たんぽぽ舎から TMM:No2631
- 2015年 11月 6日
- 交流の広場
たんぽぽ舎です。【TMM:No2631】
2015年11月6日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.伊方原発は危険な立地にある、誰もが疑問を持つ
原発事故の責任を取るなら閣議決定したらどうか
四国五十一番霊場、石手寺の仁王門には「集団的自衛権」不用の立看板
吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★2.質問募集!
11月18日(水)学習会
『戦争は秘密から始まる=秘密保護法は新たな治安維持法=』
お話:青木理さん(元共同通信記者・フリージャーナリスト)
渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.書評 日本で一番わかりやすい「戦争」の本
雨宮処凛さんの最新刊「14歳からの戦争のリアル」
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.新聞より2つ
◆南極の氷:増えていた…92年から08年観測 NASA発表
(11月5日毎日新聞より)
◆もんじゅ やはり廃炉にすべきだ
(11月6日東京新聞「社説」より)
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※11/12学習会にご参加を!
戦争とメディア特別編 「新聞報道のあり方」その1
侵略戦争に加担した報道~日清・日露からイラクまで~
お 話:山口正紀さん(ジャーナリスト。「人権と報道連絡会」世話人)
日 時:11月12日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.伊方原発は危険な立地にある、誰もが疑問を持つ
| 原発事故の責任を取るなら閣議決定したらどうか
| 四国五十一番霊場、石手寺の仁王門には「集団的自衛権」不用の立看板
└──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
伊方原発3基を現地で目前にすると、何故こんな危険地形に原発があるか誰もが疑
問を持つ。
写真や映像から、地形の危険性の全体像を把握することはできにくい「百聞は一見に
如かず」である。
原発は険しい山、急な岩場、尾根筋の地滑りしそうな国道から180mも海岸沿いに降
りていかなければならない。原発の崖上の樹木を伐採していた、ヘリポートを建設して
いるらしい。原発周辺に平地はなく、福島原発のような広い汚染水タンクの設置場所は
見当たらない。もしもの時、全て瀬戸内海に流すしかない。漁業・生活全て壊滅的な事
態が予想できる。30キロ圏内の避難計画も具体化できていない。
伊方原発ゲート前抗議集会は、山肌を背に、88年6月米軍ヘリ墜落で乗員7名が死
亡した至近で行なわれた。中央構造線断層帯が敷地北側を走っているところでもある。
STOP伊方原発再稼動11.1全国集会IN松山「福島をくり返さない」には4000名
が集まった。
菅直人元首相は、「安倍首相が原発事故の責任は政府が責任取ると言っているが、
あくまで言葉の問題、本当に責任を取るならば閣議決定することだ」と、安倍首相の無
責任の言動を厳しく問いた。
広瀬隆さんは、「来年の電力自由化で、原発電気を買わない、原発電力会社を兵糧攻
めにすること、電力会社と対抗すれば必ず勝てる」と力強く訴えた。
四国は、お遍路八十八箇所霊場の地お寺が多い。五十一番霊場、道後石手寺の仁王
門の仁王像の前には、大きな立看板に「集団的自衛権」不用、不殺生祈りの会、裏門に
「人を殺させない・人の話を聞く」不殺生戒とある。
石手寺住職加藤俊生は「釈迦の教えと平和憲法」を率先して発信し抗議行動をしてい
る、イラク戦争のときは、石手寺に八十箇所寺が集まり、戦争反対を表明した。
真言宗大谷派は新安保法案を認めないと反対声明を出している。「日本国憲法の立憲
精神に反する行為を認めるわけにはいかない。積極的平和主義の言辞の下になんら躊躇
もなく進められようとしている。先の大戦に国家体制に追従した人々を戦地に送り出し
た歴史への反省である。」(佛教タイムス2015,5,28)
自称平和の党と称する、創価学会・公明党は、戦争法に積極的に賛成、原発再稼働
賛成、不殺生の仏陀の理念は見る影もない。宗教家としての資格どころか、平気で嘘を
言う、辺野古の人の話しを聞かない安倍首相と同列である。
「不殺生」を否定し戦争法に積極加担した創価学会は、もはや宗教家のいない仏教宗
教心のない集団である。
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┗■2.質問募集!
