【抗議声明】私たちは再度、原子力規制委の川内原発優先審査決定の全面撤回と田中俊一委員長の辞職を要求する
- 2014年 4月 17日
- 交流の広場
- kaido
昨日の規制委前抗議行動で提出した抗議声明です。
拡散歓迎です。
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【抗議声明】
私たちは再度、
原子力規制委の川内原発優先審査決定の全面撤回と
田中俊一委員長の辞職を要求する
http://2011shinsai.info/node/5281
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原子力規制委員会が、原発再稼働のための前提条件である新規制基準の「適合
審査」合格への手続きに関して、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)を最
優先で審査することを決めた、と発表したのは3月13日である。これを前提にし
た3月26日の記者会見で田中俊一委員長は、以下のような発言をくりかえしている。
「第一優先は川内に決まりましたね。今その方向で仕事は進めています。次々
と出てくるように、私は期待しています。事業者にきちっと対応していただけれ
ばね」。
なんと電力会社の再稼働へ向かう動きを、公然と後押しし、急がせる言葉を吐
いているのだ。語るにおちるとは、このことである。
田中らは、この間、自分たちの「科学的」審査は、「規制基準」に適合してい
るか否かであって、再稼働のための安全性全体の判断ではない、ゆえに、自分た
ちが再稼働を決定するわけではない、という主旨のことをくりかえし主張している。
それがあらかじめの責任回避のための詭弁にすぎないことは、安倍晋三政権が
「規制委」の判断をもって次々と再稼働をスタートさせると公言し続けている事
実をふまえるだけでも、まったく明らかである。
事実上、規制委の判断(決定)が原発再稼働を可能にするのである。ゆえに合
格スタンプを手にしながら、電力会社(事業者)に、急いで対応しろと要求して
みせるのは、再稼働を急がせているということをしか意味しないのだ。それは規
制委が再稼働を急ぐ〈原子力ムラ〉の出先機関にすぎない事実をあからさまに示
している。
火山学者がこぞって危ないという警告を発している、大噴火山である桜島(か
つての噴火で数メートル~10メートル以上の火砕流堆積物が見つかっている)を
近くにかかえる川内原発を、「最優先」にパスさせようという原発利権にむらが
る政治屋の姿勢、「周辺の火山が噴火しても、原発に影響はない」という九州電
力のデタラメきわまりない報告を「了承」してみせる、住民の命など、どうでも
いいという「御用科学者」ぶりは、断じて許せない。
私たちは、あらためて、優先審査決定の全面撤回と、田中俊一委員長の辞職を
要求する。
2014年4月16日
(「再稼働阻止・全国ネットワーク」呼びかけの抗議行動の日に)
福島原発事故緊急会議
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