たんぽぽ舎です。【TMM:No2642】
- 2015年 11月 20日
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2642】
2015年11月19日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.交渉の途中で「時間だから出て行け」という強圧的態度は許さない!
四国電力伊方原発3号機の再稼働を止めよう!
11/18第2回四国電力東京支社抗議行動
久保清隆(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発再稼働反対は52.7%という住民はがきアンケート結果を尊重せよ!
伊方原発3号機の再稼働するな! 原発路線から撤退を!
伊方原発3号機再稼働中止の為の申し入れ書
再稼働阻止全国ネットワーク
★3.抗議行動のハシゴなんてしなくていいように、今、頑張るしかないね
11月13日第172回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.新聞より
◆原発ゼロへ再考を 原子力は高くつく
(11月19日東京新聞朝刊5面「社説」より)
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※11/21学習会「延期」のご案内
11月21日(土)に予定されていた学習会は
講師・山崎久隆さんのやむを得ない事情のため「延期」致します。
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※11/20(金)首相官邸前抗議-第173回
北に中央構造線、南に南海トラフ、大地震が予想されるこの地域で、佐田岬半島の人々
のマトモな避難計画もないままの認可という暴挙!伊方原発再稼働やめろ!
日時:2015年11月20日(金)18:30から20:00
場所:首相官邸前、国会正門前
呼びかけ:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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┗■1.交渉の途中で「時間だから出て行け」という強圧的態度は許さない!
| 四国電力伊方原発3号機の再稼働を止めよう!
| 11/18第2回四国電力東京支社抗議行動
└──── 久保清隆(再稼働阻止全国ネットワーク)
◎ 18日、第2回四国電力東京支社抗議行動を行ないました。雨模様にもかかわらず大
勢の方の参加がありました。やはり、「川内に続いて伊方もか」の危機感があるようです。
集会に先立ち、5人の方々が申し入れ行動を行いました。「再稼働阻止全国ネットワー
ク」と「反原発自治体議員・市民連盟」が『申し入れ書』を読み上げ、手交しました。
◎ 四国電力は、前回の「申し入れ」に対し本社広報部から回答がきました。このことは
他の電力会社になかったことで特筆すべきことかも知れませんが、肝心の回答の中身は
お寒いものでした。
例えば、再稼働の必要性の問いには「エネルギー資源の大部分を海外に依存している
から」とか、基準地震動や地盤の安定性については「原子力規制委員会による審査にお
いて新規制基準への適合性が確認されている」とかいう他人任せの回答です。
また避難問題についても政府の原子力防災会議の計画が具体的、合理的なものと答え
ています。しかし、集会中の電話インタビューで地元の方が答えていましたが、原発が
破壊されるような大地震の地からの漁船での避難はありえない、机上の計画だと言い切
っていました。四国電力は本当に住民の安心・安全について真剣に考えているのかと疑
がわざるを得ないものです。
◎ 四国電力に一つ忠告しておきたい。今回、話し合いの途中にもかかわらず、業務担
当責任者なるものが突然あらわれ「時間だから出て行け」と強圧的態度で私たちを排除
しようとしたことだ。交渉ごとは互いの配慮と譲り合いで成り立っているものだ。今後
こうした対応が続くなら許すことはできない。交渉の場でも、集会の場でも発言があっ
たが、これからも何度も何度も来て私たちの反原発の意志を突きつけるだろう。
☆次の四国電力東京支社抗議行動は
12月16日(水)18時30分からです。大手町の東京銀行協会ビル前に集まってください。
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┗■2.原発再稼働反対は52.7%という住民はがきアンケート結果を尊重せよ!
| 伊方原発3号機の再稼働するな! 原発路線から撤退を!
