(メール転送です)国際会議の報告
- 2014年 3月 19日
- 評論・紹介・意見
- 田中一郎
元スイス大使・村田光平さんからいただいたメールを転送します。
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7日より13日までニューヨークで開催されたユネスコクラブ国際会議に出席して参りました。
3月8日、「国際女性の日」に国連内の会場でニューヨーク州上院議員Bill Perkins主宰のセッションにて「母性文化に立脚した和の文明を訴える」と題するスピーチを行いました。父性・母性両文化の特徴を説明し、女性は命を守り、男性は経済を守るといえるが、福島の教訓は経済重視から生命重視へ転換であるのに足踏みしている中で女性の役割が期待されるなど指摘しました。好評でした。
3月10日、「持続可能な発展の新たな基盤としての倫理」と題するセッションにて「新しい文明を時を迎えて」と題する別添のスピーチを行い、大きな反響が得られました。 今年6月神戸で開催される国連に関するある大学の企画での基調講演(昨年は明石康氏)を頼まれましたが、担当の外人教授から一字一句変えないでと頼まれまたのには驚きました。外国での講演要請にも接しました。
同日、求めに応じて事務総長の特別補佐官と会見し両スピーチ及びIAEA改革を含む別添の「共同声明」につき説明したところ十分な理解と賛同が得られ嬉しく思いました。国連は確実に変わりつつあると感じました。
「共同声明」については既に細川元総理及びロイエンバーガ-元スイス連邦大統領の賛同が得られており、ローマ法王、カーター元米大統領などを打診中であることを伝えました。
ユネスコクラブ世界連盟は80か国以上に3500以上のクラブ、センター、アソシエーションを抱えた草の根運動ですが、今回の会議では地球倫理の大合唱に接することが出来て感無量でした。原発を容認して世界を脅かす主流に対して草の根運動が世界を変え始めていることを実感いたしました。
天地の摂理は決して不道徳の永続を許さないことを想起しております。
村田光平
追伸 反響の一例です。
「村田先生のユネスコクラブ世界連盟国際会議でのスピーチ、感動いたしました。人類愛に満ちた格調の高い素晴らしい内容です。
GDP経済学の破綻と小欲知足、地球倫理の確立、天地の摂理、グローバル・ブレインなど目が覚める思いです。」
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<追>
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(以下、転送・転載・拡散大歓迎)
「脱原発フォーラム 脱原発社会の創造~いま、市民として取り組むべきこと~」
日時:2014年4月13日(日) 10:00~17:30
会場:日本教育会館一ツ橋ホール http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
(千代田区一ツ橋2-6-2 地下鉄神保町駅下車徒歩3分 http://www.jec.or.jp/
道案内専用電話●03‐3230‐2833)
•参加費:1500円(学生等1000円)
※事前申込制 詳細 http://www.c-poli.org/main/dg_forum/
セッション1 脱原発政策大綱とエネルギー基本計画
セッション2 立地自治体の経済と原発依存からの脱却
セッション3 福島の現状から脱原発の未来を創造する
セッション4 まとめの討論 市民として取組むべきこと
2011年3月11日に発生しました、東日本大震災と東京電力福島第一原子力
発電所の事故から3年になろうとしています。その被害の大きさには世界中の
人々が驚き、多くの支援も寄せられました。ドイツでは、福島第一原発事故を
受けて脱原発政策を掲げ、2022年までにすべての原発を停止することを決定し、
再生可能エネルギーの導入が急速に進められています。
日本国内では、福島第一原発の事故後に全ての原発が停止したものの、
関西電力大飯原発の再稼働(2012年7月~2013年9月)や、原発輸出に向け
た外交政策が進められており、新たなエネルギー基本計画の案では「原子力
発電を重要なベース電源として引き続き活用」「安全性が確認された原子力
発電所について再稼動を進める」などと示されています。
一方で、脱原発社会を形成しようと、多くの市民団体などにより様々な取組
みがなされています。2013年4月には、多くの研究者や技術者、NGO関係者
