たんぽぽ舎から TMM:No2651
- 2015年 12月 1日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2651】
2015年12月1日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.八幡浜市(愛媛県)での署名活動に2回参加して
~たしかな手ごたえ、希望を感じて・・
奥野節子(再稼働阻止全国ネットワーク)(たんぽぽ舎会員)
★2.(速報)第21回「福島県民健康調査検討委員会」(11月30日)の結果:
これまでの合計で152人の子どもに甲状腺ガン(ほぼ確実の疑いを含む)が
発見されています(前回8月末は137人) 田中一郎
★3.【コメント】オウム教と原子力ムラの共通性
オウム教は典型的な日本の効率的な「企業」であった
上岡直見 [環境経済研究所(技術士事務所)]
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆12/13報道写真家・樋口健二氏講演会
写真家が見た原発作業員 闇に消される原発被曝者
場所:田無公民館 主催:西東京市民会議
◆12/17福島地検前行動&県内集会
11:30より福島地検に上申書提出 13:00より集会:福島市市民会館
問い合わせ:福島原発告訴団
★5.新聞・機関紙より3つ
◆沖縄への暴力 鎌田 慧 (12月1日東京新聞朝刊27面より)
◆高浜原発→関電本店デモ 大津市で歓迎集会
(「週刊 新社会」12月1日より転載)
◆核燃サイクル 延命へ新体制 経産省案 国の関与強化
(12月1日東京新聞朝刊2面より)
★6.テント日誌11月28日(土) 経産省前テントひろば1540日
第二テントに反原発美術館が開設される
福島ではまだ若い50代の人が心筋梗塞で亡くなるケースが多い
(I・K)
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※明日です! ご参加下さい!
12/2東電は原発事故の責任をとれ!第26回東京電力本店合同抗議行動
東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
原発再稼働は日本を滅ぼす
日時:12月2日(水)18:30より19:30
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約122団体
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┗■1.八幡浜市(愛媛県)での署名活動に2回参加して
| ~たしかな手ごたえ、希望を感じて・・
└──── 奥野節子(再稼働阻止全国ネットワーク)(たんぽぽ舎会員)
11月14日(土)から16日(月)、2泊3日で「住民欺き・見せかけの伊方原発再稼働地
元同意」を打ち破るための住民投票を実現する八幡浜市民の会の行動に参加(1回目)し
ました。〔14日(土)は事務所のもろもろの仕事を手伝いました〕
◎15日(日)午前中、八幡浜市の市民の方と一緒に家まわりをしている時のことです。ベ
ルを押し、趣旨説明をしましたが、出てきた若い女性に何の反応もなく断わられ、ドア
を閉め次の家に向かっていると、あわてふためいて男性(お父さんでしょうか)が「待っ
てください」と追いかけてきました。「市長の住民無視の“同意”に怒っている、署名し
ます」とのこと。私が母印でも良いですと言うにもかかわらず、「印鑑をとってきます」
と家まで戻り捺印して下さいました。
他にも市長の独断“同意”に「民主主義ではない」と怒りをあらわにして捺印して下
さった方が数人、すでに署名をなさった方も何人かみえて、みなさんからにこやかに「が
んばって」と言われました。思いは同じだと、目の前が明るくなりました。
◎16日(月)、昼過ぎの行動で、飲食店でのことです。お年寄りの女性に声をかけると、
趣旨説明は聞いてくれましたが、いわく「私も反対ですが、何をやってもだめなんじゃ
ないですか」との返事。署名は無理と思い「私も止められないと思うことがありますが、
このままでは若い人や子供たちに申し訳ないと思い、やっています」と言うと、何も言
わず用紙にさっと書いてくれました。
手ごたえを感じた1回目の2日間でした。
◎原発について今、あちこちで「地殻変動」が起きていると感じたのは、2回目に行っ
た時の愛媛の市民の反応からでした〔11月22日(日)~25日(水)〕。
今、私は希望を感じています。
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┗■2.(速報)第21回「福島県民健康調査検討委員会」(11月30日)の結果:
| これまでの合計で152人の子どもに甲状腺ガン(ほぼ確実の疑いを含む)が
| 発見されています(前回8月末は137人)
└──── 田中一郎
前略,田中一郎です。下記のとおりです。
口頭での説明で、先行検査(1巡目検査)で、悪性ないし悪性疑いの例が1例追加、手
術済みが2例追加とのことでした。なので、前回(第20回)「福島県民健康調査検討委員
会」資料のデータ=113人(良性含む)に1人プラスして114人(良性含む)が先行検査(1
