たんぽぽ舎から TMM:No2364
- 2014年 12月 19日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎藤田博司
たんぽぽ舎です。【TMM:No2364】
2014年12月18日(木)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.鹿児島からの訴え 12月-1月期 川内原発再稼働阻止の闘い!
まだあきらめるのは早いぞ!
12月-1月期・再稼働阻止闘争におけるわたしたちの2つの闘い!
かごしま反原連 代表・岩井哲
★2.〈緊急声明〉高浜原発を「新規制基準」に適合とした
原子力規制委員会(規制委)を満腔の怒りを込めて弾劾する
若狭の原発を考える会、「若狭の家」運営委員会
連絡先:木原壯林 京都市山科区上花山桜谷40-5
★3.自民小選挙区支持者24.3%で222人当選
2014.12.14衆議院選挙結果:(総有権者に対して)
小選挙区制の弊害が露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)
石垣敏夫(さいたま市)
★4.「川内原発の耐震対策の達成度(工事計画認可と保安規定)」について
-工事計画認可はできないはず (下)
情報は公開されていない・地震で破壊される危険性・「安全余裕」なし・
制御棒挿入時間のゴマ化し 山崎久隆(たんぽぽ舎) (上)は12/15【TMM:No2361】掲載
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆開催決定!! 12・24九州電力東京支社前抗議
場所:有楽町電気ビルヂング正面玄関前
主催:首都圏反原発連合
★6.新聞より2つ
◆再稼働ノーが上回る 低投票率にも希望
(12月17日東京新聞「別冊・南海日日新聞」より抜粋)
◆大間原発 審査を申請 フルMOX 規制委「慎重に評価」 函館市「稼働ありき 遺憾」
(12月16日東京新聞より抜粋)
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※川内(せんだい)原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!
12/19(金)第130回首相官邸前抗議にご参加を!
日時:12月19日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1-5班にわかれて17:30官邸前、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。 参加歓迎!
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※12/20学習会 参加歓迎です!
『福島原発事故を忘れない!未来&世界への責任』
「加害者とならないために、今、私たちがすべきこと☆」
講師:おしどりマコ・ケンさん
日時:12月20日(土)19時より21時
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
主催:たんぽぽ舎・いろりばた会議 参加費:1000円
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┗■1.鹿児島からの訴え 12月-1月期 川内原発再稼働阻止の闘い!
| まだあきらめるのは早いぞ!
| 12月-1月期・再稼働阻止闘争におけるわたしたちの2つの闘い!
└──── かごしま反原連 代表・岩井哲
1.「川内原発民間規制委員会・かごしま」の起ち上げ~展開
*物理学者・槌田敦先生による「勧告書」を掲げての対九電追及の闘い
・12/20(土)14時~17時「第2回学習会」
於:鹿児島市中央公民館(地下B会議室)
テーマ:「スリーマイル島原発事故&美浜原発事故の検証-加圧水型原発の事故解析について学ぶ」
講 師:三輪 信二
資料代:500円、参加者は事前申し込み必要
連絡先・岩井:090-3419ー6153、tetsu080846@po5.synapse.ne.jp
・12/22(月)午前10時~九電鹿児島支社に対し「勧告書」手渡し
午前11時~記者会見(槌田先生ご出席)(於・県庁記者クラブ)
・~1/21(水)までの回答期限内に、「回答ー質疑応答交渉」を設定
※この際も、槌田先生ご出席&多くの皆さまの結集を呼びかけます!