| 伊方原発3号機再稼働中止の為の申し入れ書
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
2015年11月18日
四国電力株式会社 取締役会長 千葉明殿 取締役社長 佐伯勇人殿
再稼働阻止全国ネットワーク
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5階
たんぽぽ舎気付)070-6650-5549
1.私達、再稼働阻止全国ネットワークは、本年10月21日、貴社東京支社に対して
「申し入れ及び質問書」を提出いたしました。その文章の中において、地震断層帯中央
構造線の直近に伊方原発があること、住民の避難、近隣市町の住民避難などの問題を指
摘しました。
更に「原子力規制委員会田中俊一は、~規制基準の合格は原発の安全を意味しない~を
繰り返している」と指摘しました。更に「原発事故の責任を貴社は取れますか」と質問
しました。
この質問に対し貴社広報部 奥田昌三氏より「新規制基準の適合性が確認された」「避難
計画は、政府の原子力防災会議において具体的、合理的であると了承された」「原発事故
の賠償は原子力損害賠償の保険制度、原子力損害賠償機構の資金援助等を利用して当社
が賠償する」との回答がありました。
2.この回答には、残念ながら、「伊方原発は安全である」という表現はどこにもあり
ませんでした。福島原発過酷事故を見れば、原発の稼働には、「相対的安全性」ではなく
、「絶対的安全性」が要求されているのです。これが原発事業者に常識化してないと
ころが最大の問題点なのです。原子力規制委員会田中俊一は「原発事故の責任者は電力
事業者である」と繰り返しているのです。
貴社が回答した原子力損害賠償保険制度による保険金はいくらですか?
たかだか2~3千億円程度ではありませんか。原子力賠償支援機構は結局のところ、国
民の税金ではありませんか? 福島事故の補償はいくらかご存知ですか?数兆円の規模
であり、10兆円でも不足と言われているのです。
つまり、貴社広報部の回答の中身は、全て他者任せであり、原発を稼働するという当事
者としての責任感はみじんも感じられず、感じるのは「危険のオーラ」だけです。
3.今回の申し入れについては、多くは語りません。
「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」が本年実施した、住民はがきアンケートにお
いて、原発再稼働反対は52.7%、賛成は26.8%でした。この意見を尊重してください。
再稼働前に、原発30キロ圏自治体で公開住民説明会を開いてください。
佐田岬半島5000人避難の具体的内容を、住民説明会で明示してください。
貴社が「伊方原発は絶対に安全である」と断言し、「万一の事故時は全社員が最大の責
任を取る」「30キロ圏住民の説明会において納得の上に於いて再稼働をする」と宣言して
ください。
誠意ある回答があるまで、今後とも貴社への抗議、申し入れ、質問は重ねて行きます。
伊方原発3号機の再稼働はしないでください。原発路線から撤退してください。
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┗■3.抗議行動のハシゴなんてしなくていいように、今、頑張るしかないね
| 11月13日第172回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
◯ 今日も今日とて抗議のハシゴ、いつかは、楽しいハシゴをと、初冬イチョウ並木に
佇む金曜の夜でございます。
なんか、今にも降り出しそうな空模様の中、関電前で恒例の抗議を早めに切り上げ、
経産省前へ。
今日も「テント撤去反対 経産省前抗議」にも参加。忙しいです。
経産省が終わると、とっとと官邸前抗議へ、抗議のハシゴだね。
昔は、本牧(神奈川県横浜市)でお酒も飲めないのに、Barのハシゴをしたもんですが、
今は、抗議行動のハシゴだもんね、あの頃には考えもしなかった。
あの頃には帰れないけど、抗議のハシゴなんて、しなくていいように、いつかなる様
に、今、頑張るしかないね。その時は、カラオケのハシゴかな^_^。
◯ さて、何時ものように、希望のエリア、国会前、官邸前、また国会前へと、ウロウ
ロ。途中常連さんが声を掛けてくれる、最近気になるのは、何時も来ていた、制服向上
委員会ファンのアナーキストさんが見えない事、何時も、日音協の人達と歌っていたの
に、もう半年位姿を見ない。お仕事が忙しいだけなら良いのだけど‥。次回は会えると
いいな。
◯ さてさて、国会前へ向かう途中、石垣に腰掛け、隣に「ガラスバッジ、ここが問題
だ!」というタイトルのプラカードを立てて、傍に同じタイトルのビラを置いている人
がいた。ビラを貰って、ちょっと読んでみたけど、これは、じっくり読んだほうが、良
