香港情勢を討議するシンポジウム (11 月 21 日)
- 2014年 11月 14日
- 催し物案内
- 森広泰平
香港情勢を討議するシンポジウム
民主化運動と「一国二制度」の現状を検証する
2014年11月21日(金)18時30分~21時
明治大学リバティタワー11階(1116教室)
パネラー 倉田徹さん(立教大学准教授)
倉田明子さん(立教大学非常勤講師)
和仁廉夫さん(ジャーナリスト)
香港では9月末以降、限定的ながら史上初の普通選挙を中国・全人代が8月に認めた
ところ、完全な普通選挙の実施を求める動きが学生中心に沸き起こった。全国紙やキー
局の報道も25年前の天安門事件のときと同じように学生運動に肩入れし、「中国叩き
」が目立っている。四半世紀前に事態の真相を捉えそこなった轍を踏んでいるのではな
いか。
むしろ今回注目されるのは、「一国二制度」の行方であろう。17年前は外資導入の
拠点と位置づけられた香港と大陸の立場が、GDP世界第二位になった今とでは逆転し
ているからだ。貧富の格差もアジアでは最大規模にまで拡大した。
英国植民地時代から民主化運動の伝統をもつ香港で、今回最大の運動に発展した理由を
検証してゆきたい。中国による上意下達の統治によるのか。さらに運動そのものがメイ
ド・イン・USAだという指摘が中国政府以外からもなされていることは何を意味する
のか。「外部勢力の介入」だけで今回の事態を説明できるのか。
こうした情勢を受けて、香港情勢の実像に迫るべくシンポジウムを開催します。日本
では数少ない香港の専門家として、倉田徹さん、倉田明子さんには政治、経済、歴史を
中心に報告していただき、現地紙「香港ポスト」の寄稿者で、このほど現地を視察して
きたジャーナリストの和仁廉夫さんには現地報告をお願いしました。運動側のモチベー
ションの実態、台湾立法院の占拠運動との関係、「統一性の回復」と「一国二制度」と
の関係も含め、複数の視点から検証します。
■会 場 明治大学リバティタワー11階1116教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■主 催 明治大学軍縮平和研究所、
アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452
E-mail:apc@cup.com
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