※「川内原発民間規制委員会・かごしま」は会員制を採用し、多くの皆
さまのご参加を歓迎します。尚、会費(半年6000円)をお願いします。
2.A.1/24(土)「全国金曜行動総結集・大交流会」(案)
・主 催:かごしま反原発連合、協賛:再稼働阻止全国ネットワーク
・14時~19時:大交流会
・講 演:須藤靖明先生(火山物理学者)14時30分~15時30分
タイトル(仮題):「川内原発再稼働と火山噴火リスク」
19時30分~21時30分 懇親会
・場 所:川内市御陵下運動公園・2F
・参加費:大交流会-資料代・会場代500円
懇親会-弁当代・1000円、飲物代-500円~1000円
B.1/25(日)「全国金曜行動・川内原発ゲート前大抗議行動」
・集合:25日午前8時・薩摩川内駅西口広場
・抗議行動:25日午前9時~午前11時
※鹿児島市に於ける「全国大集会」への合流のため出発:午前11時15分
・交通手段:バス2台(川内駅西口~ゲート前~鹿児島市内会場へ
・バス料金:1人1200円~1500円(予定)
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┗■2.〈緊急声明〉高浜原発を「新規制基準」に適合とした
| 原子力規制委員会(規制委)を満腔の怒りを込めて弾劾する
└──── 若狭の原発を考える会、「若狭の家」運営委員会
連絡先:木原壯林 京都市山科区上花山桜谷40-5
・再びの大事故を招きかねない原発再稼働に断固反対する。
・高浜原発の「審査基準適合」判断を撤回せよ。
・全ての原発の安全廃棄に向けた検討を即時開始せよ。
・国民に犠牲を強いる規制委は解散せよ。
規制委は、12月17日、関西電力高浜原発の新規制基準適合性審査に関して、合格通知にあたる審査書案を発表した。
以下の理由により、この暴挙を断固として弾劾し、撤回を求める。
1.人類の手に負えない原発の再稼働を画策すること自体が誤り、犯罪である
安全な原発はなく、原発は人類と共存し得ないことは、福島原発の惨状が実証している。原発被害避難者の悲惨さは筆舌に尽し難い。事故炉は、高放射線量のため、内部や地下の状態が分からず、事故収束の目途は全く立っていない。汚染土壌や汚染水の除染、汚染水の漏洩防止作業はトラブル続きである。使用済燃料や核廃棄物の完全処理は不可能で、安全保管法もない。原発事故の要因となる地震や火山噴火などの自然災害の時期と規模の予測は不可能である。
したがって、目先の経済的利益のみを優先させ、国民の安全をないがしろにし、地球を放射性物質で汚染させる原発の再稼働は犯罪といわざるを得ない。
2.原発で重大事故が起これば、住民避難は著しく困難で、故郷を失う
高浜や大飯の原発で福島原発のような重大事故が起これば、若狭の住民は原発から少なくとも50km以遠に避難しなければならない。しかし、避難ルートは限られ、それも大雪、地震、事故などで寸断されかねない。放射能汚染を検査、除染する場所も限られる。したがって、避難に長時間を要し、その間、相当量の外部・内部放射線被爆を余儀なくされる。避難困難者が置き去りにされる可能性は大である。
一旦避難できたとしても、故郷に二度と帰れなくなることは、イ.チェルノブイリ原発の30km圏から避難した12万人の中、事故後28年を経た今日までに帰還し得たのは約300人であること、ロ.福島原発周辺からの避難者の中、10万人以上の帰還の目途が今でも立っていないことからも、容易に推測できる。
3.規制委に人類の未来に関わる原発問題を判断する資格・能力はない
そもそも、福島の原発事故を最悪の事態に導いたのは、現代科学・技術を過信し、安全神話を作り、それによって利益を得た原子力ムラの誤った原発推進と事故対応である。したがって、福島事故の後は、原発を推進してきた人達は、深く反省し、謝罪と恭順の意を表して謹慎するか、原発の犯罪性を認めた上で、原発全廃のために貢献すべきである。それにも拘らず、5人中4人を原子力ムラ出身者で占める規制委は、厚顔にも、原発の再稼働審査を行い、政府や電力会社の言いなりの結論を国民に押し付けている。
規制委が中立を標榜するなら、原子力界中心の人選ではなく、国内外を問わず、広く人材を求めるべきである。世の中には、原子力界よりはずっと優秀な知恵者が多数いる。しかし、広く人材を求めれば、「原子力ムラ」が浸食され、崩壊し、原発を存続できなくなるから、そうしない。それが、原子力政策の本質である。
4.安全を担保しない「審査基準適合」判断は、人々を愚弄するもの
上述のように、国民を欺くために設置された規制委は、自らが作った科学的根拠も希薄な新基準で原発を審査し、全国の原発の適合判断を出そうとしている。高浜原発に関しては、合格通知にあたる審査書案を12月17日に発表し、来年2月には正式な適合通知=「審査書」を決定しようとしている。