| 11月18日(水)学習会
| 『戦争は秘密から始まる=秘密保護法は新たな治安維持法=』
| お話:青木理さん(元共同通信記者・フリージャーナリスト)
└──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
青木理さんの学習会開催にあたり、皆さんからの質問を募集します。
○「特定秘密保護法」
秘密に指定される情報は
1.防衛 2.外交 3.テロ防止 4.スパイ防止
何となく自分とは関係ないように思いませんか?
○「日本の公安警察」著者の青木さんは言う。
・「大抵の分析は[この法は安倍政権が作って、得をするのは法を恣意的に使える官僚
だ?というものだ。これは正解だが、本質は捉えていない」
「この秘密保護法を作ったのは、事実上、内調(内閣情報調査室)、さらにいえば?警
備公安の警察官僚がこの法律を作った?というのが正確な見方だ」
・(テロ防止という名目なら何でもあり。原発情報、米軍基地情報…私たちの生活も)
○秘密保護法は新たな「治安維持法」
こう断言する青木さんの学習会に参加し、一緒に考えてみませんか?
○青木理さんの希望
質問・応答形式にしたいそうです。
そのため、皆さんからの質問を募集します。
皆の前で質問するのは恥ずかしいという方もこの方法なら大丈夫かな、と思います。
匿名でも結構です。
本日より受付開始~11月16日(月)17時まで
質問あて先:たんぽぽ舎 件名:青木理さんへの質問
FAX:03-3238-0797 mail:nonukes@tanpoposya.net
お待ちしています。
なお、FAX、メールができなかった方には当日、質問用紙をお配りします。
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┗■3.書評 日本で一番わかりやすい「戦争」の本
| 雨宮処凛さんの最新刊「14歳からの戦争のリアル」
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
◎おそらく、日本で一番わかりやすい「戦争」の本です。
雨宮処凛さんが、イラク戦争、太平洋戦争、アフガン戦争で“戦場”を経験した人た
ちに聞きました、それぞれのリアルが伝わってきます。
目次をみていただけばきっと読みたくなります。
1.イラクに行った元兵士の告白-元アメリカ海兵隊員、ロス・カプーティさんに聞く
イラク戦争のリアル
2.24歳が体験した太平洋戦争-俳人金子兜太さんに聞くあの戦争のリアル
3.戦争の現場で起きていること-ボランティア活動家 高遠菜穂子さんに聞く戦場で
生きる人々のリアル
4.戦争を終わらせる方法-紛争屋 伊勢崎賢治さんに聞く各国紛争地のリアル
5.月収13万円、料理人、派遣先・イラク-ジャーナリスト安田純平さんに聞く戦場
出稼ぎ労働のリアル
6.徴兵拒否でフランスに逃げた若者-亡命者イ・イェダさんに聞く韓国徴兵制のリア
ル
7.集団的自衛権ってなに-元自衛官 泥憲和さんに聞く自衛隊のリアル
8.女優が見た戦争-女優 赤木春恵さんに聞く戦争のリアル
◎「おわりに」から抜粋
「昭和17年に似ている」最近、新聞記者の人と話していて、そんな言葉を聞いた。
現在70代後半以上の女性から、このところやけに聞く言葉だという。
昭和17年。1942年。その前年12月に真珠湾攻撃があり、戦争が始まった。17年当時、
戦争は「この国に住む人にはあまり実感がないもの」だったようである。
残念ながら、・・「戦争が実感のない、遠い国のもの」だった時代は終わった。
そして国内には今、「戦場出稼ぎ労働者予備軍」ともいえる人々が膨大に存在する。
貧しい人を大量に必要とする戦争は、世界で最も大規模な「貧困ビジネス」だ。
「戦争ができる法整備」を進める権力者たちは、決して自らが戦場になど行かない。
行くのは、他に選択肢のない貧しい人々だけだ。
―長年、貧困問題に取り組んできた雨宮処凛さんの分析です。
雨宮処凛さんは、12月7日(月)たんぽぽ舎の学習会で講師を務めます。
どうぞご参加ください。