などにより原子力市民委員会が発足し、1年を目途に「脱原子力政策大綱」
の作成が進められています。
このような経過のもと、今一度「脱原発社会」を創造するために多くの市民
が集い、考え、行動するため「脱原発フォーラム」を開催します。
多くの市民のみなさまのご参加をお待ち申し上げます。
プログラム
•開会挨拶・趣旨説明◎10:00~
舩橋晴俊 「脱原発フォーラム」実行委員長
•セッション1◎10:05~11:00
脱原発政策大綱とエネルギー基本計画
原子力市民委員会メンバーを中心に
•セッション2◎11:00~12:30
立地自治体の経済と原発依存からの脱却
──福島原発事故から考える
◦村上達也 脱原発をめざす首長会議世話人・元東海村長
◦大西 隆 慶應義塾大学大学院特別招聘教授・日本学術会議会長
◦村上光雄 全国農業協同組合中央会(JA全中)副会長
◦進行:上原公子 脱原発をめざす首長会議事務局長・元国立市長
•セッション3◎13:30~16:00
福島の現状から脱原発の未来を創造する
──原発事故と暮らし(食・生活)
◦小山良太 福島大学経済経営学類准教授
◦濱田武士 東京海洋大学准教授
◦佐藤一夫 福島県生協連専務理事
◦JA福島中央会関係者
◦進行:林 薫平 福島大学経済経営学類特任准教授
•セッション4(まとめの討論)◎16:15~17:30
市民として取組むべきこと
──脱原発社会を創造するための方法
•主催:「脱原発フォーラム」実行委員会
•開催協力:地産地消運動促進ふくしま協同組合協議会(地産地消ふくしまネット)
実行委員会参加団体
•eシフト
•神奈川ネットワーク運動
•気候ネットワーク
•グリーンコープ共同体
•原子力市民委員会
•埼玉県市民ネットワーク
•市民がつくる政策調査会
•市民セクター政策機構
•市民ネットワーク千葉県
•市民ネットワーク鶴ヶ島
•市民ネットワーク北海道
•生活クラブ連合会
•全国市民政治ネットワーク
•大地を守る会
•東京・生活者ネットワーク
•パルシステム連合会
•緑茶会
(50音順)
賛同協力団体(2014年3月6日現在/登録順)
•市民ネットワーク所沢
•脱原発をめざす首長会議
•コモンズ
•ネットワーク三芳
•目黒・生活者ネットワーク
•株式会社 森のエネルギー研究所
•公益財団法人 東京自治研究センター
•あいコープみやぎ
•信州・生活者ネットワーク
•生活クラブ生活協同組合・奈良
•公益財団法人 地方自治総合研究所
•生活クラブスピリッツ(株)
•生活クラブ生活協同組合・静岡
•株式会社 ゆうエージェンシー
•生活クラブ生活協同組合・埼玉
•生活クラブふくしま生活協同組合
•太陽食品販売株式会社
•NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会
•生活クラブ生活協同組合・都市生活
•生活クラブ生活協同組合・滋賀
•杉並・生活者ネットワーク
•世田谷・生活者ネットワーク
•つくば・市民ネットワーク
•練馬・生活者ネットワーク
•オルター・トレード・ジャパン
•豊島・生活者ネットワーク
•昭島・生活者ネットワーク
•生活クラブ生活協同組合・東京
•さくら・市民ネットワーク
•パルシステム共済生活協同組合連合会
•生活クラブ生活協同 組合・千葉
•ふくおか市民政治ネットワーク
•西東京・生活者ネットワーク
•NPO/R水素ネットワーク
•女性・市民コミュニティバンク
•ワーカーズコープ エコテック
•生活クラブ生活協同組合・神奈川
•神奈川ネットワーク運動・大和市民会議
•足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ
•環境エネルギー政策研究所
•城南信用金庫
•生活クラブ生活協同組合・茨城
•ワーカーズ・コレクティブ ネットワーク ジャパン
•生活クラブやまがた生活協同組合
•生活クラブ生活協同組合・栃木
•生活クラブ生活協同組合・長野
•リベラル市民政治研究所
•生活クラブ京都エル・コープ
•生活クラブ生協愛知
•市民ネットワーク・ふなばし
•認定NPO法人ま ちぽっと
•水源開発問題全国連絡会
•神奈川ネットワーク運動・宮前
•日本消費者連盟
•自然エネルギー市民の会
•神奈川ネットワーク運動・海老名
•富士見市民ネットワーク
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion4795:140319〕
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