巡目検査)での悪性ないし悪性疑いの件数となります(良性を除くと113人)。
ちなみに、本格検査(2巡目検査)では、今回新たに14人がガン、またはガンの疑い
とされ、前回25人とあわせて39人がガン、またはその疑いとされています。
従って、先行検査(1巡目検査)と本格検査(2巡目検査)を合計すると、113人+39人
=152人(良性を除く)の子ども甲状腺ガン(ほぼ確実の疑いを含む)となりました。
◎甲状腺検査2巡目の結果報告 – NHK福島県のニュース
◎福島の11人、新たに甲状腺がんと診断 合計115人に:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASHCZ61VFHCZUGTB00P.html
◎第21回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成27年11月30日)の資料について
-福島県ホームページ
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-21.html
(甲状腺検査:本格検査=2巡目結果)
(12月1日田中一郎氏のメールより)
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┗■3.【コメント】オウム教と原子力ムラの共通性
| オウム教は典型的な日本の効率的な「企業」であった
└──── 上岡直見 [環境経済研究所(技術士事務所)]
2015年11月27日、東京高裁は東京都庁爆弾事件(1995年5月)に関してオウム教元
信者の被告に対する控訴審で無罪判決を言い渡した。
事件は、原発と関係ないのでこれ以上は触れないが、判決を受けて各メディアで識者
がコメントしていた中で共通した認識は、オウム教は特異なカルト集団という前提であ
る。しかしオウム教は決して特異ではない。
むしろ典型的な日本の効率的な「企業」であった。信者の「仕事」は縦割りで細分化
され、自分の考えを持たずに命令されたことを真面目に実行する者が評価されていた。
毒物・危険物を製造していても、教祖の命令という大義名分で自分の行動を正当化し
ていた。
それは原子力ムラとどこが違うのか。「教祖」を「経営者」と置き換えれば全く同じ
ではないか。
オウム教は、常識人からみれば荒唐無稽としか思えない教義や決まりに従って行動して
いたが、原子力ムラも同じだ。
原子力ムラにも理工学の高度な知識を持つ者が多くいて、局部的にみれば真面目に
仕事をしている。
だがオウム教もそうだった。「原子力ムラはオウム教である」という枠組みでみるこ
とによってその本質がよく理解できるのではないだろうか。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆12/13報道写真家・樋口健二氏講演会
写真家が見た原発作業員 闇に消される原発被曝者
日時:2015年12月13日(日)14時より17時 (13時30分開場)
場所:田無公民館 視聴覚室(3階) 西武新宿線田無駅南口徒歩2分
主催:西東京市民会議 問合せTEL 042-460-8899(鈴木治夫)
平成27年度西東京市公民館市民企画事業
事前申込不要 先着順 資料代:100円
◆12/17福島地検前行動&県内集会
福島原発告訴団が2013年に、法人としての東京電力と東電役員・元役員32名を公害
罪で福島県警に告発した汚染水放出事件が、今年10月に福島地検に書類送検されまし
た。福島地検が起訴することを求めます!
12月17日(木)11:00より 福島市 福島中央郵便局前の森合町緑地に集合
11:30より 福島地検に上申書提出
13:00より 集会:福島市市民会館5階501室 参加無料
甫守一樹弁護士による汚染水放出事件上申書の解説、
刑事裁判の支援について等
14:00 終了予定
お問い合わせ:福島原発告訴団 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
電話 080-5739-7279 メール 1fkokuso@gmail.com
ブログ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
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┗■5.新聞・機関紙より3つ
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◆沖縄への暴力 鎌田 慧
沖縄・辺野古では、海に「臨時制限区域」がつくられ、建設工事に反対するひとた
ちの抗議のカヌーを、海上保安庁の職員がひっくり返したり、海に沈めたり、首をしめ
たり、あらん限りの暴力がふるわれている。
陸上では、東京から派遣された機動隊(わたしたちが若いころ恐れていた「鬼の四機」
も行ったようだ)が、座り込んだ住民を排除して、骨折などのけが人もでている。
「海でも陸でも、集団的テロだ」と那覇在住の建築家・真喜志好一さんが怒っている。
「逮捕して留置場には入れるけど起訴はされない」。国の非道を法廷で暴露されるのを嫌
がっているからだ、とは真喜志さんの解釈だ。
翁長雄志(おながたけし)知事は、県民とともに、国の横暴に真っ向から立ちむかって
