阻止全国ネットワークからの案内
原発現地を結ぶ12月全国行動
(1日・伊方 7・8日・もんじゅ&大飯・高浜 15日・川内)に向けた
東京前段集会11・20(水)18時半、スペースたんぽぽ 主催;再稼働阻止全国ネットワーク
■ 急ピッチで進む再稼動適合審査
東電福島第一原発の放射能汚染水問題がいよいよ深刻化し、全くお手上げ状態となり、その中で4号機の燃料棒取り出し作業が、世界が固唾をのんで見守る中で始められようとしています。フクイチ事故の収束が全くメドがたたないばかりか新たに深刻化しているにもかかわらず、原子力規制委員会は14原発の再稼動申請に応じ、法律で定められた義務だからと適合審査を異常な速さで推し進めています。100日余りに40回近くの審査会合、各原発への現地調査が繰り返され、「折り返し点あたりにきている」(10・26更田委員)と言われています。
■ 再稼働阻止への正念場―原発現地を結ぶ12月全国行動
この再稼働の動きに対して、とくに第1グループと言われる原発現地ではこの間様々な反対行動が粘り強く取り組まれてきました。その上に立って、12月には1日に松山での1万人集会、7・8日に敦賀でのもんじゅ全国集会~大飯・高浜行動、15日には川内での2000名を超える「史上最大規模の集会」が計画されています。12月は再稼働阻止の正念場として原発現地を結んだ一大全国的行動となります。
■ 再稼働阻止全国ネットワークの総力を挙げて12月行動→伊方現地に現闘設立へ
再稼働阻止全国ネットワークは昨年11月の結成以来、「福島を忘れない!再稼働を許さない!」を軸に、原発現地の闘いを横につなぎ、福島につなぎ、全国的な闘いへと形づくっていくべく努力を注いできましたが、今この正念場で一段と大きな力を注いで12月全国行動を闘っていこうとしています。
さらには、なかでも再稼働一番手と目される伊方原発再稼働阻止の闘いのために、現地に拠点を設営し、常駐体制を築いて、現地の闘いに助力するとともに、現地と福島・首都圏・関西・全国を結ぶ「現闘」を設立しようと計画しています。
■ 東京前段集会への参加を!
重大局面を迎え、その局面に重大な意志をもって臨んでいくために、11月20日(水)東京前段集会をスペースたんぽぽで開催します。ここで再稼働への動きの現状、原発現地の闘いの状況をつかみとり、12月闘争-再稼働阻止への意志を固めていきたいと思います。12・1「NO NUKES えひめ」への参加者はもちろんのこと、沢山の方々のご参加をお願 いします。
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再稼働阻止への正念場―12月全国闘争に向けた、東京前段集会
●11月20日(水)午後6時半開場 7時開会 たんぽぽ舎4F (会場費&資料代800円) ・再稼働の動きの現状 ・原発現地の闘いの状況 ・12月行動の全体像 ・(現地と福島・首都圏・関西・全国を結ぶ)「現闘」の設立
以上
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11月29日(金) 「脱原発テント裁判第4回口頭弁論」
テント裁判も第4回目の高塔弁論を迎えて大きな山場に立っています。福島第一原発事故は放射能汚染水が深刻化をましています。このことは既にご存じのことと思われますが、事故の根本をなす炉心溶融が手つかずにある限り続くことです。東電はこれの重大さと、解決の目途がないことを知るゆえに、現場からの逃亡を分社化で図ろうと画策している節さえうかがえます。そして、他方で原発再稼動を目論む悪辣さです。経産省も含め我々から隠された原発問題の動きを注視しなければなりません。その意味では裁判は重要です。国民の目から隠すことに抗議し、対抗するテントを守ることは今後、一層の重要さをますからです。第4回目の口頭弁論に結集してください。
●日時:11月29日 午後2時から
■ 午後1時東京地裁前抗議集会
■ 午後2時開廷 地裁103号法廷
■ 午後4時から裁判報告集会
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