「貧困、差別、原発再稼働、安保(戦争)法案と闘うプレカリアートの戦士、
雨宮処凛がゆく!」
日時:12月7日(月)19時より21時
会場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円
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┗■4.新聞より2つ
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◆南極の氷:増えていた…92年から08年観測 NASA発表
米航空宇宙局(NASA)は4日までに、1992年から2008年までの間、南極の氷
は増えていたことが人工衛星による観測で分かったと発表した。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が13年に出した報告書などほか
の研究では、南極の氷は全体として減り続けているとしており、NASAのチームは
「食い違う観測結果だ」としている。
氷床表面の高度を観測したデータによると、92年から01年にかけて氷は年間1120億
トン増加、03から08年にかけては鈍るものの、年間820億トンの増となった。(共同)
毎日新聞11月5日23時41分(最終更新11月06日00時12分)より
http://mainichi.jp/select/news/20151106k0000m040124000c.html
◆もんじゅ やはり廃炉にすべきだ
原子力規制委員会は高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運営者を代える
よう、文部科学省に勧告した。そもそも、もんじゅはその名の通り、人間の手に余る。
夢から覚める時が来た。
繰り返し述べてきたように、やはり廃炉にするしかない。
勧告権は、いわば“伝家の宝刀”だ。規制委は初めて、刀を抜いた。日本原子力研
究開発機構に、もんじゅを運営する資格はないという、つまりレッドカードである。
使用済み核燃料を再利用、発電すればするほど、燃料が増えていく-。そんな“夢の
原子炉”という触れ込みだった。だが文殊菩薩(ぼさつ)の御名を冠したこの原子炉に
は、初めから不運や不正がつきまとう。
通常の軽水炉とは違い、もんじゅの冷却材には液体ナトリウムを使う。空気に触れる
と激しく燃える、管理が難しい物質だ。
1995年暮れ、発電開始から4カ月足らずでナトリウム漏れ事故を起こした。
当時の運営主体、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)が事故の実態を隠そうとした
ため指弾を浴びて、長い停止を余儀なくされた。
この間、動燃から核燃料サイクル開発機構、そして日本原子力研究開発機構へと運営
者は代わったが、その体質は変わっていない。
2012年11月、約1万点にも上る機器の点検漏れが見つかった。規制委は改善を求め
たが、その後も新たな点検漏れや安全管理上のミスが相次いだ。
運転は止まっていても、ナトリウムが固まらないよう電熱で温める必要がある。20年
間ほとんど発電できなかったもんじゅの維持に、大量の電気を使い、1日5500万円の巨
費を投じている。これでは“悪夢の原子炉”だ。
3年前に閉館したもんじゅのPR施設には、25分の1の配管模型があって、毛細血
管を思わせる構造を「配管の化け物」と呼ぶ人もいた。ひと目見て、こんな複雑な設備
と危険な資材が必要な原子炉を、そもそも人間が安全に管理し続けられるのかという疑
問が湧いてきたものだ。
この際、速やかに廃炉にし、もんじゅそのものを廃炉の研究施設などに“リサイク
ル”する道筋をこそ、検討すべきではないか。
使用済み燃料を再利用する核燃料サイクルは、日本の原子力政策の根幹で、もんじ
ゅはその中心に位置している。規制委の勧告は、この国の原子力政策そのものを問うて
いるともいえないか。
(11月6日東京新聞「社説」より)
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