いる。沖縄の民意をまったく認めない安倍内閣は、憲法92条「地方自治の本旨」に違反
している。国と地方自治体は対等なのだから。
戦争法は憲法9条違反。原発再稼働は、25条の「国民の生存権」に違反である。米国
の戦争のための米軍基地建設は、戦争法と連動している。秘密保護法や国民総背番号制
のマイナンバー。主権者が知らないうちに政治がすすむのは、民主主義ではない。失礼
ながら、わたしは、「ならず者内閣」と名付けている。
憲法を護って欲しい。 (ルポライター)
(12月1日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
◆高浜原発→関電本店デモ
大津市で歓迎集会
福井県高浜町の関西電力高浜原発を11月8日に出発して大阪市の関電本店に向う
「再稼働阻止リレーデモ」は8日目の15日、滋賀県大津市で歓迎集会に迎えられた。
朝の出発地・JR湖西線の駅前には幼い子ども2人を連れて参加した若い夫婦ら30人
が集結、晴れ渡った琵琶湖西岸を南下。沿道で手を振り、地元の方がひとり、ふたりと
デモに加わり、総勢55名のデモ隊となった。
デモ隊は、昼には三井寺の広場で脱原発のお母さんたちが毎月開いている「オーガニ
ック祭り」を訪問、連帯・交流を深めた。その後大津市内を練り歩き、午後3時に大津
駅前の教育会館で待ち受ける「リレーデモ滋賀歓迎集会」に参加した。
集会では、元学校職員の女性が、「80歳で歩けるかと思ったが、これで倒れたら本望と
思って高浜から歩き続けた。関電に負けるわけにいかない」と発言、拍手がわいた。
最後にさよなら原発・びわこネットワークの稲村守事務局長が滋賀県内5日間で延べ
300人がデモと集会に参加したことなどを報告、「明日の滋賀県と大津市への申入れ、京
都へのバトンタッチデモを成功させたい」と述べた。(滋賀発)
(「週刊 新社会」12月1日より転載)
◆核燃サイクル 延命へ新体制 経産省案 国の関与強化
原発の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル事業をめぐり、経済産業省は30
日、サイクル事業の中核である再処理事業の実施主体を、電力会社が出資する日本原燃
(青森県)から、国が監督する新たな認可法人に移すことを柱とした案を有識者会議に
示し、了承された。日本原燃は、新認可法人から事業委託を受けて存続する。
新たな案では、新認可法人は電力会社が発起人となって設立され、経産省の監督下に
置かれる。認可法人は国の許可なく解散できないため、サイクル事業への国の関与が強
くなる。
電力会社が新認可法人に拠出金を支払うことも義務付ける。来年4月から電力の小売
りが完全自由化され、競争激化で大手電力会社の経営が悪化しても再処理事業を継続で
きるようにすることが狙い。政府は今後、国民からの公募意見を踏まえて正式決定し、
来年の通常国会に関連法の改正案を提出する方針。
ただ、日本原燃の再処理工場はトラブル続きで完成が23回先送りされ、いまも未稼働
のまま。運営体制の見直しを迫られている高速増殖原型炉もんじゅを含め、サイクル事
業の実現性が疑問視されているにもかかわらず、国が実質的な延命策を講じた形だ。
核燃料サイクル継続への批判を意識して、新認可法人には、外部有識者が入った委員
会を設置して効率的な運営を促すことも明記された。
ただ、外部委員の人数構成などは未定で、この日の会議では有識者から「外部の人が
過半数を占める構成にするべきだ」との意見があった。
(12月1日東京新聞朝刊2面より)
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┗■6.テント日誌11月28日(土) 経産省前テントひろば1540日
| 第二テントに反原発美術館が開設される
| 福島ではまだ若い50代の人が心筋梗塞で亡くなるケースが多い
└──── (I・K)
10時過ぎテントに着いたらYさんと泊り明けのTさんが待っていてくれた。午前中は
いつものようにひっそり。
昼近くなってアースパレードに参加する人などが寄って下さった。
そしていつものメンバーS子さん・Oさんなどが来てくれてだんだん賑やかになった。
昨夜、郡山の金曜行動応援に行ったYさんも郡山の名物薄皮饅頭をお土産にやってき
た。福島ではまだ若い50代の人が心筋梗塞で亡くなるケースが多いこと、放射能の話が
タブーになってきていることなど話してくれた。でも皆気になっているのですね。
持って行ったテントニュースを受け取る人が多かったとのことです。
Oさんはテントで花や風景のスケッチをしているのですが、外務省脇の銀杏やけやきの
紅葉の仕方が毎年違うのだと言っていました。観察力が違うのだなぁと感心する。
第2テントでは早川由美子さんや他のアーティストが集まって反原発美術館開設の準
備会議らしきことが行われていた。どんなものが出来るのか楽しみです。
今日は快晴で風もあまりなく過ごしやすかったが、2時過ぎにお日さまが隠れるとや
っぱり寒さが身に沁みます。
泊りの人も早めに来てくれ、人が多かったので安心してS子さんと私は3時少し前に
テントを後にした。
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