ところが、どんな審査基準を作っても、安全な原発にならないことは、田中委員長や更田委員の審査書公表に際しての人々をバカにしたコメント、「安全を担保したものではない」、「安全を確保するための最低限の基準を満たしている」などからも明らかである。これは、殺人兵器でもその製造法が兵器推進団体が作った基準に適合していれば、製造を認め、兵器の犯罪性は議論しないというのと同類である。こういう人達は、次に事故が起これば、「想定外」といって言い逃れるに違いない。
なお、新基準で謳う過酷事故対策は、国際的には(例えば、IAEAから)従来より求められてきたものであり、「世界で最も厳しい」とは真っ赤なウソである。原発の安全神話を鵜呑みにした日本の規制当局が福島事故まで国際的要求を無視していただけである。
5.「審査基準適合」判断は、電力会社の都合に合わせるデタラメ判断
新審査基準による川内、高浜原発の審査結果は、イ.ほとんどがコンピュータ解析のみの結果であり、実証はしていない、ロ.原発にとって最も深刻な事故原因であり、福島原発事故の真の原因ともいわれる冷却水配管のギロチン破断を全く軽視している、ハ.基準地震動(予想される最大の揺れ)および津波の高さを極めて過小に評価している、ニ.水素ガス対策は荒唐無稽な子供だましである、ホ.汚染水流出防止対策を要求していない、ヘ.複数の原発の同時被災(福島では4機の同時被災)への対応策がほとんどない、ト.事故時の避難計画を審査対象外としているなど、電力会社が譲歩可能な条件=再稼働をさせるための条件への適合審査と言わざるを得ない。国民の安全など頭の片隅にもない。なお、コンピュータ解析は、その前提となる条件とデータの質に強く依存する。
しかし、現代科学は実証された完全な条件やデータを持合わせていない。したがって、解析者の原発を動かそうとする恣意が大きく結果に反映される。
6.再稼働は再事故の準備である。原発の即時廃炉を要求する
上記のように、規制委は経済に牛耳られて再稼働を策動するのみで、人間の尊厳や人格権を尊重する態度のかけらも持ち合わせてない。
「国民の生命、健康および財産の保全に資する」という設置目的は、忘却の彼方である。規制委の審査結果には、科学的裏付けはほとんどない。30年以上を経過した老朽原発が安全なはずがない。 2014年12月18日
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┗■3.自民小選挙区支持者24.3%で222人当選
| 2014.12.14衆議院選挙結果:(総有権者に対して)
| 小選挙区制の弊害が露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)
└──── 石垣敏夫(さいたま市)
自民党小選挙区支持者24.3%で222人当選(議席率75.3%)
自民党比例区支持者16.3%で68人当選(議席率37.7%)
総有権者数 1億396万2784人
投票者 5474万3186人 投票率52.66%
小選挙区 自民党 得票 2543万1323票
比例区 自民党 得票 1695万6321票
自民党総議員比 61.1%(290人/475人)
小選挙区制の弊害が露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)
今回争点にされなかった「集団的自衛権閣議決定、特定秘密保護法、
辺野古基地、TPP、原発再稼働」等々は信任されたと言えない。
(資料2014.12.15朝日・東京)
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┗■4.「川内原発の耐震対策の達成度(工事計画認可と保安規定)」について
| -工事計画認可はできないはず (下)
| 情報は公開されていない・地震で破壊される危険性・「安全余裕」なし・
| 制御棒挿入時間のゴマ化し
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎) (上)は12/15【TMM:No2361】掲載
「安全余裕」なし
工事認可書に書かれていた地震時の発生力は設備構造が塑性変形(変形して元に戻らなくなる限界点を超える力が掛かる)をする場所が多数あることを示していた。その多くが原子炉の燃料を通る一次冷却材を封じるための「圧力バウンダリ」そのものだった。
「4As」と呼ばれる数値は、この力まで加わっても破壊点までは余裕があるが変形するとされる値だ。それよりも小さい値に「3As」というものがあるが、この値までならば弾性変形(変形しても元に戻る)範囲である。したがって破損の可能性は無い。