さそう。で、ビラは畳んで、電車で読むことに。「放射線被ばくを学習する会」とビラに
書いてある、学習会も開いているそうだ。
私が、「“原発、有るんだからしょうがないんじゃない?”って言う様な人に、なかな
か自信を持って、話す事が出来ないんです」って言うと、「たんぽぽの人が、それじゃダ
メだよ、勉強してね。」と言われました。
はぁ、やはり、解ってはいました。“勉強、嫌いなんでスゥ”なんて言ってる場合じゃ
ないね。帰りにこのビラ読み込むぞぉ、と意気込む、私でした。
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┗■4.新聞より
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◆原発ゼロへ再考を 原子力は高くつく
きょうは原発推進の人たちにとくに読んでいただきたい。原子力発電は結局、高く
つく。そろばんを弾(はじ)き直し、原発ゼロへと考え直してみませんか。
やっぱり金食い虫でした。
原子力規制委員会が日本原子力研究開発機構に示した、高速増殖原型炉「もんじゅ
」の運営を「ほかの誰かと交代せよ」との退場勧告は、その操りにくさ、もろさ、危険
さを、あらためて浮かび上がらせた。
そして、本紙がまとめた「核燃料サイクル事業の費用一覧」(17日朝刊)からは、もん
じゅを核とする核燃料サイクルという国策が、半世紀にわたって費やした血税の大きさ
を実感させられる。
■巨費12兆円を投じて
原発で使用済みの核燃料からプルトニウムを抽出(再処理)し、ウランと混ぜ合わ
せてつくったMOX燃料を、特殊な原子炉で繰り返し利用する-。それが核燃料サイク
ルだ。
その上もんじゅは、発電しながら燃料のプルトニウムを増やしてくれる。だから増殖
炉。資源小国日本には準国産エネルギーをという触れ込みだった。
それへ少なくとも12兆円以上-。もんじゅの開発、再処理工場(青森県六ケ所村)建
設など、核燃サイクルに費やされた事業費だ。
国産ジェット機MRJの開発費が約1800億円、小惑星探査機「はやぶさ2」は打ち上
げ費用を含めて290億円、膨らみ上がって撤回された新国立競技場の建設費が2520億円
…。
12兆円とはフィンランドの国家予算並みである。
■1日5500万円も
ところが、もんじゅは事故や不祥事、不手際続きで、この20年間、ほとんど稼働し
ていない。止まったままでも1日5500万円という高い維持管理費がかかる。
もんじゅは冷却に水ではなく、大量の液体ナトリウムを使う仕組みになっている。
ナトリウムの融点は98度。固まらないように電熱線で常時温めておく必要がある。17
00トンのナトリウム。年間の電力消費量は一般家庭約2万5千世帯分にも上り、電気代
だけで月1億円にもなるという。
発電できない原子炉が、膨大な電力を必要とするという、皮肉な存在なのである。
もんじゅ以外の施設にも、トラブルがつきまとう。さらなる安全対策のため、再処理
工場は3年先、MOX燃料工場は4年先まで、完成時期が延期になった。MOX燃料工
場は5回目、再処理工場に至っては、23回目の延期である。
研究や開発は否定しないが、事ここに至っては、もはや成否は明らかだ。これ以上お
金をつぎ込むことは是とはされまい。
核燃料サイクルが、日本の原子力政策の根幹ならば、それはコストの面からも、根本
的な見直しを迫られていると言えそうだ。
欧米で原発の新増設が進まないのは、3・11以降、原発の安全性のハードルが高く
なったからである。
対策を講ずるほど費用はかかる。原発は結局高くつく。
風力や太陽光など再生可能エネルギーにかかる費用は普及、量産によって急速に低く
なってきた。
国際エネルギー機関(IEA)の最新の報告では、太陽光の発電コストは、5年前よ
り6割も安くなったという。
ドイツの脱原発政策も、哲学だけでは語れない。冷静に利益を弾いた上での大転換だ。
原子力や輸入の化石燃料に頼り続けていくよりも、再生エネを増やした方が、将来的
には電力の値段が下がり、雇用も増やすことができるという展望があるからだ。
■そろばん弾き直そう
核燃料サイクル事業には、毎年1600億円もの維持費がかかる。
その予算を再エネ事業に振り向けて、エネルギー自給の新たな夢を開くべきではない
か。
電力会社は政府の強い後押しを得て、核のごみを安全に処理するあてもまだないまま
に、原発再稼働をひたすら急ぐ。
金食い虫の原発にこのまま依存し続けていくことが、本当に私たち自身や子どもたち
の将来、地域の利益や国益にもかなうのか。政治は、その是非を国民に問うたらいい。
持続可能で豊かな社会へ向けて、そろばんをいま一度弾き直してみるべきだ。
(11月19日東京新聞朝刊5面「社説」より)
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