4Asを超えたら補強するか、使わない。これが安全側の考え方だ。しかし九電は4Asを超えても直ちに破断するものではないとして、使用を継続できるとしている。これが「安全余裕を食いつぶす」姿勢だ。
しかも、その部位が圧力バウンダリに多数存することは重大である。これが破壊されると直ちに炉心溶融を引き起こすからだ。これでは条件が少し違えば破断する恐れがでてくる。本来は変形する力の3倍以上の余裕を持つべきものが、破断する力の3倍の余裕さえ持っていないと疑われるのである。美浜3号機の二次系配管や美浜2号機の蒸気発生器細管は、地震が起きなくても破断し、冷却材漏れの大きな災害になった。地震時には、このように減肉や亀裂で脆くなった配管が存在することも想定されていない。例えば減肉で肉厚が半分になった配管は、
そのままでは破断しなくても、地震荷重に対する強度が三分の一に落ちてしまう場合があることが、防災科学技術研究所の実験で確認されている。三倍の安全余裕が無ければ肉厚半分で破断すると考えなければならないが、そのような想定に基づく性能設計はされていない。
制御棒挿入時間のゴマ化し
制御棒の挿入時間については、大きな疑義が出た。制御棒は基準では2.5秒以内に挿入出来なければならないが、2.18秒で挿入できるとしている。しかし過去に原子力安全基盤整備機構JNESが行った多度津の振動台(既にもう存在しない)における実機試験では「Ssの3.3倍の地震を再現した結果、燃料集合体が40ミリ以上変位し2.2秒以内に挿入できない」という結果が出ている。
Ssの3.3倍相当というと、620ガルの川内では2000ガルあまりとなる。ところが九電の解析では2828ガルで揺すっても問題ないという。
ところがこの解析表には「最大変位」のところの数値が白抜きになっている。
都合の悪いデータを隠しているのではないかと疑われる。
実機試験とはいえ、多度津の振動台は三次元の振動試験は出来ず、横揺れを模擬しただけである。いうまでも無く実際の地震は縦揺れもあるので遙かに厳しい。
それから考えても九電の解析は驚く結果だといわざるを得ない。
工事計画認可は出来ないはず
規制委は「工事計画は審査中」として、何時決定されるかを明言しなかった。補正に次ぐ補正であることも明らかにした。その中には「誰が、いつ、どんな場合に原子炉を止める決定権を持つのか」などという実に重大な点も含む。そんなことも明示されないというだけでも信じがたいのだが。
私たちは是非、工事認可はパブリックコメントにして欲しいと要求したが、同地に全面的に公開することも要求した。あちこち齟齬を来し、いうなれば「つじつまあわせ」の作文になっているのは間違いないだろう。
少なくても大量の放射能放出は起こらない設計、施工になっていなければ認可できない原発の、その証拠書類が公開されない、あるいは随所に疑問がある上、安全余裕をぎりぎりまで切り詰めても動かすというのだから、これまで以上に危険な原発になっているのである。 (了)
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆開催決定!! 12・24九州電力東京支社前抗議
日時:12月24日(水)18:30~20:00
場所:有楽町電気ビルヂング正面玄関前(有楽町駅日比谷口徒歩0分)
参照 http://coalitionagainstnukes.jp/?p=5551
主催:首都圏反原発連合
圧倒的脱原発世論を無視し川内(せんだい)原発再稼働を強行する
原発事業者、 九州電力に年内トドメの徹底抗議!
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┗■6.新聞より2つ
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◆再稼働ノーが上回る 低投票率にも希望
衆院選の愛媛県内4小選挙区では、自民党が独占を維持した。しかし、県内の投票率は、49.8%と初めて50%を割り込んで戦後最低となった。愛媛の有権者の大半が「今回の選挙は投票する気にはなれない」とそっぽを向いたということだ。
(後略) (12月17日東京新聞「別冊・南海日日新聞」より抜粋)
◆大間原発 審査を申請 フルMOX 規制委「慎重に評価」 函館市「稼働ありき 遺憾」
電源開発(Jパワー)は16日、青森県大間町で建設中の大間原発が新規制基準を満たすか確認する審査を原子力規制委員会に申請した。建設中の原発の申請は規制委の発足後初めて。運転開始には審査合格が必要となり、同社は営業運転開始の時期を2021年度ごろと見込んでいる。
(後略)(12月16日東京新聞より抜粋)
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